4人の会話
突発企画 まどマギのタイトル繋いで小説書いてみた。
4人の会話
4人の設定
部長(お花畑) ボク(現実) シガ(直球) サイトウ(科学)
一発書きなんで設定とかぶれてるかもしれません。
後キャラが分かりずらいのは仕様
その日、ボクは何時も通り部活に参加していた。
「夢の中で逢った、ような……」
いきなり部長が電波な事を言い出した。
「どうしたんですか部長、いきなり電波なことを言い出して」
ボクが突っ込む前にシガさんの鋭いツッコミ。
「いや、今日転校して来た奴がいたじゃない? その人が昨日の夢に出て来た気がして、そうだったら、それはとっても嬉しいなって」
「いやいや、何が嬉しいのか私にはさっぱりなんですが」
サイトウさん、もっと言ってやってください。部長の頭の中は何時もお花畑なんですから。
「だって~、あたしたちって運命的な出会いしてるじゃない? だったらあの転校生も、あたしたちの部に入ってくれないかな~って」
「それは入ればの話です。それに、ボク達の出会いなんて文庫化しても10冊ぐらいにしかなりませんよ」
「それだけの量があれば十分運命的な出会いだろ!」
「シガさん、最近では10冊超えるなんて普通です。インデックスとか生徒会と比べれば、ボク達の出会いなんて、むしろ平凡を通り越して劣悪です」
「劣悪は酷いです。せめて諸悪と言って欲しいです」
「部長、諸悪と言うのは全ての悪事の事ですよ。まあ、確かに部長がいれば、国家権力とかもう何も恐くないですが」
サイトウさんはマイペースでいいですね。でも、確かに部長さえいれば国家権力どころか、某北の国くらい数分で方が付きそうですね。
「話を戻しますが部長のそれは予知夢ですか?」
「そうそう、それそれ」
「予知夢と言うのは、今まで経験した事を夢で整理している際に、その一部が記憶に残り、次の日、またはそれ以降に夢と同じような状態、状況になった際、予知夢だと誤認してしまう。と言ったところでしょうか」
「サイトウの説明だと夢も希望もないな」
「奇跡も、魔法も、あるんだよ!」
「部長はそろそろ大人になれ」
「シガとサイトウがいじめる~」
部長がボクに助けを求めるべく、抱きついてきた。
ああ、部長の膨らみがボクに押し付けられている。ああ、部長可愛いな~。これは、逮捕されても仕方ない。しかし! 後悔なんて、あるわけない。
「部長、慰めるどころか、胸を押し付けられて喜んでますよ」
「そんな!? 皆であたしを苛めるなんて、ここはあたしの部なんだよ! こんなの絶対おかしいよ」
ああ、膨らみが離れて行く…… ハッ! ボクは今まで何を?
ヤバイ、部長の膨らみは性別を問わず催眠効果があるのを忘れていた。
「部長は現実世界と向き合えていますか? 本当の気持ちと向き合えますか? 脳内世界は現実ではありませんよ?」
「あたしって、ほんとバカだけど! 流石にそのバカにされ方は腹が立ちますよ!」
「大丈夫です。部長をバカにはしていません。からかっているだけです」
「それはもっと酷くなってるよ! あたしを苛めるなんて、そんなの、あたしが許さないよ」
「何言ってるんですか部長、ボク達は愛でているだけです。決して辱めている訳ではありません」
「もう誰にも頼らない! 一人で生きて行く!」
あちゃ、部長が拗ねてしまった。
これはそろそろフォローが必要だろう。
「部長、そんな悲しいこと言わないでください。部長はボクたちの、最後に残った道しるべなんですから」
「グスッ。本当?」
「ええ、本当です」
「ええ、部長はわたしの、最高の友達ですよ」
「えへへ、皆大好き!」
今日も4人の部活。
それ以上でも、それ以下でも無い、日常。
ボク達は、それを繰り返し、繰り返し、いつか終りが来るまでは、日常を繰り返して行くのだろう。
書いてみた物の使いどころがない。
というか、もう思いつきで書きなぐっただけなんで気にしないで楽しんで頂けたら幸いです。