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38歳社畜おっさんの巻き込まれ異世界生活~【異世界農業】なる神スキルを授かったので田舎でスローライフを送ります~  作者: 岡本剛也
第4章

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第429話 設置の方法


 エストリエさんからミラグロスさんたちの子どもの頃の話を聞きながら、楽しく食事をした。

 ミラグロスさんは小さいときは活発だったらしく、お転婆エピソードはかなり新鮮味があって面白かったなぁ。


 恥ずかしがって止められてしまったため、いつか機会がある時にでも、ミラグロスさんが大人しい性格になった経緯を聞いてみたいところだ。

 ……と、感想が話の内容メインになってしまったけど、用意してくれた食事も凄く美味しかった。


 芋料理に加え、魔王の領土に現れる美味しい魔物の肉も頂き、満足度の高い食事だった。

 ちなみに料理はセバスさんが作っているらしく、万能すぎる執事さんが羨ましく思える。



 ――そして、ぐっすりと眠った翌日。

 1人部屋かつ、ベッドもちゃんとしたものだったこともあり、快適に過ごすことができた。

 魔王の領土にいるとは思えないほど、ゆったりとさせてもらっている。


「佐藤さん、シーラ。忘れ物はない?」

「はい、大丈夫です。今回は本当にありがとうございました。ミラグロスさんのお家も楽しかったですし、ティルガンシアの散策も楽しかったです。また遊びに来てもいいでしょうか?」

「もちろん。散々遊びに行かせてもらっているからね。魔力を貯めておくから、また暇なときに遊びに来て」

「ありがとうございます。あと……プレゼントもこんなに頂いてしまってすみません。こちらからも何かお礼をしますので」

「いらない。お礼のプレゼントに、またお礼を貰ったらおかしいし」


 両手でバツのポーズを取ったミラグロスさん。

 とはいえ、そもそもこのプレゼントが破格すぎるからね。


 普通の贈り物じゃ受け取ってもらえないだろうし、今度来るときまでにしっかりとNPを貯め、アバスカル家のみんなに異世界の料理を振る舞ってあげよう。


「……次に来るとき、楽しみにしていてください」

「ん? 受け取らないからね。――それじゃまたね。帰り方は大丈夫?」

「はい。真っすぐ進めばいいだけですよね?」

「ん。酔わないように気をつけて。シーラもまたね」

「ミラグロスさん、またこっちにも遊びに来てくださいね」

「ん。私はすぐ行く」


 手を振っているミラグロスさんに見送られ、私とシーラさんは恐る恐るワープゲートの中を進んでいった。

 行きは先導してくれたミラグロスさんがいなかったため不安だったものの、シーラさんが先を歩いてくれたことで、問題なく別荘へと戻ってくることができた。


「おお。シーラさん、無事に戻って来られましたね」

「ですね。あまりに移動時間が短いので感覚が麻痺してしまいます。ワープゲートって改めて凄いですね」


 シーラさんの呟きに、私は勢いよく頷いて同意する。

 そんな凄いワープゲートをお借りしたわけだし、大事に使わないといけない。


「あまりにも別世界だったので、長いこと旅した気持ちになってますが、1日しか経っていないので何も変わってないですね」

「はい。とりあえず……旅行気分を切り替えて、みんなの農作業のお手伝いをしましょうか」

「ですね。いきましょう」


 色々と精査したい気持ちはあるものの、まずは農作業を急いで手伝わなくてはいけない。

 巨人族の村への来訪で、急遽休みを頂いたばかりなのに、1日とはいえこうしてすぐに休んでしまったからね。

 休んでいた分を取り戻すため、私とシーラさんは気持ちを切り替えて全力で農作業を行った。



 ティルガンシアから戻ってきた日の夜。

 気合いを入れて農作業を行ったため、かなりヘトヘト。


 このまま眠ってしまいたい気持ちはあるものの、ここから頂いたプレゼントや購入してもらったものの確認作業を行う。

 特にワープゲートは大事に保管しないといけないため、最優先で確認を行いたい。


「改めて凄い箱ですね。光っているのは魔力によるものでしょうか?」

「私にはさっぱり分からないです。動いているような気もするので、私も魔力ではと思っていますが」


 高価そうな箱の感想を言い合いながら、重厚感のある蓋を開けた。

 中に入っているワープゲートは、見た目はただの棒であり、言われなければ絶対に分からない見た目をしている。


「おお、これがワープゲートの元ですか。確か、2本の棒を平行に置くとゲートになるんですよね?」

「そうだと思います。正直、アバスカル家の家宝を使うのが怖いのですが、せっかくお借りしているので、使わないという選択肢はない……ですよね?」

「ないと思います。私たちが使うとなったら、この場所からしかありませんし……ティルガンシアに繋がるワープゲートの横に置いてもいいと思います」

「確かに、使うとなったら一箇所にまとめるのが便利だと思いますが、ワープゲートの近くに置いても大丈夫なんですか? 干渉し合って暴発――みたいなことにならないでしょうか?」

「さすがにない……とは言い切れませんね」


 私とシーラさんは顔を見合わせながら、大人しくワープゲートを箱の中に戻した。

 ミラグロスさんが近々遊びに来ると言っていたし、その時に設置を手伝ってもらうのが確実だもんね。



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