110話 ブロークンドリーム
「ファイブブレイブレンジャー、状況は?!」
「誤作動のようです」
「問題ないだっち」
「うちらが通ったら鳴りました」
そういうと皆なんだ、誤作動かよ・・・と
次々と帰っていった
あ、ああ・・・
サイン欲しかった・・・
「サイン・・・」
思わずそう零した僕を引いた目で見ていた双子なんて知らない
知らないったら知らない
ツインズがそんなことするはずがないんだ!!
「じゃ、改めて行くか!!」
「「「「おおーっ!!!」」」」
「他の4人も!」
「おー?」
「・・・チっ」
「李衣は面倒くさいです。やです」
「梨もそういうの乗れません」
「お、おー・・・」
一気に温度が下がった気がする
普段、組織内ではすっごく癒やされるいい子たちなのに・・・
子供の反抗期を見た気分
いや、知らないんだけれどね
「ここが事務室だよ。ここでウチらは毎月給料がもらえる」
へー、そうなんだ・・・って、ん?
なんか聞いてはいけないことを聞いたような
気のせいか
「じゃあ私たちもヒーローになればここで給料がもらえるんだー!!」
気のせいだったことにさせて欲しかったんだけれど、美桜




