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人生の転換点

走る、己の引きこもり度合いを恨みながら

「遅いよ、リヴ」

「ご、ごめん」

息を切らしながら、指定限の謝罪をする

「いーよ、私もさっき来たところだったし」

「とりあえず、ほらいこ?」

私たちは今、 ”原初の魔女”エルキエルの墓へ行こうとしていた。

”原初の魔女”の墓にはエル消えるが使っていたといわれる杖が保管されている。

町の中を道中他愛のない話をしながら、くねくね曲がりながら目的地まで向かう。

「ここの山のてっぺんだね」

「うぅ疲れそう」

「弱音吐かないのリヴ」

元気ハツラツの彼女の背中を見てはぁとため息をこぼしつつそれでも彼女について行こうとする。

山道を歩いて徒歩15分もうリヴの体力もそこを尽きてきた頃。

「見てみてリヴ!花畑だ」

そこには一面の花畑とともに大きな墓があった、下に正方形の墓石の上に杖が立っている。

「リヴ知ってる?エルキエルの杖って、認めた人しか使えないらしいよ」

「もちろん知ってるよ」

「エルキエルのファンとしてまず知っておいて欲しい、基礎の基礎」

そんな会話をしながら

墓石の前へ立つ

墓石に掘られているエルキエルの文字

「そういえばさ、エルキエルの苗字ってなんなんだろうね?」

「…さぁ」

私自身も知らなかった、助けられたあの日からあらゆる書籍、文献を探したがエルキエルの本名は分からなかった。

一通りの祈りと探索を終え帰ろうとしたその時だった


ものすごい轟音が私たちの後ろでなった。

慌てて振り返ったその時

「リヴ!!」

ニルが私の体を押す。

「ニ…」

その刹那、身の前のニルに光の線がニルの全身を覆う

「ニル!」

駆け寄る、体を揺らす、冷や汗と恐怖が同時に体に危険信号を送るのを感じながら、何度も、何度もニルの名を呼ぶ。

応答はなかった。

ニルに何かをした張本人が言う

「寝てるだけですよ…」

呆れ気味に彼は言い放った、角のある頭長い爪、何も見ずともわかる威圧感、魔族だった。

「まぁ瀕死を眠ると表現できるかは人によりますがね」

「私は魔王軍幹部七柱の一人ベン・ゾグマです」

魔族が自己紹介をするのはその名を広めるためだ狡猾でずる賢い、奴らの煽り

どうしよう、どうしよう、どうしよう

頭の中はパニックだった、どんなにピンチでもどんなに怒りを抱えていても完全詠唱はする、このスタンスは変えない、変えてはならない、あの人がそうしていたから、でもこの状況後ろの瀕死の友達を守りつつ完全詠唱をし、やつを倒す方法

「杖を握れ」

誰かの声がした、どこか聞き馴染みのあるそんな声だった。

言われた通り墓の上の杖を握る、握る?だってこれは認めた人にしか…そんなことを思った刹那

「その杖を握りますか…」

「まぁいい、あなたも死になさい」

ニルと同じ魔法が無詠唱で魔族の手から放たれる、リヴの目の前は、光で染っていた。

当たる、確信があった…が、その魔法は私を囲むバリアに弾かれていた。

「これは驚きました、こんな高度な魔法を、こんな若い幼子が使えるとはまだ人類も捨てたものではありませんね」

「ですが、原石はあの忌々しいエルキエルのように我々の宿敵になりかねません、ここで死んでください」

先程と同じ魔法が無数に襲ってくる

それと同時にリヴは詠唱を始める

「はぁ今の時代に完全詠唱ですか、古臭い」

鼻で笑われる、そんなの慣れっ子だ

今彼女が唱えているのは単純な一般人攻撃魔法、魔法発動者の魔力を単純にぶつけるだけの基礎の基礎通常、人が無詠唱で唱えた場合才があって岩が碎ける程度であった

「一般攻撃魔法?まず魔法そのものが我々の劣化そのものなのに、私をバカにしているのですか?」

やつの魔法が私に届く瞬間

私は二つ思った

一つに、もうあのバリアは展開できない、おそらくあれは杖に残っていた残影、エルキエルがよく使ったことにより染み付いた服のシミのようなものという事

一つにもう詠唱が終わるという事

くらえ

一般攻撃魔法、その名を

「オルゼニード」

彼女の魔法は何よりも早くターゲットの腹を貫通した。

「は?私が人間ごときに????」

奴は灰になっていく、見苦しく断末魔を響かせながら。

やつが完全に消えたと確認して、ニルに近寄る

「ニル、ニル!」

「と、とりあえず救急団に連絡」

救急団に連絡しニルは救急団に運ばれて行った。

一息安心し、とりあえず杖を元の場所に戻そうとしたが置けない、何度も、何度も戻そうとしても倒れてしまう、とりあえず持って帰ることにして、後日治安維持団に持っていこう

次に魔族のベルなんちゃらの死骸を見るとなにかの本が落ちていた、これも治安維持団に一緒に持って帰るために持って帰ることにした。

ニルが心配出ならない、その事が気になりすぎて頭が回らないまま家まで帰ってきた、自室に入りベットに倒れ込むように寝転げる 時刻は23時59分、机の上の戦利品?を眺めながら時間が過ぎていく、その時ちょうどゴーンゴーンと、24時を時計が知らせるその時だった杖からあの人がでてきた。

憧れの、恩人の、夢そのものの、 ”原初の魔女”エルキエルその人だった

「よぉリヴ・マリード」

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