閑話とか色々
これにて王国編を終了し、次回から帝国辺に突入します
<冒険者ギルド>
あの事件からはや数ヶ月
「結局さ、受付嬢全員結婚しちゃったねぇ・・・」
「そうだね、あの時はアイシャの寿早退でドタバタしてたけど、気がついたらサブマスの結婚宣言しだすしで、どうなるのこのギルド!って思ってた時期がありました」
「そしたら事件の後始末でギルドと騎士団が協力体制組んで、あれよあれよと言 う間にカップルが増えて・・・」
「みんな結婚しちゃったんだよね・・・」
「知ってる?先日入った新しい受付の子。あの子の話だと・・・」
「え~?いまそんなことになってんの?」
「流石に・・・それは・・・でも・・・」
そう、今結婚するなら冒険者ギルドの受付が熱い!という風潮が広まってるらしいのだ まる
<王城>
大したことをやってくれたもんだ・・・おかげで大幅な雇用変更をせにゃならん。
犯罪奴隷が急激に増えたおかげで、周辺の鉱山からの産出量がコレでもかと増えてるな・・・以前は労働力をもっとよこしてくれ!って陳情書がに悩まされていたが、今は逆にどこに追加で送り込もう・・・とな?
あの事件の翌日だったか、怪しい商人が訪れて、皆殺気立っておったが・・・まさかのぉ~・・・おかげで今は・・・
これから暑くなるってのに、例年は仕事を辞める子が多かったってのに、今年はどうだい、逆に雇ってくれって希望が多すぎるのもうれしい悲鳴ってことかね?それもこれもあの製氷機と冷蔵庫って魔道具のおかげだよね。只の水があんなに美味しくなるなんて驚きだよ!それとこの粉末も、夏場は原因不明の虚脱症で苦労してたけど、あの怪しい商人・・・ダメだね、そんなこと言ったら上から怒られちまう。水にこの粉末を混ぜて飲ませると虚脱症が回復するってんだから。ほんと、あの事件様様だよ。
冷蔵庫のサンプルを我が王家直属魔導工房にくださるとはなんたる僥倖!名目は故障時の迅速な修理とのことだったが、これは暗に解析しろというのと同じだと考えている。かまわないよね?持ってきた怪しい商人の許可ももらったし・・・
魔石の効率化も順調で小型化にも成功した。これで遠征等にも携行できると、上からも特別褒賞が出たほどだ!そして先日あの怪しい商人殿からの荷物に中に色々な案が書かれた資料あり、手紙には「自由な発想で王都ならびに周辺の町や村の発展を頼みます」と・・・これは天命だ!やるぞ!私はかならず!!!
この冷えたエールの旨さときたら!ッカー!
でも他にも種類があるなんてことを言ってる奴がいたんだよな・・・え?飲んだことあるやつがいるだって?どこのドイツだ!そんなうらやまけしからんやつは・・・え?宰相様?アカン、ヤツ呼ばわりしたのがバレたら・・・え?宰相様が俺を呼んでるって?一兵卒の俺を?農民上がりってやっぱダメだったの?
結局、宰相様とお会いして言い渡され得たのはお酒の製造ポストへの異動(昇格)であった。その際に渡された資料には数々の酒の製造方法・・・なかでも『米』を用いた酒を強く望まれた。
実は農民時代には王国内で数少ない米の生産をしていたのだが、そう言った事情をご存知だったらしい。
数年後・・・初の米酒を宰相様経由で王様に献上したところ爵位をいただけた。
他の酒も同時期に数名の一兵卒に製造依頼を出してたようで、順調に運んでるそうだ。
暇だ・・・暇すぎる・・・俺は諜報員として数々の任務と地獄のような訓練を突破してきたはずなのに・・・なぜデスクワークなんだ!?
今も目の前のモニターと睨めっこをしてる最中だ。目まぐるしく明滅を繰り返すモニターの中に違和感を覚え、呼び出しボタンを押すと「72番モニターに異常発見、直ちに出動せよ!」
最初はモニター1個だったんだぜ?今は目の前に99のモニターがあるんだぜ?コレ一人の仕事じゃ無いよな?でも対応できちゃってるってのは、認められてんのかな?
おっと「23番だ!急げ」・・・
王都を賑わしたあの事件から数ヶ月、今日も我が装具屋にあるものが続々と運び込まれてくる。アルミのインゴットだ。最初は何だこれ?と思ってたが、とある怪しい商人曰く「コレを加工することで馬車の軽量化が可能で、人にも馬にも優しい」といわれ、半信半疑・・・いや二信八疑だったが、カタログ?という資料を見せられたときは確信に変わってたな。そして今に至る訳だが、今朝届いた荷物に入ってた資料・・・これは例の怪しい商人からの新しい指示??そこには「王城の魔道技師と協力せよ」と書かれていた。オラワックワクがとまんねぇぞ!
◇◆◇
「青い空 白い雲 頬を焦がす爆風 そして破壊音・・・」
「君達いい加減にしない?」
「ショウ様!ポチが悪いんですよ!」
「なんやて!悪いんは香織やないか!」
・・・
「今日は天気もいいし家の掃除をお願いしようかな?」
「掃除ならお任せください!ポチなんて壊すことしかできませんし」
「家のことならまかせぇ!」
「じゃあ二人にお願いしようかな?
そうそう、知ってる?」
「「え?」」
「家のことをハウスって言うんだよ?」
「「・・・」」
「ふたr・・・二匹とも元気が有り余ってるようだし、一週間くらいしっかりと掃除してもらおうかな?」
「「一週間!?」」
:(;゛゜'ω゜'):
:(;゛゜'ω゜'):
「最後に何か言い残す言葉はある?」
((((;゜Д゜)))))))
((((;゜Д゜)))))))
『ハウス!二週間』
\(゜ロ\)(/ロ゜)/
\(゜ロ\)(/ロ゜)/
「青い空 白い雲 穏やかな波音 頬をくすぐる風
平和だな~」
「ショウく~ん ご飯できたわよ~」
Σ(゜д゜lll)((;゜Д゜)(゜д゜lll)((;゜Д゜)
因果応報
◇◆◇
<小さき者>
香織と共に無人島にやってきた五人
成人男性ですらその体躯はおよそ15センチ・・・かなり小柄で・・・150の間違いじゃなく15・・・
「すまんが、説明をいただけるかな?僕はこの島の主人でショウと言います」
「申し遅れました。われらは・・・(説明中)・・・と言うことで、我が一族を助けていただける人を探してました」
男性はともかく、女性は十センチ前後で、見た目も可愛らしいので愛玩・・・ペットとしてよく攫われるそうだ。ペットと言っても人権はなく、四六時中見られる。食事も睡眠も排泄時も・・・死因の最大の要因がストレスらしいとのこと。ただ小さいと言うだけで他は人族と何ら変わらないのである。それを隷属させるなんて・・・
「許せないな・・・」
「ショウ?ま~た悪い顔しとるで?」
「ポチ?家はきれいになったかい?」
((((;゜Д゜)))))))
「冗談だよ ジョーダンだって
それで、若様は何を持って助けると判断すればいい?関わった人族の根絶やし?隷属されて辱めを受けてる同胞に安寧の眠りを?」
「ショウ君?それどっちも殺人衝動だよね?」
今そばにはポチとアイシャさんがいる。香織?若様の部下と二人で村?の状況を調べに飛んでもらってる。
「とりあえず攫われるってことは大体の住処がバレてると考えられるから、この島に全員で引っ越してくればいいよ。
その後のことはまた考えればいいし」
「よろしいのですか?」
「別に見返りが欲しいとかもないし、皆のことを思って助けを求めたんだよね?危険なことを承知で。それならそれに応えないのは・・・ね」
「ありがとう・・・ございます」
「・・・ちょっと試してみるか・・・?」
「ショウ・・・悪い顔じゃ無いけど、善人の顔でもないで?どちらかというと・・・狂った科学者・・・?」
どんな顔だよ!
でも、コレがうまくいったら・・・
「若様の部下で・・・そこの君!ちょっとお手伝いしてもらってもいいかな?」
「な!、ななななにをすればばよろしいんでっしゅおか?」
「そんなに構えなくても大丈夫だよ?なんら危険なことでもないし、もしかしたら一族の不安を一蹴できるかもしれないんだよ?」
ホントだよ?
「何!ならば、この僕がその手伝いをしようではないか!」
「「「若!」」」
「ちょうど装置が四基あるから、全員でやっとく?」
(◎_◎)×4
「若!戻りました!今のところ全員無事です!わ・・・か・・・?」
この島に来てコレまで生活していた家に帰ってきたが、誰からの反応もない。
「若?みんな?」
人族からすれば片手で持てるサイズの家だが、若と従者(男女別)でも十分な広さであり、全ての部屋を見て回ってもものの数秒だが
「なんで?なんでだれもいないの?」
外に行くと一緒に村へ行ってくれた香織様がご主人様達と楽しくお話をされていた
「香織様!若が・・・他のみんなも・・・誰もいないんです!」
「何言ってるの?みんないるじゃない」
「香織様こそなに・・・を・・・?あれ?人族はショウ様とアイシャ様だけのはずが・・・」
「だ~か~ら~、若様達なら目の前にいるでしょ?大丈夫?」
(/ _ /)(◎_◎)(/ _ /)(◎_◎)
「戻ったか、大義であったぞ。爺や他の皆は無事であったのであろう?」
「・・・???」
「近いうちに全員をこの島に招くための準備をしてくださるそうだ」
「???」
「どうした?」
( ゜д゜)
「何でみんな大きくなってるんですか?????」
培養液で・・・ね?
◇◆◇
「この海の反対側は帝国だったよね?」
王国側とは最悪な別れたを演出して、今は水面下で良好な関係だ。先日もアルミフレームの馬車が完成したそうなので、魔導機関(魔石燃料を用いた内燃機関との合わせ技で車の開発)を促しておいたので、数年もすれば面白いことになると言われた。
あの不思議な進化?を続けてるドローンだが、現在は王族と一部貴族や知り合いに浸透して、面白い使われ方をしてるらしい・・・双方向テレビ電話という・・・
携帯はできないのだが、最初は王室とギルド間で使われ始めたそうだ。
良くも悪くもあの騒動
規格外品は今の所ⅠとⅢだけです まる
Ⅱは怖いので出てきてほしく無いです
「若さまー?」
「ショウ殿か、どうした?」
「ちょっと数ヶ月島を空けるからよろしくやっておいて?」
( ゜д゜)<数ヶ月!?
数ヶ月>(゜Д゜)
「今度は帝国の方を見てみようかな~っておもってさ。留守中は自由にして構わないから」
もちろん現在も自由にしてもらってる訳だが・・・
「爺さんが『そろそろ跡取りを・・・』って酒飲みながら泣いてたぞ?」
「・・・」
「まぁ、そんなわけで頼むよ。もし島に誰か来たら、丁重にもてなしてあげてくれ」
「わかりました。留守はお任せください」
「といっても、数分で帰ってこれるんだけどな?」
( ゜д゜)
「良さそうな子がいたらお嫁さん候補で連れて帰ろうか?」
(//∇//)
「冗談だ」
(´・ω・`)
「アイシャと香織とポチの四人で行くが、何かあったらすぐ連絡するように。ドローンさん?」
すぐ後ろからインビジブルを解除して出てきた
「連絡用に一騎置いていくからな。ちなみにそのドローンさんは特殊で、戦闘能力もあるから」
進化個体です。しかも人型に変形可能!
どこに向かってるんだろうコイツら・・・
「と言う訳で、兼ねてからの計画通り帝国観光に行くよ!アイシャと僕は姉弟で、二人は当面の間姿を現さないように。もちろん人目のないところでは一緒に生活するからね」
「はい。楽しみですショウ君」
「し、仕方ないですね」
「なんでもええで!ショウと一緒に居られるんなら!」
「わ、私もショウ様と一緒ならどこでも!」
「ハハ、二人ともよろしくね。アイシャお姉ちゃんも」
「それで、どうやっていこうか?飛ぶ?走る?泳ぐ?」
「普通に飛んでいきませんか?」
既に飛ぶのが普通になってるのね・・・
「そうだね、飛んでいってから考えようか。ボク等と香織はいつもので・・・ポチは・・・ちょっと試してみてもいい?」
「な、なんや?何する気や!」
「これって獅子じゃなくて虎なんだけど・・・いけるかな・・・?」
「虎ぁ?ますます猫に近づいとるやんけ!」
イメージ大事。獅子・・顔・・獅子顔・・獅子頭・・
「ぉ?ぉ?お?お?」
「ダメか・・・諦めて魔改造に走るしかなさそうだね。
ごめんねポチ?」
(´・ω・`)<しゃぁないねん
0」=ーp0お「;‘==ー09いkl。;・’ghjkl;‘xcvbんmnm、1qt45u\
「なんや!?」
「ポチ?ポチィィィィィィィ・・・・
その場からポチが消えた・・・
ポチィィィィィィィ!