表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
流星のもとで 脚本  作者: 草渚 暁
メインストーリー
1/2

25.6.8更新 ドア!!ドアドア!!

D-85 104年春待28日

登場キャラクター:蘭、かむれ、あずき、舞、ワンダ

蘭・あずき・舞が屋敷の中で迷子になってる様子のかむれを見つけた後の場面。

廊下で出会い頭に衝突しそうになる蘭とかむれ

蘭「!…待って、何もしないわ!ゆっくり出ておいで。」

かむれ「ご、ごめんなさいなの…。びっくりしちゃったなの…。きづいたらここにいて、お、…お人間さんをはじめてみたから…。」

蘭「大丈夫?落ち着いたかしら。驚かせてごめんね。」

かむれ「あ、あなたなの…?かむれを呼んだの…。」

蘭「…?…ごめんなさい、なんのことだかわからないわ。私は誰も呼んでいないし…。」

かむれ「ええっと…た、たすけがほしいとねがったのはあなたなの?」

蘭「…ええ、それなら…私、かも知れないわ、でも…。」

かむれ「…わかった。あなたなのね。よかったの…、ちがったらどうしようかだったの…!えっと、…かむれの力いるんでしょ?お手伝いするの!」

蘭「…?どういうことかしら。」

かむれ「よばれたようせいはね、よんでくれたひとのねがいをかなえるおてつだいをするの!かむれはあなたに手を貸すの。」

蘭「…そう、あなたは私の願いを叶えるためにきてくれたのね。ありがとう、嬉しいわ。」

かむれ「かむれはあなたのねがいを叶えるためにきたから、叶えるまでずっと一緒にいるの。てつだうの。」

蘭「…ありがとう。」

あずき「おねーちゃんー!やっぱいないよー!」

かむれ「!?」

蘭「あら、あずき。妖精さんはここにいたわ。舞にも伝えて。ジュースでも用意してもらえるかしら。すぐリビングに行くから。」

あずき「はーい!じゃあリビングで待ってるねー。」

蘭「ええ。…あなた、名前は?私は蘭よ。」

かむれ「…かむれっていうの。」

蘭「かむれね。分かったわ。じゃあリビングに行くわよ。そこでジュースでも飲みながらお話ししましょう。あなたのことをあずきや舞にも伝えないといけないからね。」

かむれ「わかったの…!あ、これ、あげるの。」

蘭「これ…なあに?」

かむれ「かむれの力が入ってる宝石なの。お願い事と引き換えにあげるなの。」

蘭「…分かったわ、ありがとう。」


リビングにて

舞「蘭様、無事会えたんですね。よかったです。」

蘭「ええ。」

あずき「あなた、名前なに?私あずき!」

かむれ「か、かむれはね!かむれっていうの…!」

あずき「かむれちゃん!?可愛いお名前ー!」

かむれ「ぁああ、ありがとなの!」

あずき「こっちは舞さんだよ!」

舞「こんにちは。よろしくおねがいしますね。」

かむれ「よ、よよよよろしくなの!か、かむれなの!」

蘭「ふふ、大丈夫よ、かむれ。そんな慌てなくても。」

あずき「かむれちゃんはどこから来たの?!やっぱり妖精なの?飛べるの?」

かむれ「か、かむれはようせいなの!とべるなの!これがはねなの!」

あずき「わぁああ綺麗な羽…!!」

かむれ「かむれはようせいかいのスピリチュニアってところからきたの。」

あずき「妖精界って言う世界があるんだね!?たくさん妖精さんいるの?!」

かむれ「う、うん、みんな妖精なの!」

あずき「へええ行ってみたいなぁ…!どうやってここに来たの?飛んできたら迷っちゃったの?」

かむれ「えっとね、蘭が呼んでくれたの!よーせーはね、お願い事叶えたい人のね、おてつだいするためにね、おねがいごとんーってねがったら呼ばれるの!そのおてつだいのために。」

あずき「へええ、じゃあおねえちゃんのお願い事叶えるために来たんだ。おねえちゃん何をねがったの?」

蘭「…ふふ、内緒よ。そうだ、舞。さっきの妖精さんはどう?」

あずき「ええー、なにそれ〜気になるじゃんー。」

舞「怪我の手当てが終わって、客室で寝ていらっしゃいます。熱はないようなので」

かむれ「さっきの…ってワンダ!?ワンダなのなの!?」

蘭「知り合いかしら?」

かむれ「ワンダ、かむれと手つないでたから一緒にきたかもなの。黄緑の羽の子なの?」

あずき「うんそうだよ!」

かむれ「ワンダ、おけがしたの…!?」

蘭「どうやら、羽が破れてしまったみたいよ。」

かむれ「?!つれてって!どこにいるなの?!かむれならなおせるの…!たぶん」

舞「ええ、案内しますよ。こちらです。」


客室前にて

舞「こちらの部屋です。すみませんが、私は夕食の支度がありますので、これで失礼しますね。何かあったら呼んでください。」

かむれ「あ、ありがとなの!」


リビングにて

ワンダ「ソフトクリーム!!!」リビングにいる蘭とあずきにも聞こえる声量

あずき「な、なんか聞こえなかった…?」

蘭「…な、なにかしらね。」


客室にて

ーここにかむれによる治療と状況説明が入るー

ワンダ「えーとつまり?かむちゃんが蘭ちゃんに呼ばれたからここに来たってこと?」

かむれ「たぶん、そういうことなの。」

ワンダ「蘭ちゃんがねがいごとしたから?」

かむれ「うん。かむれはそのてだすけのためによばれたの…たぶん。」

ワンダ「…私が来たりゆうは?」

かむれ「…たぶん、たまたまおててつないでたからなの…。」

ワンダ「…(私にはりっぱなしめいとかないの…!?)」

かむれ「うー、ごめんなの…!でもかむれはワンダちゃんがいてくれる方が安心なの…知らない人こわいの…!」

ワンダ「じゃ、じゃあ私の役目はかむちゃんを守ることね!」

かむれ「よろしくたのむの…!」

ワンダ「…よし、じゃあ元気になったし、私もこのすみかの子にお元気ね!って言いたい!」

かむれ「ん!お礼するなの!」

ワンダ「で、入口どこ?」

かむれ「…かむれ、どこから入ってきたなの…?」

ワンダ「穴…ない…埋められた?」

かむれ「や、違う…なの!えっと、動くのがこうなって…!で、バーって!で、ドンって!!」

ワンダ「????動きそうなのはあそこかな?」

かむれ「うん、そうだと思うなの、多分あそこから入ってきたなの。」

ワンダ「えーっと。」

かむれ「わ!ワンダちゃ、飛んじゃめ!!まだお怪我してるんだからめ!」

ワンダ「え、じゃあどうしよう!この距離落ちたら死んじゃうよ!これ、下に繋がってる…?」

かむれ「繋がってはいるなの。」

ワンダ「じゃあ木登りと同じように降りればいいかな…。」

かむれ「木登りしたことあるなの!?」

ワンダ「よく怪我してたからねー!飛ばずに遊んでたんだよ。」

かむれ「ワンダ、すごいなの…でも危ないなの!かむれが掴んでおりるなの!」

ワンダ「それは危ないよ!」

かむれ「大丈夫なの!かむれの羽を信じるなの!」

ワンダ「大丈夫!これくらいなら降りられる!!見てて!」

かむれ「ほんと?ワンダ、すごぉおおい!!」


ワンダ「ようやくついた…。これ動くの…?押せばいい?」

かむれ「…入ってくる時、まいさん、おしてた…から…引くなの?」

ワンダ「引く?どこ持って引けばいい?」

かむれ「あの、出っ張ってるやつかもなの…!かむれが引っ張ってくるなの!」

ワンダ「お願いー!…どう?」

かむれ「重いなの!!」

ワンダ「動かない?」

かむれ「動かないなのぉおお!」

ワンダ「むむむ…。」

かむれ「あれ?穴が空いてるなの。」

ワンダ「あな?」

かむれ「変な形の穴なの。」

ワンダ「出られなさそう?」

かむれ「小さいなのぉ…。」

ワンダ「むむむ。じゃあ…叫んでみる…?気づいてくれるんじゃない…?」

かむれ「なの、叫んでみるなの。」


あずき「あれ、なんか声が聞こえない?」

蘭「そうね、何か聞こえる気がするわ。」

あずき「客室の方かな?あ、妖精さんたちかな?」

舞「何かありましたか!」

かむれ「助けてほしいのぉおお!!」

ワンダ「助けてぇええ!!」

蘭「何かあったのかしら。」

舞「開けますよ?」

かむれ「出してほしいのぉ!」

舞「ちょっとドアから離れてください!」

ワンダ「ドアって何!」

舞「あ…。えっと、もう少し部屋の中の方に行ってください。」全て察した舞

ワンダ「わかった!」

かむれ「わかったなの!」

ガチャ

舞「はい、これでもう大丈夫ですよ。」

かむれ「わぁあああ助かったのぉおおお!!!!」

ワンダ「ありがとぉおおお!!」

蘭「あら?大きくなったかしら?」

あずき「ほんとだ!!」

かむれ「出るのわかんなくて、でも妖精の姿だと声大きくないなのなの!だから人間の姿になったなのぉ!!」

ワンダ「人間大きっ!!?」

蘭「こんにちは、初めまして。私、蘭よ。」

あずき「私、あずきだよー!こっちはまいさんね。」

ワンダ「お元気ね!私は、ワンダだよ。助けてくれてありがとう。」

舞「初めまして、ワンダさん。」

かむれ「これ動くの、どうなってるなの…!?」

舞「これ、ドアというんです。部屋と部屋を仕切るためにあるもので、持ち手を下に押して引っ張ると開閉できるんです。」

ワンダ「下に押さないとダメだったんだね!すごー!」

蘭「あら、ドアの開け方が分からなかっただけなのね。よかったわ。」

ワンダ「わはー!すごー!!ドア!!ドアドア!!」

ドアの開け閉めにハマるワンダ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ