第一話 フリゴの歌
様々なキノコの娘の物語をかく予定なので、メインのキノコの娘の元のキノコについて載せます。oso的キノコ擬人化図鑑より引用。
【クロタマゴテングタケ (黒卵天狗茸)】
小~中型のテングタケ属菌。シイやカシなどの広葉樹林内地上に発生する。 傘は最初卵型で後に平らに開く。表面は繊維状で中央はほぼ黒色。周囲に行くほど淡くなる。 柄は白色だが表面に暗灰色の繊維状小鱗片を付けてだんだら模様のようになる。ひだは白色で密。 また柄の上部に灰色のつばをつける。この色でクロコタマゴテングタケと区別可能。 基部には袋状の白色のつぼをつける。写真では大きく見えるが、実物は想像以上に小さい。 比較的一般的なキノコで、環境さえ整えば身近な雑木林にもごく普通に生える。 しかし小型である事と色が自然の迷彩色であるため、いざ探すとなると苦労する。 「条線の無い傘」「つば」「つぼ」と致死性猛毒菌の要素を持ち、実際に猛毒菌の1つ。 猛毒御三家の名に隠れて目立たないが、彼らに匹敵する毒性を持つ上位ランカー。 アマニタトキシン類を含み、誤って食すと最悪の場合、肝不全により死亡する。 国内での食中毒事故は少ないが、中国では死亡例が数多く報告されている。