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193話 本当の悪女





美桜SIDE





ーーーお前は、俺の子ではない






面接するからと呼び出されて


会うなりに、父にそういわれて




自分もそれなりに納得した






だって、私はー



父の仕事を、


地位を台無しにしたからー






昔は、父の仕事に憧れて


職場に連れていってくれる父が大好きで



正義の味方も大好きになって





ーーーあの時のお前は嘘だったのか




「・・・違う、私はーーー」





正義の味方が大好きで




だからこそ、



正義の味方が居なくなるのは嫌で嫌で






「ほんっと、無様」





自分が閉じ込められている


牢獄のちょとした窓から



あの女が、


こうなった原因の女が顔を覗かせた




正義の味方は好きだけれど、


この女は、好きそうになれないねー




なんて思いながら


その女を睨む




「きゃー、怖い。夜に睨まれたって言お!」




「言えばー?」




思い出すのはあのときの夜の態度








ーーー私より、その女を、信じるのー?!



ーーーそうだけど?







別に、期待なんて



もうしてないからー





でも、きっと、助けてくれる、なんて


夢を見てもいいよねー?





「生意気な女」



「性格悪女ー、正義の味方なんてありえないねー」




「はっ、事実上私は正義の味方。


悪のアンタが何言ってるの?」







そうだね、私は悪だよー


それが、どうしたのー?




正義の味方のためなら、悪に染まっていい




そう覚悟を決めたのは


昔の話




ねえ、夜は違ったのー?








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