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あるべき姿を忘れれば、もう二度と門はくぐれない

作者:
日本有数の良家、高城家の令嬢である高城翠は、成績優秀で品行方正。しかし、そんな翠には、最近頭を悩ませる種があった。それは年下の婚約者、西條巴の存在。

翠は、彼がもう自分を必要としていないこと、そしてこの関係が形骸化していることに気づき始める。
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