余興は誰のために(プロローグ)
世界は回る、クルクルと。
運命とはまぁ、数奇なものでいつかはやって来るのです。
貴方に、そう私にだって。
私は誰だって?んー、そうですね。語り手だと思って下さい。
物語と言う物は作者がいて、主人公がいて、読者がいる。
それに語り手の私がいると少しは読み易いでしょ?
子供たちにお話を読んであげては街を転々とし……えっ?私の話は聞きたくないですか……。
それはまことに申し訳ない。ついつい話してしまいまして。
では、
物語とは何かと聞かれたら貴方ならなんと答えますか?
童話?おとぎ話?伝説?
私ならこう答えます。今、生きていることが物語を作っていると。
貴方は自分の物語の主人公、そうヒーロー、そしてヒロイン。
物語ってのはこの世に生を受けたものには誰しも作ることの出来る素晴らしい読み物なのですよ。
ここに置きましては、このような拙い読み物を閲覧していただきありがとうございます。
さてさて、はじめの方で言いましたが運命と言うのが今からお読みします本の題材みたいなものです。
運命に踊らされるのか、はたまた運命を操るのか、それらは彼ら主人公たちの生き方で決まるでしょう。
では、お話に入る前に少しだけ今回の舞台になる世界の様子を見てみましょう。
町外れにある便利屋って知ってるか?
あぁ、あのイカれた発明家とアル中のいるとこだろ。
ふむふむ。
メギータ・ファミリーがまた殺しをしたらしい。
またかよ、これで何人目の犠牲者だ?
ほうほう。
敵国のスパイがこの街にいるって噂があるらしい……。
お前の話しは嘘ばっかりだからな、本当かぁ?
なるほど、なるほど。
最近、異形の者が人攫いをしているってさ
奴隷狩りの恨みだろうな
とりあえず、ここまで。本当はまだまだ沢山あるのでしょうけどキリがありません。
さて、運命の歯車。ジグソーパズルの最後の1ピースは誰が握っているのでしょうか。
それは誰にも分からない。
さぁさぁ楽しいショーの始まりだよ。
眠れない夜へとようこそ!!
久々の投稿です。
文書は上手くないので適当に読んでください。