転生したらお姉様が悪役令嬢ぽかった
罪が確定しかけてるのでもよかったんですけど
ある朝、私は気づいた。
自分が転生していることに。
そして姉がもしかしたら将来悪役令嬢になるかもしれないことに。
「お姉様大変ですわ!!」
「何よ朝早くから…起こさないでちょうだい」
「このままだとお姉様は悪役令嬢になってしまいます!」
「アクヤクレイジョウ?聞いたことないわね。」
「悪事を働いて第一王子殿下に婚約を破棄されて我が家は取り潰しになるんです。」
「…それは本当ですの?高位貴族の取りつぶしなんてそうそうありませんわよ。」
「物語によって違うんですけどー、一番軽いものだとお姉様だけ修道院いったり他国の噂が怪しい方に嫁ぐことになったりします。」
「主に私が悪事を働くということ?想像がつかないのですけれど、、我が家専属の医者と薬師が詐欺師でもない限り。でも我が家の使用人は雇用するにあたって紹介状が必要なのよ。」
「お姉様、話がずれています。」
「でも婚約破棄をされるほどの悪事…?」
「たとえばお姉様いつも殿下に憧れてる方々を牽制してますし」
「それは羽虫が殿下を煩わさないためです。」
「昔メイドにお茶をかけてましたよね。」
「あのメイドは催眠薬をいれてきたの。」
「え、どうして分かったんですか?お姉様すごい。」
「王太子妃になるにあたって教育は受けておりますもの。当たり前でしょう。」
「ええと、、この間執事と言い争いをしているのを見ました。」
「…そんなことあったかしら。あぁ、私が孤児院へ寄付ばかりしているからドレスや宝石類も買ってと文句を言われたのよ。」
「うぅ、、1週間前ウマに水をかけてましたよね。動物をいじめるのは良くないです。」
「ウマも水浴びはするのよ。あの日暑かったじゃない。」
「あとは…お姉様が部屋で扇子をもって高笑いをしているのを聞きました。」
「やだ、聞いていたなら教えてちょうだい。…お父様とかに言ってないわよね。精神が正常か疑われるわ。」
「言いません。なんでそんなことを?」
「秘密ね。王女殿下に似合いそうと言われたのよ」
王女殿下は9歳の可愛らしい方である。
「あらら。まぁでも確かに似合ってましたわ。」
「他の人には言わないでね。」
「大丈夫です。(今のところは)」
「………うぐぐ、降参ですわ。お姉さまの勝ちです!」
「あら、これは勝負だったの?気づかなかったわ。」
脱力した私は疲れたのでお姉様のベッドで寝ることにした。
「妹、朝食を食べに行きませんの?」
「しばらくしたら…」
「そう。食堂に行く前に着替えてきなさいね。」
そういって姉はメイドを呼びに行った。
誤字脱字とか合ったら教えてください




