ノリ気じゃなかったのに…(200文字小説)
久々の合コンだった。
あまりノリ気じゃなかった僕は黙って酒を飲むだけだった。
そんな僕を彼女はじっと見ていた。
「君も他の奴と話をした方がいいよ」
「無理よ」
他のメンバーは其々にカップルが出来上がっていた。
「そろそろお開きにしようか」
リーダーの掛け声で解散。
其々に散って行った。
残されたのは僕と彼女だけ。
既に終電はない。
「責任とって下さい」
「はあ! なんで僕が」
「仕方ないでしょう。好きになっちゃったんだから」