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お久しぶりです。

最近、ネタ切れが始まりました・・・orz

そして更新スピードも低下中・・・

どうしたことだろう・・・ハァ・・・


「やあ!!」


僕たちが家の中に入ると、そこにはインフルエンザだとは全く思えないほど元気ハツラツとした伶が立っていた。

表情は暇を持て余していて何かしたいけど何もすることが無いところにおもちゃが降ってきたときの子供のようだった。

この表情や言動を見る限り、僕が考えていた通り、自宅待機の期間だったようだ。


「やあ、伶、久しぶりだね!! 元気だった?」


「おおっ!! 秋葉も来てくれたのか!! さすが我が親友!!」


「当たり前じゃないか!! 伶は大切な情報源&親友だからな!!」


そう、2人は言いながらハグをした。

伶と秋葉は中学校時代からの親友のようだ。

2人とも性格が似ているもの同士、仲がいいんだろう。

伶も秋葉も心から喜んでいるようだし・・・

・・・・・・ん?今、秋葉の口から恐ろしい単語が聞こえた様な気がするけど・・・・・・気のせいですよね?


「まぁ、まぁ。相変わらず秋葉ちゃんと伶は仲が良いわね~ でも、立ち話はなんだから、早く伶の部屋にでもみんな言ってきて頂戴。 後でお菓子でも持って行くから」


伶のおばさんがにこにこしながら提案してくれた。

僕たちの中でも『じゃあ、お言葉に甘えて』といった雰囲気が流れる。

そこで僕は幼馴染の顔を見た。

別に表情を伺ったわけではなくて部屋まで案内してくれないかという意味で、だ。

たぶん、何度か部屋に上がったことはあるのだろうけど、僕は一切覚えていないからだ。

ところが、僕が見た幼馴染の顔にはなぜか汗が垂れていた。

運動した後に流れるさわやかな汗とは違い、尚且つ、病気が原因とも全く見れないような冷や汗がどっと出ていた。

なぜここまで焦るのか僕には分からない。

男ならベッドの下に今、あの本が隠しているとかという理由で部屋に入れたくないという気持ちになるのは何となく分かる。

もっ、もちろん、僕の部屋にそんなものは無いけどっ!!

でも、伶はどこからどう見ても女子だし、戸籍上も、もちろん女子だ。やましいものを隠しているとは全く思えない。


・・・もしかして、BLもの(18禁)が・・・!?


そっ、そんなわけないよ・・・・・・ね・・・・・・・・・?

伶がそんなもの持ってるわけない・・・よ・・・・・・ね・・・・・・?

やばい・・・・・・寒気がしてきた・・・

いや!!さすがにこんなことを考えるのは失礼だ!!伶がそんなものを持っているわけが無いじゃないか!!

・・・・・・じゃあ、何でこんなに焦っているのだろう?そう僕が考えているとツッコミ少年が声を上げた。


「なぁ、あそこに『伶の部屋』て書かれてあるプレートがかかってるけどあれが羽瀬川の部屋か?」


指差す方向を見ると確かにそこにはそんなものがあった。


「ええ、そうよ」


おばさんも肯定したので間違いないらしい。


「ちょっ、ちょっと待って!!部屋の中散らかってるからリビングに行かない?」


伶の顔には尋常じゃないぐらいの汗が出ている。

この表情に気づいたのか秋葉は、


「女同士だし私はいいよね!!」


と言って走り出した。

その行動に一瞬だけ遅れて伶も走り出す。


「いや、本当に待って!! 秋葉でも無理っ!! 今回は見逃して!!」


「この焦り方からして何か面白いものを部屋に隠してると見た!! さあ!! 部屋捜索よっ!!」


「何にも面白そうなものなんて隠してないって!!」


「もう遅いわっ!! さあ、見せてもらうわよっ!!」


「いやぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!!!」


・・・こんなにはしゃいで大丈夫なのかな?

一応、病み上がりだよ?

あ、秋葉が部屋の戸を開けて中に入っていった。

・・・・・・あれ?妙に静かになった・・・?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・。


数十秒後、伶の部屋からはなぜ脱力した2人が出てきた。


「だから・・・面白いものは無いって言ったのに・・・ シクシク」


「いや・・・ ごめん・・・ まさかあんな物があるとは夢にも思わなかったから・・・さ・・・」


「・・・怒ってないの? グスンッ」


「いや、それ普通、私の台詞だから・・・」


「でも、あれ見たでしょ・・・? 裏切ってたのよ秋葉のこと・・・ グスンッ」


「まぁ、結果的にそうかもしれないけどさ・・・ でもよくよく考えると伶のほうが先にそうだったんだろ?」


「・・・まぁね・・・ 一応、幼馴染だし・・・」


「だったらさ・・・ そんな伶に頼んだ私も悪かったんだよ・・・」


「そうかもしれないけどさ・・・・・・・・・」


「あ~もうっ!! じゃあ、これからはライバルってことでよろしくな!! これで文句は無いだろう?」


「えっ!?・・・あ・・・うん。 お手柔らかに・・・よろしくお願いします・・・」


「お手柔らか!?」


なんだか分からないけどあの一瞬で2人の人間関係が激変したようだ・・・

いつもボケ役の秋葉が突っ込んでるし、伶が半泣き状態で出てきたし、

なんだか知らないけど芹沢さんと結城さんは僕のこと睨んでるし・・・

桐山くんは「モテる男は辛いね」なんて意味の分からないことを言ってくるし・・・

でもまぁ、伶が元気なことは分かったしお見舞いは無事終了ってことでいいよね?











終了です。

誤字脱字の報告、感想よろしくお願いします!!

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