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もふぽて  作者: しーにゃ
第二章
121/121

第21話 魔王の母が現れた

 冬がふた月は経ちそろそろ過去の暖かい季節よりも次の春を気にするようになった今日この頃、今われはミリアや他の配下たち、ミナと動物たちと一緒に森の中での修業を終え拠点へと戻るところだ。今日の午前の修行はかくれんぼだった。もはや珍しくもない遊びではあるが、これがなかなか本気でやると難しいのでわれたちの間では定期的に行われている。


 昼食のためミナや動物たちと一旦別れ、われと配下たちだけだ拠点へたどり着くとなにやらいつもと異なる光景が目に入って来た。具体的に言うと、家の前のスペースだけ雪が融け、テーブルが二組と、地面に一枚の大きな布が敷かれている。


 テーブルではフレイと見知らぬ人間の女が一人、もう一つのテーブルではケイと一人のゴブリンが楽しそうに会話している。布の上ではシルフィがサクヤと戯れているようだ。


 われたちが首を傾げつつ近寄ると、ケイたちの話し声が聞こえてくる。


「ニアさん、大きな娘さんがいるとは思えない若々しさで羨ましいです」


「あらあら、嬉しいこと言ってくれるわね。秘訣は魔力操作の訓練を絶やさないことと、夫とラブラブし続けることよ」


 なんだか桃色の空気を飛ばしているのはフレイの方だ。ケイの方はというと。


「ゴブゴブ。ゴブ、ゴブッゴブ」


「ははははは。いやいや、それはさすがにやばいですって」


 よくわからんが楽し気に談笑している。とりあえずケイはよくゴブリンと会話できているな。もう意思疎通ができるようになったのか?


 そしてシルフィとサクヤは、シルフィがおもちゃやサクヤ自身を浮かせたりしてやって遊んでいるらしい。はて、若干シルフィの目が虚ろに見えるのは気のせいだろうか。


 さらに近づいて雪との境界線を越えるとそこは心地よい暖かさに包まれた空間が広がっていた。ふむ、これは火魔法によるものだな。これほどの大きさを維持するとはなかなかの手練れのようだ。


 ここまで来ると既にわれたちが帰ってきたことに気付いていたケイたちが口々に声をかけてくる。


「おかえり~」「おかえりなさい」「かわいい子達ね」「ゴブ」


 シルフィとサクヤはこちらを無視して遊んでいるようだ。いや、あれはどうもわざとではなくあえて周りの情報を遮断しているようだな。


 とりあえずわれはただいまと返事を返しつつ、気になることを聞いてみることにする。


「うにゃあ。ふにゃ、うみゃ?」


 われがそう言うと鮮やかな紅の髪と黄色の瞳を持つ謎の女が立ち上がり、前にどこかで見たような礼をしつつ挨拶をしてきた。


「こんにちは、タマちゃんとその配下のみなさん。それと初めまして。私はそこのお馬鹿の母親で、アルフィメニアと言います。どうぞ気軽にニアとお呼びください。それと彼女は私のお付き兼友人のカディです。少しの間こちらに厄介になりますので、どうぞよろしくお願いいたします」


「え!? カディって女だったの!?」


 ケイが口を挟んで余計な事を言い、フレイにどつかれているが無視する。


 ふむ、シルフィの母か。ということはこれがウィンの妻か。ふむふむ、話に聞いていた暴力的なイメージとはだいぶ異なるな。シルフィやウィンが無駄な嘘をつくとは思えないので、あやつらの前だけ態度を変えているか、初対面では仮面をかぶっているか、というところだろうな。だがまあとりあえず。


 これはご丁寧に。われがここの主のタマだ。こちらこそよろしく頼む。


「うみゃ、みゃあお。みゃぁあん」


 われがそう返すとニアはにっこりと微笑み、ミリアやヴィム達にもあいさつを始めた。


 その姿を改めて見てみると、確かにシルフィに似ている。シルフィに似た凛とした顔つきに加えて、人間の大人の女が持つような柔和な表情が組み合わさっているな。シルフィもいずれはこうなるのだろうか。現時点でわかるのは、シルフィは髪と瞳の色は父のウィン、顔や体格は母に似ているということだけだ。


 そしてカディとやらにも挨拶されたので、それにもしっかり返事をしておく。ふむ、ゴブリンの雌か。1.2m程の小さな体躯に薄い緑色の肌、額に小さな角。どこからどう見てもゴブリンだな。顔はわれが知っているゴブリンより人間に近いが。着ている服装はギルに似た上等そうな執事服っぽいものだ。


 ニアとカディが一通り挨拶を済ませている間にケイとフレイに話を聞くことにする。


「ふみゃあ?」


「ああ、一時間位前かな。いつもより気配を抑えてシルフィが来たかと思ったら、ニアさんとカディが一緒でな。よくわからんが城の外での娘の様子を見に来たらしい。それとその時から既にシルフィの目はあんな感じで死んでた」


「二人ともとっても上品でいい人に感じたわ。サクヤもいつも通り人見知りした程度で怖がってなかったし、為になるお話もいっぱい聞けたの」


 うむ。やはり悪いやつではなさそうだな。だがブラドが出てこない点から、悪人ではないがどこか癖のある問題人物であるのも間違いないだろう。慣れるまでは注意しておくか。



 早速懐いたミリアを抱き上げたニアが戻ってきたので、改めてテーブルに座らせて話を聞くことにする。この間にケイには昼飯を用意させておく。


『それで、今回はどういった用件で来たのだ?』


 ケイが用意した黒板というものを使い、字を書いて正確な会話を試みる。ニアとカディはわれが文字を操ること、それを周りが当然と思っていることにひどく驚いたようだ。やや動揺を隠せないままのニアが質問に答えた。


「え、ええ。ケイさんとフレイさんにも言った通り、娘がお世話になっているこちらへのお礼と、ついでに娘の外での様子を見に来たのです」


 うむ、嘘ではないが、本当のことは言っていないな。残念ながらわれはウィンからおぬしの話を散々聞かされているのでな、それくらいわかるぞ。


 われは黒板を持ち、テーブルから少し離れた所にちょいちょいとニアだけ呼び、改めて文字だけで質問をした。


『われはウィンの知人だ。悪いがおぬしの性格は聞かされている。われだけでいいから本当の目的を教えてくれるか?』


 それを目にしたニアは一瞬恐ろしい表情と殺気を浮かべるも、すぐにそれを収めて小声で返してきた。


「はあ、あの馬鹿が言ってた面白いやつってタマのことだったのね。多分シルフィに感づかれない為に接点のあるあなたの情報を伏せてたんでしょうね。ウィンにしては隠し事していたのが不審だったけど、納得がいったわ。それで、本当の目的だったかしら。ちなみに予想はあるかしら?」


 ほう、素の口調は砕けた感じなのだな。まあシルフィの母だしな。それでは聞かれたのでこちらの予想を書くとしよう。


『娘の旦那候補の確認』


 ぶふっと吹き出したニアは必死に声を潜めて笑いを堪えている。ひとしきり笑い終えたニアは思わず浮かんだ涙を拭いながら答えを返した。


「くっくっくっ。ふぅ、残念だけどそこまで本格的なものじゃないわ。ただ、ほぼ正解ね。春あたりからシルフィが百面相しながら仕事して熱心に城と森を往復してるって聞いたから、逢引でもしてるのかと思って気になったのよ。当たらずとも遠からずの結果だったけど、まさかお相手がまだ赤ちゃんってことは予想外だったわ」


 うむ、まあそうだろうな。それでは。


『サクヤへの評価は?』


「正直まだよくわからないわね。両親を見る限り容姿は悪くはなさそうだけど、問題は性格だからね。ケイもフレイもミリアもいい子みたいだけど、さすがにあの年で将来を見極めるのは無理よ。現時点ではかなりシルフィに懐いてくれてるようだけれどね」


 うむうむ。なんだ、まともなやつではないか。これは要らぬ心配をしていたかな。


 そう思ったところでニアがボソッと付け加えた。


「シルフィを誑かす悪い男だったら何度も燃やし尽くしてやろうと思って治癒魔法を使えるカディを連れて来たのだけれど、残念ながら今回は出番はなさそうね」


 前言撤回。こやつはやはりどこか危ないな。ミリアたちに悪い影響が出ないように注意しておこう。


 そう思うわれだった。



 ニアとの内緒話を終えてフレイたちの所へ戻り談笑を始めると、ケイが家から出てきた。そして追加のテーブルを置き、そこに料理を並べていく。そのままみなで一緒に昼食を食べることに。


 どうやらケイの料理は魔族の大貴族であり魔王の母でもあるニアにも認められたようだ。ニアとカディは喜んでパクパクと料理を口に運んでいた。それを見てケイはホッとしたようだ。


 昼食を食べ終わるとミリア含む配下たちが皿洗いの為に家へと入っていったので、ケイ、フレイ、ニア、カディとわれはお茶することにした。


『それで、ケイはカディの言葉がわかるのか?』


 われが不意にそう訊ねると、ケイは笑って答えた。


「ははは、わかるわけないじゃん!」


 その言葉に先程までずっと談笑を続けていたはずのカディが驚愕の表情をケイに向ける。


「ゴブ!? ゴブ、ゴーブ?」


 そのカディの焦った様子がツボに入ったのか、ケイとニアが笑い出す。


「もう、ケイったら。そんな冗談言ったらカディさんに悪いでしょう?」


 フレイがそう窘める。どうやらさっきのはケイの噓だったらしい。カディは半目でケイとニアを見つめている。


「悪い悪い。実はカディに翻訳の魔法をかけてもらったから、普通にわかるんだ。どうやらゴブリン語から共通語への変換しかできないらしいんだけど、すごい便利だぞ。タマもかけてもらうか?」


 その問いに頷くと、カディがわれの頭に触れて魔法を発動した。


『これでわかりますか?』


 おお、カディの言葉がちゃんとわかるようになった。これは便利だな。やはり意思疎通に言葉は有用だから、なんとかしてわれも同様の魔法を身に着けたいものだ。


 それからはさらに円滑に話が進んだ。どうやら魔族領にいるゴブリン族は、大昔に魔物のゴブリンから派生した存在で、ほぼ人間に近い亜人という扱いらしい。魔族領には見た目は人に見えない種族も多いから、ゴブリン族はもはや見た目がおとなしい方の魔族とされているらしい。


 カディはそこそこ大きな商家の出身で、メイドとしてニアが子供の頃にニアの家で働き始めたのだが、あれよあれよという間にニア専任になったらしい。ニア的には単純に気に入ったからという理由らしいのだが、カディの表情から察するに問題児の担当を半ば強引に押し付けられた部分もあったのだろう。それも今では仲良しになったのでいい思い出のようだがな。


 カディがニアの昔話をしようとするとニアが焦ったり殺気を飛ばしたりするのを見ている限り、どうやらこやつらはいいコンビのようだ。ケイとフレイも温かい目でその様子を見ている。



 ミリアたちが皿洗いから戻ってきて、森からやって来た動物たちと一緒に昼寝を開始した頃、ようやくシルフィの話題に移った。


「シルフィが朝から死んだ目でひたすらサクヤと遊んで、今も一緒にお昼寝してるんだけど、ニアさんどんな子育てしたんです?」


 ケイがそこそこ直球にそう訊ねると、ニアがにやりとした笑みを浮かべる。


「聞きたい?」


 何の変哲もないその言葉に、なぜだか恐ろしい気配を感じる。フレイとカディも同じようだ。だがケイだけは怯まずにしっかりと縦に首を振る。


 それを見たニアがゆっくりと語り始める。


「そうね。あの子は昔っから女の子っぽいことが苦手で、せっかくきれいなドレスやアクセサリーを用意しても、全然喜んでくれない子だったわ。それにいたずらも大好きだったから、小さい頃は男の子だと思う人も多かったの。まあ私たちの前でそれを口に出したお馬鹿には一人残らずお仕置きしたけど」


 うむ、シルフィは相変わらずだったようだな。前にギルも同じようなことを言ってたような気がするが、どうだったかな。正直同時に聞いたギルのいたずらの内容がひどすぎてそちらはちゃんと覚えていない。


「それと私の旦那は私のことが好きすぎてね。あろうことか娘に嫉妬しちゃって、シルフィに冷たく当たっていた時期があったの。しかも旦那はありえないほどのおバカさんでもあったから、説得するのがとっても大変だったのよ」


 うむ、あれが相手では大変だろうな。われは一人こっそり頷いていた。


「それでね、なんかもうイライラして面倒になっちゃってね。とりあえず旦那を燃やして、ついでにシルフィにもお仕置き代わりに魔法を放つようになったの。そしたらそれを怖がったシルフィがとっても素直に言うことを聞いてくれるようになったから、つい味を占めちゃったのよ」


 フレイとカディの顔色が青くなってきた。われの顔色もそうなっているかもしれんな。


「それ以来、なんとなくシルフィに接する時は魔法を使うようになっちゃってね。火の中に閉じ込めたり、火の玉と追いかけっこさせたり、今思うと悪いことをいろいろやっちゃったわ。でもしょうがなかったの。あの子の泣きそうな顔がすっごくかわいかったんだもの」


 うむ。これはあれだな。たしかドエスとか言うやつだな。前にケイが言ってたやつだ。


「でもいつもそんなことをしてたわけじゃないのよ? 一日に一、二回、少ない時は週に一回位しかしなかったもの。毎日お仕置きしてた旦那に比べれば、なんてことないって思っちゃうのもしょうがないでしょ?」


 そう訊ねてくるニアにぎこちない笑みを浮かべたフレイが頷きを返す。ケイはうむうむと頷いている。


「そんな感じの生活が十年位続いたら、なんだかシルフィが私を見るとああいう顔をするようになっちゃってね。そこでようやく気付いたの。あ、やり過ぎちゃったって。それからはなるべくひどいことはしないようにしてるんだけど、なかなか態度を直してくれないのよね」


 うむ、ひどいな。思わずそう思ったわれだが、魔族は人族よりも強い種族だからケイやフレイの子育てと比べたらまずいかもしれん。わんぱく小僧の鼻をへし折るのは自然の掟のようなものだし、ニアのやり方も一方的に非難できるものではないかもな。愛情は十分に与えていたようだし。


「それでも魔王に就任する少し前から、そこそこ大丈夫になったのよ。私が機嫌悪い時や怒らせることをしちゃった時は相変わらずだったけどね。多分今回は私がここに来た理由を勘違いしてるだけだと思うの。ひと眠りしても戻らなかったらあなたたちから説明してもらえるかしら?」


 その言葉にフレイがしっかりと頷いた。一方ケイは何か考えながら口を開いた。


「ちょっと質問してもいいですか?」


 ケイがそう言うとニアはゆったりと笑って応える。


「いいわよ。なんでも聞いてちょうだい」


 ケイはその言葉を聞き、頭で考えをまとめてから質問する。


「シルフィがサクヤと結婚したら、サクヤをお仕置きするようになりますかね?」


 お茶を飲んでいたカディがぶーっと口の中身を吹き出した。幸い誰もいない方向だったのでセーフだ。


 ケイは真剣な表情をしているが、フレイは呆れた眼差しをケイに向け、ニアはにこにこと笑っている。


「あらあら。まるで私が旦那をいつもお仕置きしてるみたいな言い方ね。間違ってないけど。でも、それは旦那がちょっとばかり度の過ぎたおバカだったからよ。シルフィはそれを見て育ったし、そんな性格はしてないから問題ないんじゃないかしら?」


 それを聞いてケイはホッと息をついた。いや、おぬし心配するポイント間違ってないか? それとも人間はそういうものなのか? ここにいる四人を見ると反応が半々だから判断がつかんな。


 それから更にケイが質問を重ねる。


「それと、サクヤがシルフィと結婚したら、魔王とかどうなりますか? 子供の立場は? サクヤいじめられたりしないでしょうか?」


 再びフレイとカディから呆れた視線を向けられるケイ。だがニアは笑みを深くするだけだ。そして口を開く。


「そうねえ。ちょっとは実力がないと困るかもしれないけど、シルフィが連れて行くのなら問題ないんじゃないかしら? 魔王はそのままシルフィが続けると思うわ。子供については、実力次第かしらね。人族とのハーフは寿命がどうなるかわからないけど、別に寿命が短い種族が魔王になっちゃダメってルールはないし、実力が無ければ元魔王の子供っていうだけで一代限りの貴族かしらね」


 それを聞いたケイはふうっと体から力を抜いた。ふむん、この質問を聞く限り、ケイはシルフィとサクヤが結婚すると考えているのだろうか?


 同じことを思ったのかニアが笑いながら訊ねた。


「ケイさんは、サクヤ君がうちのシルフィと結婚すると思っているのかしら?」


 するとケイは大きく首を横に振ってから答えた。


「いえ、さっきの質問は念の為の確認と、シルフィが知らなかったらからかおうと思ったのと、不都合があればそれを盾にシルフィからのアプローチを断固阻止しようと考えてました」


 うむ、やはりケイはバカだな。そんなことを相手の親に直接訊ねるとか、バカとしか言いようがない。


 フレイは肩を回して殴る準備をしているし、カディはニアが怒り出さないか心配しているようだ。


 しかしニアはまるで機嫌を悪くした様子はない。そのまま笑顔でケイに応える。


「ふふふ。心配性で親バカなお父さんね。うちの旦那にも見習わせたいわ。まあ私はシルフィの相手は悪い子じゃなければ燃やしたりしないから、そこは心配しなくていいわよ。あとシルフィの弱点を後で教えてあげるから、参考にしてみてね」


「ありがとうございます」


 ふむぅ。この二人は不思議と相性がいいようだな。決してわれがおかしいのだとは思いたくないところだ。


「最後に、ちょっと聞きづらい質問してもいいですか?」


 ケイが神妙な顔をしてそう訊ねると、ニアはにっこりと頷く。


「なんでニアさんと違って、シルフィの胸は小さいんですか?」


 言い終わった直後、ケイはフレイに殴り飛ばされて少し離れた雪山に頭から突っ込んだ。


 われはそれを無視し、改めてニアを見る。たしかにフレイやシルフィと比べると胸が大きいな。だが、それがどうしたというのだろう。


 われが首を傾げて不思議そうにしていると、フレイが頭を撫でてきた。


「タマちゃんは気にしないでいいからね。体格や性格は遺伝しないこともあるし、人それぞれだからね」


 うむ、その通りだ。だがまあなんとなく理解した。そういうことを訊ねるのはタブーということだな。覚えたぞ。


 その後はしばらくお茶を楽しみ、平和な時間を過ごした。さて、シルフィの調子は元に戻るだろうか。


 そんなことを考えつつ、新たな知人ができたことを喜ぶわれだった。


前書きに書こうとも思ったのですが、長いのでこっちに書いておきます。

この作品内では人間=人型生物、人=動物含めた意志を持つキャラ、人族=普通の人、魔族=魔族領に住む人間、亜人=人族以外の人間、って感じで使い分けているつもりです。

書き直すのが面d、げふんげふん、箇所が多いので、よっぽどわかりづらいと言われない限りはこのまま行こうと思っています。まあ作者的には説明無くても流れでわかるように書きたいのですが。


今回はまた新キャラが出ましたね。しかも名前有り。いやなんでこう思いつくのが新キャラが必要なことが多いのでしょう。とりあえず名前出たけど登場頻度はそんなに高くならないと思います、とだけ言っておきます。


お読みいただきありがとうございました。

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