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26話 バレたら潔く言ってやろう
side海音
3人の真意を知りたいが
お面で顔が隠れているため見れない
何が、目的なのか
まさか私がSGLのスパイだと気づいたのか
だが入れる意味が分からない
不意に銀の死神と目が合った気がした
「簡単に何事も出来ると思わないでくださいね?」
「ッーーーー」
ばれて、いる
私がスパイだって
「何故、入れる?!気づいているのだろう?!そんなに余裕か?!!」
声を荒げると困ったようにモノ使いが頭を掻いた
「楽しそう、って言っただろ?
それ以外ねーよ。
だから気軽に楽しんでいこーぜ?な?」
「っ、触るな!!」
ポンと頭に置いた手を振り払う
何なんだ、コイツラは
後で潜入した仲間たちと連絡を取り合おう
今は、
「其処の部屋で待機して貰えますか?」
「ッーーー」
大人しくしておこう