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『ゴーストバスターズ(2016年版)』

【作品情報】

原題:Ghostbusters

製作:2016年/116分/アメリカ

監督:ポール・フェイグ

出演:メリッサ・マッカーシー/クリステン・ウィグ/レスリー・ジョーンズ/ケイト・マッキノン

ジャンル:コメディ

(参考サイト:映画.com https://eiga.com/)



【ざっくりあらすじ】

過去に旧友と共著した『過去からの幽霊』なるトンデモ本と、それをきっかけとした幽霊屋敷騒動のせいで、コロンビア大学での教職を失ってしまったエリン。

旧友であるアビーに「お前のせいだぞ、なんとかしろよ!」と泣きつくも、アビーも同僚のホルツマン共々、なんか頭悪そうなヒギンズ大学をクビになってしまうのだった。


自分たちの逆境は、「幽霊を科学的に証明できていない、こんな世の中のせいだ」と結論づけた三人は、幽霊の捕獲と、その存在の証明を目指す。

そして、勤務先で死刑囚の幽霊を見たパティと、顔以外に本気で取り柄のない、バカ男のケヴィンというメンバーを加えて「ゴーストバスターズ」を始動させる。


一方その頃、とあるホテルで設備係をしているローワンは、幽霊の目撃スポットに怪しい装置を設置するという、謎の行動を見せていた。

彼の目的は一体なんなのか。

「オバケ女」と馬鹿にされ続けたエリンたちは、世間をギャフンと言わせることができるのか。



【登場人物】

エリン:

ちょいちょい言動が痛い主人公。おそらく非常に面食い。

コロンビア大学で講師として働きながら終身雇用を目指していたが、過去のしっぺ返しで失業する羽目に。

物語前半は小ぎれい(だがちょっと時代遅れ)なファッション&ピンヒールと、非常に女性的なファッションをしている。

彼女の服装の変化にも注目すると、吹っ切れ具合がよく分かる。

終盤では女を上げる。


アビー:

エリンの高校時代のマブダチで、学長がお馬鹿なヒギンズ大学に潜り込んで、幽霊研究にいそしんでいた。

ちょっとぽっちゃり体型で、中華料理のスープが好きな模様。

共同作者のエリンに内緒で、『過去からの幽霊』をAmazonで販売(電子書籍含む)していたのが、そもそもの発端。

事務所の鍵は、ブラにくくりつけるタイプ。


ホルツマン:

何故か全員から名前でなく、名字のホルツマン(あるいはホルツ)で呼ばれている、四人組一番の変人。

幽霊屋敷でプリングルスを食べたり、事務所を燃やしたりと、色々やらかしている。

その反面、シリーズお馴染みのプロトンビームや捕獲装置、その他新登場のメカの数々は彼女の発明品である。ぶっちゃけいないと、かなり困る人。

終盤の無双シーンが、何気にめっちゃかっこいい。


パティ:

陽気な黒人枠にして、雑学女王。

シリーズお馴染みの霊柩車の持ち主でもある(正確には、彼女の叔父のもの)。

地下鉄職員という安定した立場を捨ててゴーストバスターズに加入するという、なかなかアナーキーな人物。

物語後半、幽霊に憑依されたアビーをビンタ一発で除霊するという、謎の能力を披露した。

原作の黒人枠であるウィンストンは、一作目ではお客様感があったが、こっちはめちゃめちゃ馴染んでいる。除霊能力とコミュ力に優れている模様。


ケヴィン:

ゴーストバスターズの受付担当。中の人は雷神ソーだが、あそこまで知恵は回らない。

むしろハルク並みにお馬鹿である。

だがお馬鹿過ぎて、なんか可愛い。顔がいいって正義だね、を体現しているキャラクター。

ちなみに原作の受付嬢であるジャニーンは、頭の回転がいいタイプである。



【感想など】

世間での評判がいまひとつだけど、個人的に大好きな作品。


原作である『ゴーストバスターズ(1984年版)』の主要人物がカメオ出演していたり、霊柩車のナンバープレートは変わらず「ECTO-1」だったり、マシュマロマンが出て来たりと、原作愛に満ち溢れている作品だと思う。

だって亡くなられたハロルド・ライミス氏(原作のスペングラー役)の銅像まで、ご本人の代わりに出してくれてるんだよ? スペングラーが好きだったので、それだけでもうお腹いっぱい。


そんな懐古厨じゃなくても、当作は楽しめる作品になっている。

たしかにコメディ役者である、主演の女優陣の会話劇は時々冗長だ。特に掴みの前半にて。

あと、ついでにジョークがお下品だったりもする。


それはそれとして、観てくれ!

世間からつまはじきにされた主人公たちが世界を救う、という王道を下敷きにしつつ、コミカルなシーンをリズミカルに配置した良作だから!


下品なジョークなんて、慣れちまうから!

戦う主人公たちが、原作顔負けで凛々しいから!

ケヴィンが馬鹿可愛いから!

最後の最後の夜景のシーンなんて、ウルッとしちゃうから!

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