閑話
今回は閑話、パラレルな世界の話です。本編には一切影響はありません。
「さて、今回はいつもと違って寄り道的な話だよ。ちょっとばかり質問が溜まってきたものでね、ここいらである程度消化しとこうかというわけさ」
真っ白な空間にて、一人水晶玉のようなものを覗き込みながら話すリース。その顔はここでないどこかを見ているかのようであった。
「でも、私一人で淡々と紹介するのも無粋だからね。ゲストを呼ぼうか」
パチンとリースが指を鳴らすと、真っ白な筈の空間に突如少年が現れた。谷中光一、AWO世界ではライトと名乗る神の従者であった。
「ここは、どこだ……?」
「そういうことは今は考えなくていいよ。この空間に直接キミを呼ぶのはまずないからね、今回限りの特別編さ」
再度、彼女が指を鳴らすと二脚の椅子にテーブル、そして机の上にいくつかの手紙が積まれた状態で出現する。やはり神様に常識は通用しないのだろうと自分を納得させた光一は、
「リースがそういうなら」
そう言って椅子に座るのであった。
[キャラクターの身長を教えてください]
「最初の質問はこれだよ」
「この質問は多かったな、確かにキャラも増えたしそのあたり不明瞭なヤツ多いからな」
「というわけで一気に発表していっちゃうよ」
ライト 175cm
リース 158cm
ミユ 176cm
トイニ 140㎝
夜明け
セイク 167㎝
ケン 185㎝
リン 167㎝
シェミル 163㎝
フェニックス 170㎝
フェディア 142㎝
攻略組
ロロナ 160㎝
ヴィール 178㎝
ティーダ 166㎝
サイア 165㎝
管理教団
ロズウェル 188㎝
リリー 159㎝
レヴィン 173㎝
リュナ 163㎝
キアン 165㎝
ザール 188㎝
ジェイン 177㎝
「とりあえずこんなところかな」
「管理教団や攻略組の身長なんかは初めて言及されたんじゃないか?」
「作中だとあまり身長とかには触れないからね」
「そういえば、この身長って現実は反映されているの?」
「体験型ゲームってことで少しは設定でいじれるが、身長あたりは誤差が出ると動きに支障が出やすいってのもあって現実と殆ど同じ数値だな」
[自身操作なしの光一ってどのくらい強いの?]
「どうなの?」
「いや、どうなのって……」
「本人が目の前にいるからね、直接聞いた方が早いじゃないか」
「やっぱり時の運や才能、相性の差も大きいから一言に言うのは難しいんだぞ」
「それもそうだね。じゃあ、decided storongestの中ならどうなると思う?」
「そうだなぁ……はっきり言ってキアン相手にも勝てるか怪しいくらいだな」
「分身はまず使えないし、集中も無いとすると厳しいんだね」
「今使っている戦法が全く使えないからな」
[トイニが最初は居なかったってホント?]
「あー、これは少し違うね」
「正確には“初期設定では仲間にならなかった”が正解だな」
「精霊の里に行く話は元からあったんだけど、そこで仲間になるのはミユのはずだったんだよね」
「ちなみにフェディアがセイクの仲間になるのは、考えられていたな」
「フェディアのコンビニなるようなキャラってことで、トイニを出したら想像以上に扱いやすいキャラになっちゃったんだよね」
「今ではすっかりムービーメーカーだからな」
[作中キャラの速度ランキングが知りたい]
「これも地味に多かったね」
「言い回しは違うが、○○と◆◆どっちが速いんですか? とかもあったからな」
1 ライト(迅雷)
2 ロロナ(瞬爆手甲・太陽爆裂)
3 ライト
4 ロロナ(瞬爆手甲)
5 リュナ
6 リン
「ざっとこんな感じかな」
「やっぱり光一はかなり速い方なんだね」
「レベル差もあるが、やっぱりステータスをかなり極端に振り分けている恩恵だな。基礎ステータスを速さに極振りしているプレイヤーはそうそういないし、軽装と職のボーナスとかもあるからな」
「そういえばロズウェルとかは入っていないんだね」
「あくまで今回は、ある程度の直線距離での速度と仮定したからな。ロズウェルは基礎ステータスや、一部の技で短い距離を瞬時に移動することはできるが、ロロナのように直線を移動するのには負けるんだ」
「なるほどね。じゃあ今回はここまでにしようか、あまり本筋から離れすぎてもあれだしね」
「基本的に質問にはすぐ答えているけれど、回答に時間がかかるものや質問が溜まってきたらこうして答える機会がまたできるかもな」
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