第15話:セイバーとの闘い
お気に入り登録していただいた皆様、ありがとうございます。これからも面白くするために奮闘したいと思いますので、意見などよろしくお願いします。
「それでは両者、準備は良いかい?」
「俺は構いません」
「私達も大丈夫です」
「それじゃ、試合開始!」
翌日の午後、闘技場は昨日と同じくいやさらに増えたかな?大量の人でにぎわっていた。俺の前には三人がそれぞれ自分の武器を持っていた。
皆それぞれの名前?と同じ武器を持っていた。セイバーさんは剣。ランサーさんは槍。アーチャーさんは弓と。矢は持ってないから魔術を使うのかな?
「初手は私が行かせてもらいます!」
「あなたですか。それなら早速ですけど、これを使わせてもらうとしましょうか」
俺は剣に聖属性を纏わせて強化した。そしてセイバーさんの剣を何とか全て凌ぎきった。この人なんなの!?ガウェインさんなんかちょっと目じゃないレベルだよ!?
「さすがにお強いですね」
「あなたも早く奥の手を見せて下さい。それを見たいが為に私が挑んだのですから」
「仕方ないな。それなら二つ、お見せするとしましょう」
俺は周りに聖剣を大量に生み出した。これだけならまた昨日と同じ事をするのか、と思うだろう。
だけど昨日創った聖剣の数は六百三十五本。今回創りだした数は、なんと千本だ。
「汝、全ての聖剣を凌駕せし原初にして真の聖剣なり。来たれ、真聖剣!」
創り出した聖剣の全てが砕け、そしてそこに内蔵されていた聖なる波動が剣に集まってきた。
総てを完全に吸収すると、剣が光り輝き全く違う形に変化した。それはただ存在するだけで強烈な聖なる波動を放ち続けていた。
「まずこれが一つ目。さて二つ目はこれですよ。今我が袂に来たれ『黒竜ヴリトラ』」
俺から黒の力が放出され、そしてそれは段々と形を作っていた。黒い竜へと。
――――ガアアアアアァァァァァアアアアアアッ!
黒い竜は咆哮を上げた。今の彼らには気づかないことだったが、この咆哮ははるか遠い魔王領の魔王にも聞こえていた。というか、魔王もこの戦いを見ていた。
「さて次は、と。我が身に纏え『黒竜鎧化』」
ヴリトラはその形を解き、俺に鎧の形でまとわりついた。完成しきったその鎧は、さっきの竜の姿をそのまま人間の形にした感じだった。
「準備は終わったけど。さあ、どうする?<剣>さん?」
はい、また更に主人公のチートぶりが発揮された瞬間でした。それでは本日の投稿はここまで。出来ればまた明日、お会いしましょう。




