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33話 絶対に譲れないもの




 「ゲホッゲホッ」


 「ゴホッゴホッ」


 「ブハァッ」




 「懲りましたか?テツ、サツ、ミツ」





 「「「ははーっ!参りましたー!」」」



 「それなら良かったです」




 相変わらず元気だなあ、と思いつつ笑うと



 ヒーロー達の一人が恐る恐るというように聞いてきた




 「この子らは・・・?」



 「アジトの癒やし基、家族ですよ」




 三人一人一人の頭を撫でる



 コイツラは、弟妹みたいな奴らだ





 「三人共、ご飯は済まされましたか?」




 「まだー」




 「ほら、いつか僕の身長を抜かすのでしょう?

 食べないと大きくなれませんよ?」




 「「「はーい」」」




 可愛いよね、あの子ら


 僕の身長抜かすっていってるんだよ





 その前に僕が






 能力で抜かされないように自分の身長高くするけど






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