第100話:新人3
「よ、レイアス」
工房を訪ねて挨拶する。一応、アポは取っておいた。ニクスの装備をここで揃えさせようと思ったのだ。
「景気はどんな感じだ?」
「おかげさまで、武器以外が好調だ」
カウンターの向こうに座っているレイアスに聞くと、そう言って肩をすくめた。
「あー、まだ続いてるのか剣鉈特需」
「最近、エルフ達がよく注文に来てな。エルフが来た理由についてはお前経由だと分かるが、何であれに需要があるのかよく分からん」
「あぁ、それな。狩人達って、護身用の短剣や小剣を持ってるんだが、あれだと薪を割ったり藪を払ったりするのに不便なんだと」
森に入るのに荷物が増えない方がいいらしい。一振りで何役もこなせる剣鉈が便利だ、と言うのだ。俺自身は小剣と大差ないだろうと思ってるんだが、彼らがそう思うならそうなんだろう。ストレージ系アイテムも、全員が持ってるわけじゃないしな。
「それは置いとくとして」
横に動いて背後にいたニクスを紹介する。
「第二陣のニクスだ。彼女の装備を見繕ってやってくれ」
「こっちは商売だ。買うなら提供するさ。鍛冶職人のレイアスだ。何が必要だ?」
「ニクス、といいます。剣は初期装備があるので、盾と鎧を」
レイアスの問いに、ニクスが必要な武具を挙げる。
「予算は?」
「1万2千以内でお願いできますか?」
ん、1万2千? 初期の所持金、第一陣よりも加算されてるんだろうか。俺の時は1万だったんだけどな。
ふむ、と少し考えて、レイアスが言った。
「盾はともかく、鎧は無理だな、予算的に」
おや、足りないのか。やっぱり金属鎧は高いか。
「それに、俺に女性用の鎧を作れとか、どんな拷問だ?」
「チェインメイルじゃ駄目か?」
チェインメイルは鎖で編んだ服みたいなものだ。大きめのなら調整はできると思うんだが。
「1万ちょっとでは無理だな。それに今あるチェインメイルでも、そのボリュームはな……」
ニクスの胸部を一瞬だけ見るレイアス。あぁ、やっぱり厳しいか、あのサイズだと。
「実は女性プレイヤー用の防具に関しては問題があってな。一部特徴のある体型用の防具は、ほとんどが調整じゃ間に合わないそうだ。チェインメイルでもある程度は身体のラインに沿ったものにしておいた方がいいというのもある。だぶついた部分はベルトで留めてもいいが、脱着の手間も増えるからな」
調整で間に合わないってことは、特注じゃないと無理なのか。ビッグサイズの女性プレイヤーが多いってことだろうかね。普通は鎧って、装備する人に合わせて作ったり調整したりするもんだしな。普通のゲームだとサイズ関係なく同じ値段で買えるし装備もできるけど。
「そういやニクス。お前、今のアバターで現実に比べて動きづらいとか、バランス感覚が崩れるとかないか?」
「いえ、ローゼからはリアル準拠で作っておけと言われたので、特に違和感はありません」
問うと、そんな回答が返ってきた。盛ってるわけじゃないのか。うーむ、ますます疑惑が深まっていくな。
「きっちりしたのはシザー達に任せるのがいいだろう。間に合わせでいいなら、少々歪になるが、革製の防具をでっち上げることもできるがどうする?」
「どう、した方が、いいでしょうか?」
レイアスの質問にニクスは質問で返した。俺もシザー達に任せた方がいいと思うが、それまでをどうするかだよな。正直、場所を選んで狩りをするなら、とりあえず腹だけでも守っておけば何とかなるだろう。チャージラビットの突撃とかの打撃系なら、巨乳ガードでも何とかなるだろうし。いや、ならんか。そこは盾でフォローしてもらうか。
「盾を使うなら、胸甲までなくてもいけるんじゃないか? グリーブとガントレット。腹回りをハードレザーで覆えば、よっぽど当たり所が悪くない限りは大丈夫だろ。ニクス、それでどうだ?」
「え、っと、あの、今の説明自体が、何が何だかよく分からなくて……すみません……」
とニクスは申し訳なさそうな顔。あぁ、そういえばゲーム初心者だった。
「脛当てで脚を防御、前腕に篭手を装備して、腹は固い革の防具を着用。敵の攻撃は基本回避で、危ない時は盾で防御する。最初はそういうスタイルがいいんじゃないか、ってことだ」
言葉と共に防御箇所を指し示して説明してやると、それで理解できたようだった。
ニクスはレイアスの所で盾とガントレット、グリーブを購入した。胴体は腹回りだけをカバーするハードレザーだ。イメージ的にはコルセットだな。胸が強調されたような気もするが、レイアスに他意はないだろう。
ついでに男共の視線対策用に、フード付きのマントとズボンを奨めておいた。外を歩くのにだいぶマシになるんじゃないかと思う。
「あと着替えだな。今回のアップデートで、プレイヤーは汗をかくようになった。体臭も出るみたいだから女性にとっては気になる部分だろうし、公衆浴場もできてるからそれも利用するといい。アインファストの浴場の場所は知らないから、誰かに聞いてくれ。プレイヤーよりは住人に聞いた方がいいかもな」
「フィストさんはまだ使ったことがないんですか?」
「いや、俺は今、ここから2つ先の街が活動拠点だから。そこの風呂は使ったことあるぞ」
やっぱり風呂は最高だ。汗とか汚れとか出なくても、入れるなら入りたい。アインファストも造りは大差ないと思うけど一度は入っておこう。それから温泉も行きたい。ドラードの沖に温泉の湧く島があるらしいし。
さて、それはともかくとして。他はどうするかな。
「合流したらどういう遊び方をするかとか、ローゼは言ってなかったんだよな?」
「はい、特には。何か問題が?」
「いや、そっちのスタイルに合わないことを無理に教えることもないからさ。その辺をどうするかな、と」
「具体的にはどういうことでしょう?」
「野営のノウハウとか。街から街への移動は、徒歩だと数日かかるんだ。乗り物を使えば1日で行けるが当然有料だからな。それに今後、乗り物でも数日かかる距離ってのがないとも限らないから」
「野営、ですか。大変そうですね」
「でも、キャンプって言い換えたら、楽しそうだろ?」
ニクスが難しい顔で考え込むのでそう言ってやる。言い方が違うだけでやることは大差ないけどな。それにローゼが山籠もりするタイプだから、いずれ巻き込まれるんじゃなかろうか。
ただ、野営関連はあれこれ説明するだけで終わるか。さすがに一緒に野営するわけにはいかんだろ。
「あとは戦闘訓練だが、一番いいのは闘技場の横にある訓練所で、ある程度レベルを上げることだな。あそこにいる教官達に聞けば、色々と有用なことを教えてもらえるし。俺が知ってる教官に、パーキンスさんって男性教官がいる。あの人、剣を提げてたから、もしいるようなら教えて――」
「ねぇ、彼女」
説明を遮るように横手から声を掛けられた。そっちにいたのは3人の男性プレイヤーだ。1人は剣士、1人は槍使い、1人は壁役かな。装備はそれなりに整ってる。というかあれ、課金装備だ。今回のアップデートで導入された、魔鋼製の武器と鎧がこんなデザインだったはず。
「そんな装備してるところを見ると、始めたばっかりだろ? 一緒に狩りとかどう? 色々サポートするからさ」
「お断りします。無礼な態度を取る人とは関わり合いたくありませんから」
「無礼?」
「会話に割り込んでくるあなた達のどこに、礼儀があると? お引き取りください」
問う剣士に、きっぱりと言うニクス。が、あちらにめげた様子はない。
「まぁそう言わずにさ。隣の貧相な奴よりよっぽど力になれるから」
俺を一瞥してそんなことを剣士が言う。今の俺は茶革製のマントで身体を隠してるからそう見えるんだろう。別にボロくはないんだけどな。
「もう一度言います。お引き取りください」
ニクスは素っ気ないままだ。さすがに相手にも不機嫌の色が見えてきた。これ以上はまずいか。
「人間、諦めが肝心だと思うぞ」
前に出て、連中の意識をこちらへと向ける。
「執拗な声掛けは迷惑行為で規約違反だ。それでアカウントを削除されたプレイヤーだっている。始めたばかりで引退なんてしたくないだろ」
始めたばかり、を強調して言ってやると、あちらに動揺が走る。なんだ、気付いてないのか?
「その、見た目だけなら立派な魔鋼装備だけどな。既に職人にレシピが知れ渡ってるから、GAO内で入手可能だ。第一陣じゃ、訳ありの奴しか買わないんだよ」
周囲でクスクスと笑い声が上がった。こっちの騒ぎに気付いて見物してる古参プレイヤーだろうな。そう、課金の魔鋼装備は現時点ではそういう物だ。新人がスタートダッシュに使う分にはいいんだろうけど。ちなみに第一陣でこれを買う訳ありの奴っていうのは、店で買い物をするだけのコミュ力がないぼっちか、そもそも街に入ると身の危険がある犯罪者プレイヤー、あとはウケ狙いくらいだそうな。
外野から、尻尾巻いて帰れとか、諦めろ新人とか野次が飛んでくる。あ、それはまずい。
「うるせぇっ! たいした腕もねぇくせに古参ぶりやがって!」
剣士が剣を抜いた。あー、やっぱり煽る形になったか。PvP申請のウィンドウが目の前に表示される。しかもデスマッチだ。
そして外野からは、更にそれを馬鹿にする野次。これ、どうしたもんかな。
「私がGMコールをすれば片付くんじゃないでしょうか?」
「ニクスへの声掛け云々はもう関係なくなってるからな。経緯はともかく、決闘を受けるかどうかの問題にまでGMは干渉できないぞ。それにここで断ると、俺が妙なレッテルを貼られることになりかねないんだよ」
これだけ注目を集めると他のプレイヤーが無責任に煽り立てるだろうしな。事実無根の話で腰抜けだ軟弱者だと言われるのは面白くない。
「申し訳ありません。私のせいで……」
「いや、ニクスは当然の対処をしただけだろ。何も悪くない」
表情を曇らせてニクスが謝るが、悪いのはナンパしてきたこいつらだ。いや、それ自体は度が過ぎなければ問題ないか。引き際を分かってさえいればそれで終わる話だし。
「お前達、何をしている!?」
そこへ声と共に割って入ってくる人達がいた。アインファストの衛兵さん達だ。
「一体、何の騒ぎだ? 往来での迷惑行為は慎んでもらおうか」
「PvPの邪魔だ! 出しゃばるんじゃねーよ!」
俺達と剣士達を見て事情を把握しようとする隊長さんらしき人に、剣士が吠えた。
「決闘だと?」
あ、PvPって決闘に自動翻訳されてるんだな。隊長さんは俺を見て少し驚いた様子を見せ、続けて剣士達をじっと見る。それから再度俺を見て、言った。
「こいつらは正気なのか?」
隊長さんの言葉で、周囲がドッと湧く。今度はプレイヤーだけじゃない。住人達もそれに加わっていた。問いに対し、俺は肩をすくめることで答えた。っていうか、どうしてそんな反応するの隊長さん……
「決闘だと言うなら、それを止める権限は我々にはないが……」
「何だってんだよ!? 文句でもあんのか、ああっ!?」
気の毒そうな視線を剣士に向ける隊長さん。それに過剰に反応する剣士。周囲が更に盛り上がる。連れの槍使いとタンクはさすがにこの状況がおかしいことに気付いたようで、少し不安げだが。
「決闘なら受けてやる。ただし、公式HPに行って、アインファスト、ツヴァンド、ドラードの防衛戦動画を見ろ。それを見終わった上でまだやりたいなら、こっちからはもう何も言わん。全力で相手してやる」
「止めとけ止めとけ! 見てもつまらん勝負なんざ、やるだけ無駄だ!」
正直面倒なので、猶予を与えるべく条件をつけた。すると、そこに別の声が飛び込んでくる。
「よ、フィスト。相変わらず面倒事か?」
「ご無沙汰しています、フィストさん」
人垣を割って出てきたのは【自由戦士団】のレディンとアオリーンだ。まだアインファストにいたんだな。
「俺が面倒事を引き起こしてるみたいに言うな。失礼な奴め」
「な、なんだてめぇっ!?」
「キャンキャン吠えるなよ。俺は弱いって宣伝してるようなもんだぜボクちゃん」
突然現れたレディンに敵意を剥き出しにして叫ぶ剣士。一方のレディンは涼しい顔で剣士をあしらう。
「なぁ、お前ら! こっちの新入りの勝ちに賭ける奴がいるなら手ぇ挙げろ!」
レディンが周囲に声を放った。挙手する奴は1人もいない。ありえねー、とか、賭けにならねぇよ、とか言う声が時折聞こえる。
「これが現実ってやつだ、世間知らずのルーキー共」
周囲の反応に狼狽える剣士達に、レディンが言い放つ。
「お前らが束になっても、そいつにゃ絶対勝てねぇよ。とっとと帰って、さっきこいつが言った動画を見るといい。戦わなくてよかったと、心の底からそう思えるからよ」
「別にいーんじゃねぇの、レディンさんよ。そいつらが叩き潰されたって誰も損はしねぇだろ?」
そんなことを言ったのは1人のプレイヤーだ。そいつを見て、レディンが胸を張る。
「俺達はこの後でメシを食うんだ。フィストは【解体】スキル持ちだ。ルーキー共が挽肉にされる惨劇を見た後で食うメシが、美味いと思うか?」
それを聞いたそのプレイヤー、そして他のプレイヤー達の表情が一瞬で歪んだ。えー、いくら何でもそこまでは……というか、何で全員納得してんだよっ!?
「こいつにブッ殺されたくなかったらとっとと失せろっ!」
結局、レディンのひと吼えで、剣士はPvP申請をキャンセルし、連れと一緒に逃げ出した。衛兵さん達も通常業務へ戻り、野次馬達も散っていく。何か、全部レディンが持っていった気がするが、無益な戦いをせずに済んだのでよしとしよう。だが、な。
「レディン、てめぇ、人を猛獣みたいに言うんじゃねぇよっ!」
「ぐおっ!? ちょっと待て! シャレにならねぇっ! 頭皮が削れるっ!」
ヘッドロックを極め、頭頂部に拳を捻り込む。無論、ガントレットは装着したままでだ。
「だ、だってお前! どんなに気分が悪くなる事でも、やるべき時は我慢して徹底的にやるじゃねぇかよっ! あのままPvPになってたらどうするつもりだったっ!?」
「どうする、って。ギャラリーにスプラッタ警報を出した上で、【強化魔力撃】込みの【斧刃脚】で一撃するだけのつもりだったよ。それで降参するだろう?」
「アホかっ! どう考えてもオーバーキルだっ! ボクちゃんが真っ二つにされて血と臓物を撒き散らす惨劇しか見えねーじゃねーかよっ! どこに降参する余裕があるんだよそれっ!?」
「いや、魔鋼の鎧まで着てるんだし、そこまでは……」
「中型魔族の首すら斬り飛ばすフィストさんの蹴りを、ルーキーがまともに食らって耐えられるわけがないじゃないですか」
同意を求めてアオリーンを見ると、呆れた視線と共にそう返された。
「あ、あの……」
言い返せず黙っていると、躊躇いがちな声が届く。そうだった、こんなことしてる場合じゃなかった。レディンを解放してニクスに向き直る。
「あー、すまんニクス。ほったらかしにして」
「いえ、私のせいでご迷惑を……」
「お? おおおお? おいおい、フィストくん、お前も隅に置けねぇなあだだだだっ!?」
妙な絡み方をしてきたレディンの顔面を鷲掴みにして、力を込めた。少し黙ってろ。そしてちょうどいい。
「アオリーン。もし女性用の服を扱ってる店でいい所を知ってたら、この子に教えてやってくれないか。今日知り合った第二陣の子でな、そっち関係は俺、さっぱりだから」
レディンを助けるつもりはないらしい。頷いてアオリーンはニクスを見る。
「初めまして、ギルド【自由戦士団】副団長のアオリーンと申します」
「初めまして。今日初めてログインした、ニクスと言います」
「服ということですが、どのような物を?」
「普段着と下着の替えを。それからズボンと、フード付きのマントなんですが」
「着替えは分かりましたが、ズボンとフード付きのマント、ですか?」
「はい。この恰好のままでは色々と不都合がありまして。だったら、とフィストさんがアドバイスをくださったので」
ニクスの恰好を見て、アオリーンが俺を見る。
「さっきの連中みたいなのが群がってくるんだ」
「なるほど、理解しました。鬱陶しいですからね、あの手の連中は」
不機嫌そうにアオリーンが頷く。きっと彼女もそういう迷惑行為を受けたことがあるんだろうな。
「アオリーン。お前の行きつけの店で大丈夫なのか?」
「何がですか?」
突然意味不明なことをレディンが口走った。首を傾げるアオリーンに、
「だって、サイズが全然違うだろ」
と、レディンは両手を胸の前で持ち上げるようにした。いや、確かにアオリーンのは並だったけどさ。
「フィストさん、パワーアップで」
「ぐおおぉおおっ!? 潰れるっ! こめかみが潰れるっ!」
無表情でそう言ったアオリーンの言葉に従い、力を更に込めた。迂闊な奴め。
「間に合わせでいいなら紹介します。ですが、現実のような服を望むのなら、プレイヤーメイドの方が質は高いですよ。そちらなら多分、フィストさんにも心当たりがあると思いますが」
「まぁ、あそこなら大抵の服はどうにかなるだろうな」
言うまでもなくコスプレ屋のことだ。防具の件もあるし、紹介するつもりでいる。ただ、スティッチがどう動くかが心配だ。確認してはないけど、チャイナドレスをローゼに奨めたのも多分あいつだろうし。あいつならニクスにビキニアーマーとか……うん、想像しちゃ駄目だ。色々まずい。
「ところでフィストさん。ニクスさんも一緒に、これから食事などどうですか? 女性プレイヤーからのアドバイスなどもあった方がよさそうですし」
「そうだな。男の俺には聞きにくいこともあるだろうし。どうする、ニクス?」
「いいんですか? 私が、その、一緒でも……」
「大丈夫ですよ。同じ女性プレイヤーとして力になれればと思っていますから。フィストさんには申し訳ありませんが、団長のお守りを頼みます」
「ちょっ!? 俺の扱いが酷くないかっ!? 団長よ俺!?」
レディンの抗議は誰にも相手にされなかった。自業自得だ。
食事をしながら色々と話をした。アオリーンとの会話は、ニクスにとって有用だったようだ。よく考えてみたら、アオリーンの戦闘スタイルってニクスと同じ剣と盾だしな。
ニクスとアオリーンは同じ真面目系ってことで意気投合したようで、最後にはフレンド登録をしてたようだ。
レディン? 最初にしこたま飲ませて潰しておきましたが何か?