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41話 あんなところからこんなところまで見えちゃうよ
海音side
“幹部室”そう書かれたところから見れないマップを見ながら
この先に何があるのだろう、と考える
「・・・もしかして、重大秘密機構?」
気になる
そしてそれを見つけたら
私は、私たちはこの任務から抜けだして昇格するのだろうか
・・・そして、ここにいる彼らは捕まり居なくなるのだろうか
チクリ
「ーーーっ」
胸がぎゅっと締め付けられる
「・・・あんな、話をするから。
あんなのはアイツの作戦よ。
信じちゃダメ。
よし
ーーー行こう」
ふー、と息を吐いて能力を発動する
「ーーー“透視”」
中を見る
・・・どうやら誰も居ないようだ
ゆっくりとドアノブを捻り中に入る
するとそこには大きな机を囲むようにして4つの椅子があった
もこもこした毛で覆っている椅子
真黒の座ると深く沈みそうな椅子
紺色の少し硬めの椅子
白色の二人掛けに近い椅子
・・・なんとなく、想像ができてしまった