表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
51/158

第46話:あり得ない出会い

 俺達が村に戻ってみるとやけに村が騒がしかった。いや、まあ元々騒がしかったんだけど。それ以上というか。


「あの、どうかしたんですか?」

「おお、これは勇者様。いえね、わが村の天使様が帰還なさったんですよ」

「天使?」

「ええ。ちょうどあなた様と同じ、黒髪黒目でしてね。我らが危機を救って下さったんですよ。ほら、あそこに見えるでしょう?」

「ん?あれ?」


 俺の視線の先にはたくさんの人だかりの中で、笑っている女性がいた。しかもその姿が俺の知っている人と酷似していた。その笑顔、その仕草。総てが似ていた。

 でも、そんなことはあり得ない。だってその人は――――もうすでに死んでしまっているんだから。


「嘘、だろ?」

「クロ?どうかしたんですか?」


「大丈夫ですか?お加減でも?」


「え……?」


 その女性は俺達の目の前に現れた。もうここまで行くと間違えようがない。この人は――――


「姉さん……?」

「もしかしてあなたは、黒谷なの?」

「そんなどうして、確かに姉さんは死んでいたはずなのに。どうしてこんな所にいるんだよ!?」

「……どういう事?それよりもどうしてあんたがこの世界にいるの?」


「あの、取り敢えず移動しません?ここだと迷惑でしょうし」


「あら、カリアちゃん。お久しぶり」

「お久しぶりです。ここだと色々目立ちますので、取り敢えず我が家に」


 その後、俺は少し怯えながらもカリアさんの家にお邪魔して椅子に座った。そして色々と話し合ったんだけど、どうにも埒が明かない。そう思っていた所に意外な人物が現れた。


「二人の疑問には私が答えちゃうよ!」

「神様」


 そう、神様の登場でした。……この場は収拾着くんだろうか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ