60話 言葉を遮るなんてーーー貴様、それでもファンか!!
「お前っオレっちのファンか?!
オレっち、嬉しいゾ!
だけどーーー
なんでそんな変な格好、しているんダっち・・・?」
そうイエローが聞いた時だった
まだ戦闘不能になってないヒーロ達が言う
「危険です!」
「ソイツには敵いません!」
「皆、その一人にやられました!!」
「炎の能力と思われます!」
いやあ、そんなにガン見されたら
恥ずかしいかもーーーお?!
「フィギャッ?!」
「ーーー外したか」
「ドンマイ☆ブルー。次は当てようね!」
「炎の能力使い手だとしたら水能力が一番だし、
まあ、僕も倒せるっちゃ倒せるけど・・・
ここはブルーに任せるよ」
「頑張れッチャ。ブルー!
オレっちは応援してるっチよ!」
「雑魚に負けるとかやめろよ?」
なんとなくブルーの負けフラグが立っている気がするけど気のせいかな
というか戦わないといけないのかな
復活後の彼らとはできれば戦いたくないけど
「ーーーでは、いざ尋常に勝b」
「待った待ったーっ!」
勝負、そう言おうとしたが不意に遮られた言葉によって眉間に皺を寄せるブルー
「その勝負、俺としない?」
「・・・遅かったね」
「まあ、許せ!」
ニッと笑うコイツに
僕ははあ、とため息を吐いた