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『エノーラ・ホームズの事件簿』

【作品情報】

原題:Enola Holmes

製作:2020年/123分/イギリス

監督:ハリー・ブラッドビア

出演:ミリー・ボビー・ブラウン/ヘンリー・カヴィル/サム・クラフリン

ジャンル:ミステリー

(参考サイト:Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/)



【ざっくりあらすじ】

母ユードリアと、およそ19世紀の女性らしからぬ、自由奔放かつワイルドで楽しい日々を過ごすエノーラ。


しかしある日、ユードリアが姿を消した。

エノーラに花言葉事典を残して。


母失踪の一報を聞き、兄のマイクロフトとシャーロックが屋敷にやって来る。

二人の野放図な暮らしぶりを知った、お役人のマイクロフトは大激怒。

いかにも厳しそうな、花嫁学校の先生を屋敷に呼び寄せ、エノーラを再教育しようと画策する。

それに反抗するエノーラ。


そんな時彼女は、花言葉事典を手掛かりに、母の残したメッセージを見つける。同時に、母がマイクロフトからせしめていた、多額の現金も。


世間に従うか、自分に従うか――

エノーラは母の教えを思い出し、現金を引っ掴んで男装をして、屋敷を飛び出した。


屋敷を飛び出し汽車へ乗った彼女は、そこで自分と同じく家出中の、テュークスベリーという若き侯爵に出会う。

おまけに彼を狙う、山高帽の暗殺者にも。


辛くも暗殺者から逃げ延びた二人は、なんだかんだで打ち解けつつロンドンを目指す。


次々にトラブルに見舞われるエノーラは、果たして母と再会することが出来るのだろうか。



【登場人物】

エノーラ:

礼儀作法もなっていないし、刺繍も出来ない代わりに、格闘技や爆発物には精通している変わり者少女。

あの兄にしてこの妹あり、である。

持ち前の聡明さとガッツで以て、どんな苦境にも全力で立ち向かう現代っ子。


シャーロック:

ご存知、世界一有名であろう探偵さん。

今作では妹にブンブン振り回されている。

でも、なんだかんだでエノーラのことが可愛くて仕方ない様子。


マイクロフト:

ご存知、世界一有名な探偵さんのお兄さん。

今作では超憎まれ役を買って出ている。

この時代の男性性の、象徴のような存在でもある。


テュークスベリー:

汽車の中でエノーラが出会って、侯爵君。

初登場時はアホ丸出しだが、意外な場面で意外な活躍を魅せてくれる、想定外なキャラ。

なお、初登場時は初期のキムタクみたいな髪型で、若干イケてない。

エノーラと彼の淡い恋路も、見どころの一つ。


ユードリア:

我が子に柔術やら、爆発物取り扱い知識やら、ロンドンの地理や暗号知識を教え込んだ謎の母。

どうやら女性の権利拡大のため、テロリスト的活動も行っているようで……?



【感想など】

なろうとTwitterで仲良くしていただいている、もぃもぃちゃん(ID:153568)が勧めて下さった本作。


いい意味で、子供向けのような映画。

消えた母探しに、狙われる若き侯爵との淡い恋に、殺し屋との大立ち回り、在りし日のロンドン探索……とにかく色んな要素がてんこ盛りで、観る人を飽きさせない映画。


と思ったら、児童文学が原作なんですね。なるほど!


19世紀当時の、相続権すら認められなかった女性たちに許された、良き妻としての生き方等々を知っていると、なお楽しめるだろうけれど。

別にそんなこと知らなくても、きちんと楽しめる塩梅にもなっております。


だってエノーラがきゃわいいから!

クルクル表情が変わって、色とりどりの衣装に着替えて、そして殺し屋相手にも毅然と立ち向かう凛々しさもあって。

その割にお母さん大好きっ子なところも、可愛らしいですな。


また、脇を固める俳優さんも自分好みで、たまらんですね。

ヘンリー・カヴィルさんと、ヘレナ・ボナム・カーターさんですよ! なんという俺得!

ぶりっとケツアゴのシャーロックもええやんけ!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 確かに、役者は良かったですよね [一言] でもあの映画、好きじゃなかったかな… 映画における、マイクロソフトとシャーロックのキャラが許せなかった。なんか原作を馬鹿にされた感が強くて…特に…
感想一覧
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