表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
130/202

130話 暗証番号とひょっとこと











 先にノックをして「失礼します」と声を掛けてから





 中に入ると






 ガスマスクを付けてシューシューしている男と




 ゴツイ身体の男、









 それとーーー









 ひょっとこのお面をつけている男が居て






 思わず二度見した












 「18番。暗証番号を言え」




 「10631901」








 「・・・よし」









 確かテロ最強だった、と思い出しながらそう言うと




 ゴツイ男は興味の無いように外を見た








 ・・・ホントどういう暗証番号なの??







 まあ、うんいいけど・・・








 だったら僕達の場合は2160(ヒーロー)3151(さいこう)かな








 今度から使おうかな



 皐月に言ってみよう









 多分、「馬鹿じゃないの?」と真っ先に言われそうだけれど















 心臓に悪かったけれど








 あの男と会っていて良かった





 本気で











 適当にドアの近くに立って彼らを観察する




 多分時間が遅いと感じているのかゴツイ男はイライラと貧乏揺すりをしており





 ガスマスクの男は手榴弾をお手玉のようにして遊んでいた







 絶対に落とさないでよ、それ











 で、ひょっとこお面はーーー













 「ーーーっ、」









 真っ直ぐコチラを見ていて




 思わず体中の毛が立った












 ひょっとこは理事長の机から尻をどかし






 立ち上がった






 数歩こちらに近づく







 何をするんだ、と思えば










 ブゥゥー









 「・・・・・・」




 「「・・・」」











 「あー、わりわり。屁、こいたわ。あっはっはっはっは」









 一人で盛大に笑うひょっとこに











 僕は




 今直ぐにこの場から立ち去りたい気持ちで




 いっぱいだった









評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ