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12/27

断罪

 とりあえずこれで一区切りです。

「なぁこれなんだと思う?」


 男が指さしたのは普段街中では見かけないような物体。それが十メートル間隔で家々の壁に貼り付けてある。


「だれだい、こんないたずらするのは」


 だが、壁に貼られたものを剥がそうとしても剥がせない。


 家の壁だけではない

 広場の木にも

 彫像のオブジェにも

 王城の壁にも「どこのドイツだ!不敬罪だ!」

 

 それは商業区

 そこは貴族街

 ここは貧困区

 そして城内

 ついに地下牢にも


 ギルド入口

 ギルドホール

 ギルマス執務室


 全ての準備が整った時それは展開された。


 白く四角いスクリーンの様に


 3


 2


 1


 映像が流れ始めた



 最初の映像は城壁街の森だった


 低ランク冒険者が薬草採取によく使う森だった


 一人の少年が現れる


 その後を追って複数の男性が現れる


「おいあれ!あいつCランクのゲッヘルじゃないか?」

「アイツはDランクのドッズじゃないか」

「他にも見たことあるぞ!」


『坊主、さっきもらってた報酬をよこしな!』


『最初から殺す気だったの?』


『死んだ奴のギルド証から金を引き出す方法なんてあるんだよ!』


ザ・・ザザザザ


『おい蛮族!ギルドから騙し取った金品を出せ!』


『善良な冒険者を汚い罠で陥れて奪ったものを出せ』


『ぼくが自分で狩って得た金品も混ざってますが』


『貴様のような蛮族の餓鬼が一人で狩りなんてできる訳ないだろ!それも含めた金品だ』


 鞘に入った剣で少年の顔を殴打する男


 ザ・・ザザザザ


『ギャハハ見ろよあいつ』


『いい気味だぜ、ギルドで不正をしてあんな大金せしめるからだ』


『俺たちもいい日に出会えたよなあんな金蔓』


『森まで追いかけていって金も何もかも手に入るところだったてのによ、急にレッドベアが出てくるなんて』


『何人か殺られちまったが、アイツに罪を被せて賠償金をがっぽりとれば良いしな』


『しっかしあのおっさんもバカだよな!俺たちの言うことまんまと信じやがったぜ』


『ちげぇよ、あいつも俺たちのこと利用しておこぼれに預かろうって魂胆だぜ?』


『ケッ、所詮衛兵も下衆ってことか?』


『言うな言うな、俺らも大概だろ?』


『ちげぇねぇ!』


『『『『『ギャハハハハ』』』』』


 ザ・・ザザザザ


『こんなものじゃないんだよ!』


「おい、今の小剣見たか?」


「いや?」


「俺は見たことあるんだが、さっき映った小剣は王様自ら認めた人物に直接渡す王城フリーパスの証なんだよ」


「な・・・」


「それをあんな無碍に扱うなんて」





<物陰>


「あれがこの国の衛兵なのか・・・」


「これはこの国の技術・・・いや、別の何かの様な気がしますね」


「どうにか接触できないかな・・・」


「できれば我が国にも招きたいな」


「若!」


「なにやら大きな気配がするな・・・」



◇◆◇



「少し独りで考えさせてもらえませんか?」


「ハッ!いいだろう、逃げようなんて考えるなよ?蛮族風情に逃げ出せるとも思えんがな!」


 男は部屋に鍵をかけ出ていった


「結局名乗らなかったな」


 さてどうするか・・・といっても腹は決まってるんだけどな


「ポチ、香織、聞こえてたか?」


「「殺って良い(ええか)?」」


「香織は別任務を頼みたい」


「なぜ!?」


「ポチでは喧嘩に発展するかもしれないからな」


「なんやて!?」


「最初に香織の方だが、貧困区近くの物陰にいる五人と接触をとってくれ。多分この国ゆかりのものではないが、ぼくに接触を図ろうと考えてるはずだ。接触してからはその都度連絡をくれれば指示を出す」


「ポチはアイシャさんにこの指輪を渡しに行ってくれ。詳しくは言わなくていいから。渡したらその場でエクシード化して、飛ばずにまっすぐ歩いてあの無人島に向かってくれ。水中に完全に潜ったら、バレない様に飛んでいいから」


「ショウはどうすんのや?」


「ボクは・・・暴れるさ」


「香織は、もし可能だったら接触した人たちを無人島まで運んでも構わない」


「ポチも、歩く先で抵抗や挑んできたものには容赦しなくてもいいが、極力殺すな。腕の二~三本は折っても構わんぞ」


「そうだった忘れてた。ポチはアイシャさんに指輪を渡してエクシード化したら一言だけ言ってくれ」


「なんて言えばええんや?」


「簡単だよ?『これは警告だ』だけでいい」


「そろそろかな?」


「「ん?」」


「外にギルマスと王様の気配が近付いてきたからね。何か言われる前に暴れたいだけさ」


「じゃぁ、二人ともよろしく。無限収納は誰でもアクセスできるようにつなげておいたから、臨機応変(行き当たりばったり)で、作戦開始!」


「おう!」「任せなさい!」



 手始めに隣の部屋との壁を殴って粉砕し、笑ってた奴らの顔を凍りつかせる。

 音に驚いて駆けつけた名乗らない衛兵とその部下を無視して、外に向かって最短距離で壁をぶち抜きながら歩く。

 当然周りは瓦礫の山だ。

 ちょうど最後の壁を破壊して出たところでギルマスと王様が鉢合わせて、後ろからは件のおっさん達が追いついてきた。


 イッツショーターイム!



◇◆◇



「ギルマスと王様じゃないですか、奇遇ですね」


 不敬罪確定ですよね?


「何が起こってるのか説明してもらえるか?」


「王都中に流した映像は見ていただけましたか?あれらはボクの能力で、全て真実ですよ。と言っても信じていただけそうにないので、この場で実演しましょう」


『インビジブル解除』


 ボクの周囲に数機のドローンが現れる。騒ぎを聞きつけて集まってた住民や王様たちもギョッとした顔になる。


「安心してください、これらに危害を加える能力はありません。代わりにこういった・・・」


 わかりやすくするために、新たにスクリーンを設置し


「今からこのドローンが周囲の映像を映すので、スクリーンをご覧になってください」


 ドローンが自律飛行でギルマスや王様のアップを撮ると、リアルタイムでスクリーンに映像が映り、それを見た本人や周囲の人たちからどよめきが起こる。

 ついでに一機のドローンをインビジブル→解除→インビジブル→解除と、出たり消したりする様子を他のドローンに撮らせてスクリーンに映して


「お分かりいただけたでしょうか?こいつらは王都やその周辺、半径数キロ圏内に無数に配備してあります。

 勿論各々のプライバシーや日常に関しては放置してあります。

 ただ、あからさまな犯罪行為や自分に不利不益かつ降りかかる火の粉に関しては録画してあります。

 それらを今回は流しました」


 みなさん黙って聞いてますね。まぁ、理解が追いついてきてないだけと思いますが。


「ギルマス?今回の件は、報告が上がるまで敢えて放置してみたんですが、最初にギルマスを呼んで、衛兵と共に事件に関わってもらったのは、街での事案と当事者同士としてのギルドの介入。

 これによって偏った調書が作成されないことを願ったんですが、現状この有様です。

 これは『ギルドは不介入』というスタンスでよろしいですか?」


 ギルマスが何か言いそうになったが、ここは一気に行きましょう。


「王様。街を守るはずの衛兵とは、こんなにも腐ってるんですか?

 全員がとは考えたくもありませんが、かなり腐ってますよ?今回は映像に流しませんでしたが、他の衛兵の軽犯罪クラスの映像でしたら結構な数撮ってありますよ?例えば・・・」


 無銭飲食 ツケ払いの強要 器物損壊 暴行等々、中には赤外線撮影されたものもある


「住人の方々の映像は個人を特定できないよう画像処理してますが、衛兵側は個人を特定できるよう無処理です」 


 ボクが編集しなくてもドローン各機が勝手に判断して編集してくれるから助かるわ~・・・って、魔素吸収型とか色々変質してるけど、この子らもう一つの生命体として確立してるんじゃないのか?ニューロンネットワーク?超進化?その辺も検証してみ・・・


「こんなのは出鱈「黙れ」め・・・」


「ドローン各機へ。この先の様子の録画・画像修正・放映の判断は各々に任せる」


 すぐそばに待機してたドローンが機体を揺らせて(^-^)(_ _)(^-^)(_ _)って表現してる様に感じるんだが・・・君ら・・・



◇◆◇



「ここまで一気にしゃべらせてもらいましたが、発言をどうぞ」


 不敬罪で断罪確定コース


「王様、先に話すことをお許しください」


 まずはギルマスからか


「この様な流れになったことは申し訳なかった。

 最初はショウがギルドに来たらワシの部屋に来る様伝えて、そこで話し合いの後、衛兵の詰所へ一緒に向かう手筈だったんだが、受付に連絡が行き届いてなかったようで、この様な形になった。城壁外での事とはいえ、当事者は全員冒険者だ。どの様な理由があろうと不介入はあり得ないことを宣言しておく」


 ボクだけで詰所に行ったのは悪手っと。連絡不足は完全にギルド側の落ち度ですよね?


「大丈夫ですよ(ニコッ)ギルマスさん」


「王様はどうされましたか?城下での些細な冒険者同士の出来事ですが・・・そうだ・・・『アポーツ』・・・この小剣全然役に立たなかったですね。お返しします」


 頭の中で明確にイメージができ、物理的に不可能でなければ、手のひらサイズのものを引き寄せる魔法だ


「今の発言も含めて不敬罪で処分してくださって構いませんよ?」


「その前に汚物は処分しますが」


 背後に振り返ると、当事者+αと目が合う


「悪魔がいい?天使がいい?」


「こ・・・この悪魔め!」


「はい、悪魔コース入りました~♪」



<ポチ>


 つまり、アイシャも家族になるっちゅうことやな。

 なにゃったっけ・・・『これは傾向だ』だっけ?あれ?『渓谷』だっけ?・・・念話で・・・いや、今のショウの邪魔はアカン。ハウスされるのだけは嫌や!次の角を曲がって最初に見えたのが男なら『渓谷』女なら『傾向』それ以外やったら『警告』でええやろ!




「アラ可愛い猫ちゃんね」




 ギルドに着いたが、アイシャはどこだ?受付の席にはいないが・・・あ、奥から出てきた!顔色が悪いな・・・


「アイシャ!」受付の席に座ったアイシャの目の前のカウンターに飛び乗り声をかけた。


「ポチ・・・さん?どうしたの?ショウ君のところにいなくて大丈夫なの?」


「大丈夫や。それよりもショウからアイシャに渡すものを預かってきたんや」


「私に?」


 ワイは獅子形態から人型に変形し


「コレや。コレを渡すっちゅうことは、アイシャも家族の一員って事やろ?」


「!」


「渡したからな?そなら、次の用事に移行せなな・・・」


 カウンターから飛び降りたワイはショウに言われた通り・・・


「先ずはファイナル〇ュージョン!」


「か~ら~の~ガ〇バー!」


「んでギガン〇ィック!

 そんでエク〇ード!」



 

 突如としてギルドホールには四メートル弱の異形の巨人が・・・


「なんでや!?ショウは見上げるほどの巨人になってたのに、なんでワイはこんなサイズなんや!」


 元が1/144だからだよ・・・


「まぁいい、このサイズでも十分かな?

 今この場にいるものよ心して聞け」


 少し溜めて・・・


『これは警告だ!』


 

 え~っと、あとは歩いて一直線で無人島に向かえばよかったんだよな・・・



 結果、誰もポチに襲い掛からなかったため、ポチのフラストレーションが溜まるだけだった



◇◆◇



<香織>


 貧困区・・・このあたりですね?

 ドローンは・・・あら出てきたの?フムフム・・・案内してくれるのね、助かるわ


「この子達完全に自律してるじゃないの・・・これは面白そうね・・・」


 あそこの五人かな・・・


「ちょっとそこの五人!何もしないからちょっとおとなしくしてくれるかしら?」


 あら、突然声をかけたから警戒されちゃったわね


「貴女は何者ですか?」


「心配しないで、害をなす者ではないから・・・えっと、若様でしたか?」


「なっ、何故それを」


「先ほどからそこのスクリーン映像を見ていたのなら分かりませんか?王国、

その周辺と言ってましたよね?」


 そう言ったついでに、姿を消していたドローンの姿を現させる


「貴方達が見ていたように、貴方達も見られていたというわけ。それと、若様?達がショウ様と接触しようと考えてたのも、筒抜けです。その結果として、私がここに派遣されたのですから」


 ふむ、この者達だけならなんとかなりそうですわね


「今はこの状況なのでゆっくり話をすることができませんが、貴方達が納得してくださるのなら、我らが居城(予定地)にお招きするよう主人から言付かってますが、如何ですか?」


 五人・・・少々時間はかかりますが、比較的安全に運べますね


「私は貴女の案に従おうと思います。その前にまずわt「自己紹介はまたでいいです」s・・・」


「貴様!若様の言葉を遮るとは何たる無礼!」


「待て・・」


「黙りなさい!」


「ヒッ」


「その人がどのような立場なのかはわからないし知りません。仮に高い位の人だとしても、それはあなた方身内だけの話。私が敬う必要も言われもありませんわ。もし、敬えというのなら、今この王国にいる全ての者が敬う必要がありますよね?」


 極論だが正論だと思う・・・たぶん


「ま、とりあえずは落ち着ける場所を提供しましょう。着いてきてもらえるかしら?嫌なら別に構いませんが」


 移動の準備をしましょう・・・私の分と五人分・・・合計六機を無限収納から取り出し、操作系をリンクさせて私の機体を操作すると、見事に他の五機も変形していった


「こ、これは・・・?」


「私の愛機と今から貴方達が乗る機体よ?落ちることはないと思うけど、こうやって・・・」


 乗り方、脚の位置、ハンドル、余計な操作をしなければ落ちることもなく安全ということを伝えていき、全員がライドオンしたのを確認してから私も愛機に乗り込む


「さて行くわよ?最初はスピード出さないからまずは慣れてね?その後で希望者は操作系を渡すから、自分で操縦してみてね?」


 その後六機が数珠繋ぎのように連なって上昇していき、無人島めがけて飛んでいった・・・



 実はこの五人全員香織とほぼ同サイズである



◇◆◇



<アイシャ>


 顔が熱を持ちだすのがわかる


 ショウ君が私に指輪を・・・


 これは、そういう意味で間違い無いんだよね?


 さっきのスクリーンでの映像とショウ君の声と顔


 ポチさんのあの言葉


 そしてポチさんの向かった方向


 ダメ!


 もう一回・・・嫌・・・


 きちんと話さなきゃ!



「すみません、早退・・・いえ



 寿退社します!」


「「「・・・」」」


「はぁぁぁぁぁぁぁぁ???」


 先ずは衛兵の詰所まで行かなきゃ・・・


「ちょっとアイシャ?何口走ってるのよ?」


「そうよそうよ!顔だけの超絶絶壁アイシャが寿退社ですって!?ありえないでしょ!?」


「サブマスもなんか言ってくださいよ!アイシャが結婚したら次点でお局はサブマスですよ!」


「好き勝手いうわね・・・(殺気)」


「「「・・・」」」


「アイシャ。今あそこに行くというのは戦闘に参加するということなのよ?戦えるの?」


「・・・大丈夫です。私には

 『蒸着』

 この力がありますから」


「「「「・・・」」」」


「落ち着いたら顔出しますので。それでは・・・一足お先に幸せになってきます!」


 ちょっとだけ浮いて、詰所に向かって飛んでいく・・・待っててショウ君!




「ねぇ?最後の何だったの?」

「飛んでたよね・・・?」

「サブマスは何か知ってるんですか?」

「そうね・・・言うなら今かしら?」


「「「???」」」


「実は私も来月あたり結婚しようと考えてたの。妄想じゃ無いわよ?お城勤めの若い近衛騎士の方なの。ご両親にも挨拶済みよ?」


「「「それ今言うことじゃ~な~い!」」」



<ショウ>


 王都から移動する気配が・・・七か

 ここに急速接近する・・・アイシャさんだな


 ならここらで一芝居開演といきますか


「ハハハ、悪魔ですか。アナタガタノ行いや数々の悪行はこの王都ニイルミナサンノシルトコロトナッタ。それなのにマダツミヲカサネルノカ?それではオウガ可哀想ではないか!王には他にしテモらうことがあるでな、貴様ラの断罪ハワレガオコナウトシヨウ・・・」


「オウヨ、ギルドノマスターヨ、コレハ『警告』デアル。ココロセヨ」


 『殖装』


 『ギガン〇ィックダーク』


 まだエ〇シードはいいよね?


「サァ、オマエノ罪ヲカゾエロ」


 異形の姿に変身したボクをギルマスも王様も完全に( ゜д゜)してますね。もちろん王様が引き連れてきた騎士の方々も例外なく( ゜д゜)∑(゜Д゜)してますが、再起動まで時間かかりそうですね。

 無関係な騎士さん達を巻き込むのも忍びないので威圧と殺気を二割位で辺りにばら撒くと、何人かは耐えたね。耐えた人は優秀だ。下衆どもは揃って股間を濡らしてたが、それだけじゃまだ溜飲は下がらない。

 この高周波のやつ自由の伸縮するし、狙ったとろに行くんだよね・・・で、下衆どもの両手の指を切り落としていく・・・殺さないよ?犯罪奴隷として死ぬまで王都の役に立ってもらわなきゃ。


 そうこうしてるとアイシャさん到着だね。でもここで会話すると色々バレちゃうから、指輪の機能で念話を飛ばして一芝居


「貴方はにゃに者ですか!このようにひどいことを!」


(((((噛んんだ))))


「ゲフン、酷い・・・騎士の方よ、このポーションであの者達の怪我を治療してください!」


 この段階でそのポーションなら、部位欠損も回復してくれそうな勢いだが、実は最低級ポーションで、血は止まるが回復しないのだ。そのことに気がついた何人かは


「指が治ってないじゃないか!おい!これは部位欠損回復のポーションじゃ無いのか!?」

「詐欺だ!」


 いやいや、オマエらにそんな高いの使う訳ないだろ?


「そこの貴方!逃げられませんわにょ!」


(((((噛みまくり?)))))


「ワレヲトメラレルトオモッテルカ・・・『エクシー〇ダークネス』」


 身長五三メートル・・・立ち位置とか間隔はきちんと計算してたから、アイシャさんやギルマス、王様達は無事ですが、どうでもいい人たちは突然の横からの膨張物体(足)に吹き飛ばされてますけどね


 重力制御でアイシャさんを強引に浮かせ、大きな手で優しく包むと


「コレハケイコクデアル」


 とだけ言い残して拠点予定地の無人島のある海へ向かって歩き出した


 この時、王都のドローンさん達が人気アイドルのコンサートのようなカメラワークで撮影しており、リアルタイムで王都中のスクリーンに映し出していた。もちろんアイシャさんの姿も、映え中心で。そして最後は全スクリーンに〈コレハケイコクデアル〉と数時間映して、スクリーン毎消えてたそうだ。


 ドローンを統括してる存在いるのかな?


~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 長くなっちゃいました

 ツッコミどころが多すぎて胸焼け起こすかもしれませんが、まだまだお付き合いお願いします。

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