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66話 悪役はプライベートまで悪役なようです
待ち合わせの公園に行くとソコソコ多めの人数が居た
しかもほぼ大人
どうみても公園で遊ぶように見えない顔に雰囲気
「・・・近づかないでいよ」
しかし、待合場所はその公園の時計台の下
そして彼らが居るのも時計台の下
「いや、もしかして」
そう思って気配を消して近づく
「銀さん遅いなー」
「なー。いつも集合時間より早いのに」
「もう5分過ぎてんじゃね?」
「本当に誘ったのかよ」
「嘘じゃないです!」
「そうですそうです!嘘はつかないです!」
・・・まさかの仲間たちでした
あ、海音さん達見つけた
私服も格好良いし可愛い
しかし、こんなにも多いとは思わなかった
私服がこんなにもヤバイ人達だとは思わなかった
ヤーさんだよ、ヤーさん
いつもは美桜が用意した隊員服だから
知らなかったけれども
こんなにも
近寄り難い人達だとは思わなかった
・・・やばい、帰りたい
お腹痛い
「・・・あ゛?なんだ、コイツ」
不意に後ろから首を掴まれた