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24話 それぞれの当然の反応が違いすぎる
「あ、あの・・・?」
青ざめている彼女に
僕らは声を意識して合わせようとしなくともバッチリ合わさった
「「「合格!!!」」」
その言葉に固まる女性三人組
「・・・へ?」
「「えっ?」」
ヒーローと分かって入れない馬鹿が居るのか!
いや、居ない!!
「何故ですか?!まだ何も・・・」
「そうです!
・・・そんなに、彼女に何かあるです?!」
「ああ!勿論だ!これから、面白くなるな!
な、王子!銀!」
「そうだね」
「ええ。
彼女を入れないという選択肢は
勿論ありません。
・・・ですが、」
そこで僕は言葉を切って彼女を見た
「簡単に何事もできると思わないでくださいね?」
例えば
情報を聞き出したいがために
僕と仲良くなるとか・・・
ヒーローに対しての耐性がないから無理だよ!
闘うのが慣れていても面と向かって堂々と話すなんて・・・!
こっちは
仲良くなるのは本望だけどね!