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183話 全てが嘘で彩られている










 「夜、アイツは止めといたほうがいい。


 幼馴染兼親友からの忠告だ」







 「性格、かなり悪いと思う」










 朝一番に、彼らから呼び出され








 そう言われた











 まだ彼女は来ていない




















 「・・・・・・それ、ノーラのことを言ってるの?」













 翔と皐月は頷いた





 どうも真剣な表情なのが腹が立つ












 美桜に、言い様に言われたんだろうか















 「彼女はとてもいい子だよ」









 「お前は絶対に、騙されている」







 「そんなことは無い」










 「何でそう言い切れるんだよ?」











 思い出すのは、転入してくる前の日のことや




 昨日のこと






 えへへ、とハニカムように笑う彼女









 どう見ても、性格悪いなんて、思えない











 「たった数日の相手を、長年一緒に居た友人より信じるのかよ」






 「そうだよ」












 「・・・・・・あっそう。




 どうなっても、知らねえから」











 「・・・僕らは夜のこと信じている」















 知らない





 どうだってもいい








 放っといて












 何でそんなこと言うの












 「・・・・・・僕は、一度も、本当に信じたこと、無いのに・・・」













 言葉では信用とか信頼とか口に出すけど





 本当の意味で







 信じたことなんて・・・













 詐欺の能力が、







 ずっと僕を









 させてくれないんだ
















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