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1.故郷への帰還

初投稿です。文章が拙いと思いますがよろしくお願いします。

飛行機を降り、荷物を受け取り、ターミナルを歩いていると騒がしい一団がそこにいた。この空港は民間用だから確かに毎日騒がしいが、その集団は端から見ても異常だった。そして、そんな一団の待ち人を見つけたのだろうか、こちらへよってくる…まぁその待ち人は俺なんですけどね。ハァ…

「なんで蒼穹くんは卒業してから2ヶ月も向こうで油売ってたんですか?もしかして現地妻でも作ってたんですか?そんなことしてたらわかってますよね?」

「そんなことしてねぇわ、俺ってどんだけ信用ねぇんだよ❗後、綾音さんマジで怖い」

「弁明の前に何か言うことない?」

「ただいま、綾音。」

「おかえりなさい、蒼穹くん❗」

そんな感動的とは言いがたいなんとも間抜けな再会に茶々をいれる馬鹿が一人。

「あのー、すまんがそこのバカップル?こんなところで盛大にいちゃつくのは止めて貰っていいかな?まぁ、とりあえず位階取得大義であった、天翔蒼穹よ褒美をつかわそうぞ。」

「お前もお前で冗談かましながら話すな、後、なんでお前が俺より偉そうにしてやがる馬鹿が❗」

「そんなこと言って良いのかな?ちゃんと綾音ちゃんがそっち行かないように見張っててあげたのに?良いのかな?蒼穹君?謝るなら今のうちやぞ?」

「はいはい、その件は有難う御座いました。で、なんでお前らまでここに来てんだよ、艦公認バカップルが、嫌味言う暇あればそこらでイチャついてろ❗」

「天翔君…私たちは年中イチャついてる訳じゃない…それにバカップル度だとあなた達の方が上…ねぇそう思わない?夜くん?」

「うんうん、俺もそう思うぞ、艦公認のバカップルならそっちの方だろ?この半同棲カップルが❗どこまで行ったんだい?綾音さんよぉ早くゲロっちまった方が楽だぜぇ」

綾音は顔を真っ赤にしながら「けけ健全な関係だししししし、どどど同棲なんてしてないんだからねぇ‼」

もうわかりやすく狼狽する辺りが本当に可愛いわーうちの彼女本当可愛い。まぁ後ろに組んだ手で攻撃術式構築さえしてなければ良かったんたけどねぇ。怖いからマジで止めて

「蒼穹?何か弁明あるなら今のうちやぞ?」

「ん?あぁ、うちの彼女は今日も可愛いなぁと」

「はい、ナチュラルノロケ頂きました!これだからリア充は…」

「ねぇ?夜くん?私後でちょっと夜くんにお話があるんだけど良いかしら?」

「え?どんな話?歌音?今日家に泊まる?」

「えぇ、時と場合によっては泊まりますけど、まずは話が終わってからね…」

うっわぁ歌音さんマジ怖いんですけど…それに比べてうちの綾音さんはかまってとばかりに腕引っ張ってくるな…

「ねぇねぇ蒼穹くん蒼穹くん❗今日私泊まってもいい?」

「良いけど、荷物は?」

「もう車に積んであるよ」

「お、用意が良いねぇ…車?綾音さんまさか運転免許持ってたりする?」

「もちろん持ってないけど?」

「誰の車で来たのか教えて貰っていいか?」

「春香さんの車で来たよ」

「で、春ねぇは?」

「車停めに行ったよ、そろそろくるんじゃないかな?」

そう言った瞬間奴は来た

「蒼穹くーーーーん‼お姉ちゃんが迎えに来てヤッタゾーー‼嬉しいか嬉しいか、そうかそうか、なら良かった良かった」

「あ、ただいま。で、仕事は?」

「仕事?近衛第2席に第1席の迎えに行ってこいって言われたのよ。後、伝言がひとつありますよ、『魔術航行艦山城第1席候補生』天翔蒼穹樣。」

「このまま行った方がいいのか?春ねぇ?後、第1席候補って呼ぶなこんな所で」

「ごめんごめん、明日の午前10時30分に第2区の近衛邸に来るようににだって。」

「一人で?」

「綾音ちゃんと夜くんにも同席してもらいます。」

「わかりました春香さん。蒼穹くん緊張するよ、近衛2席ってあの神経質そうな人だよね?服どうしようかな?」

「綾音…服の心配ならしなくていいぞ、綾音用の正装なら家にあるから」

「ありがとー、なら心配ないね」

「ちょい待て、なんで俺も?俺なんか悪いことしたっけ?」

「強いて言うなら生きてることが罪?」

「おいおい蒼穹よ、誰がボケろと言った?」

「俺は至って真面目に言ったんだけど…あ、自覚がなかったのか、ごめんごめん。」

「…夜くんの存在が罪だったとしても私だけは味方だからね…」

「歌音の愛が重い、もっとほかの?慰め方があるでしょ」

そんな感じでぐだぐだやっていると突然春ねぇが俺らに宣言してきた。

「こんな所で騒いでたら回りの人の迷惑になるから出ましょ、どうせ皆うち来るでしょ?」

は?綾音は来るってわかってたから別にいいけどそこのバカップルも来るなんて聞いてないけど?ていうかなんだこのしてやったりみたいな顔してる春ねぇは?…さては貴様謀ったな❗

「迷惑じゃないならお邪魔さしてもらいます、歌音もそれで良い?」

「うん、私もそれで良いけど、綾音はそれで良いの?…せっかく久しぶりに会えたのに、私達も一緒にお邪魔しても良いの?」

「別にいいよ、皆で行った方が賑やかでいいよ‼」

やっぱり綾音さんはこういうとこ天然なんですね

「話も決まったんならさっさっと車の行くよー」

こうして一人で家に帰るはずがいつまにか団体で帰ることになりました…

学園が舞台になるのは少し先です。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 世界観はとても作り込まれていて、面白いです。 [気になる点] 登場人物の容姿や周囲の景色の描写が少ないと思いました。
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