表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
38歳社畜おっさんの巻き込まれ異世界生活~【異世界農業】なる神スキルを授かったので田舎でスローライフを送ります~  作者: 岡本剛也
第4章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

185/393

第176話 魔道具


 模擬大会から早くも1週間が経過した。

 お祭りの後ということで、普段以上にゆるゆるふわふわした空気だったけど、その空気間も緩和されてきている。


 このまましばらくは農業に力を入れ、頑張るつもりだったんだけど……。

 先ほどパージュさんがやってきて、依頼していた魔道具が完成したとの連絡があった。


 流石に魔道具が完成したとあれば、一刻も早く見に行きたい。

 ということで、完成した魔道具を見に行くため、私はロッゾさん宅に向かうことにした。


「ロッゾさん。パージュさんから伝言を受けて来ました」

「おう! 早く中に入ってくれ! 魔道具が届いているぞ!」


 許可を貰ったため、ロッゾさんの家に上がらせて貰った。

 家の中には久しぶりに入ったんだけど、随分と様変わりしている。


 職人色の強いものがズラリと並んでおり、そんなロッゾさんの家のリビングには魔道具が複数個並んでいた。

 てっきり潜水の魔道具だけかと思っていたけど、見ただけでは何だかよく分からない魔道具もある。


「これが依頼していた魔道具ですか? 種類がいっぱいありますね」

「水中呼吸の魔道具だけ頼まれていたが、水の中の魔物を狩るって言うなら、色々な魔道具があった方がいいと思って俺が頼んだんだ! まぁそのせいで作製まで時間を要したんだけどよ!」

「そうだったんですか。ちなみにどういった魔道具なんですか?」


 魔道具は全部で4つあり、その内の1つである水中呼吸の魔道具であろうヘルメット以外は、何の用途で使う魔道具なのか一切分からない。

 私は一つ一つ聞いてみることにした。


「この黒い足ヒレみたいなのは水中移動の魔道具! 水中でも速く動くことができる代物だ! んで、こっちが水中用の武器! ワンタッチで先端の刃物が飛び出すようになっていて、もう一つのボタンを押すと、高速で引くことができる!」


 想像していた以上に便利な魔道具ばかり。

 これらの魔道具があれば、水中でも自由に戦うことができそう。


「そして、最後の一つはエスケープの魔道具だな! 水中を移動できる魔道具とは別に、超高速で移動できる魔道具! 魔物との戦闘以外にも、魔道具の不備があった時の保険用のものだ!」

「どれも素晴らしいですね。エスケープの魔道具は考えもしていませんでしたが、説明を聞いて絶対に必要なものだと思いました」

「だろ? これらの魔道具がありゃ、無事に帰ってこられると思うぜ!」

「ありがとうございます! 大事に使わせて頂きますね」


 命を落としてしまう可能性は、限りなく低くなったと思う。

 後は何度か試してもらってから、いよいよ本格的に水棲の魔物を狙ってもらおう。


「おうよ! それと、今回は俺が金を出しておく! だからといったらアレなんだが……」

「新しいDVDでしょうか? もちろん送らせて頂きます」

「本当か! ありがとな! 色々と設計を頑張った甲斐があるってもんだぜ!」


 ガッツポーズして喜んでくれているロッゾさん。

 DVD自体は定期的に新しいものをプレゼントしていたけど、DVDプレイヤーはシッドさんに家を建ててもらった時に渡して以来、同じものを使ってもらっている。


 今のところ問題はなさそうだけど、そろそろ新しいものをプレゼントしてもいいかもしれない。

 今度はモニター内蔵のものではなく、発電機+DVDプレイヤー+モニターのセットでプレゼントしてあげたい。


 特にロッゾさんとシッドさんにはお世話になりっぱなしだし、これぐらいのプレゼントをしても余りあるものがある。

 NPにも余裕が出てきているし、これは近々プレゼントをしよう。


「ロッゾさんとシッドさんには色々と作ってもらってもいますからね。これぐらいのプレゼントは送らせてもらいます」

「本当に佐藤さんについてきて良かった! 単純に楽しいし、報酬もとんでもねぇからな! これからもよろしく頼むぜ!」

「また色々と頼むと思いますし、こちらこそよろしくお願いします」

「おうよ! DVDも楽しみにしているぜ! ……とびきりエッチなものをよ!」

「任せてください。ロッゾさんにもシッドさんにも刺さるものを選ばせて頂きます」


 テンションの上がったロッゾさんと握手を交わし、これにて魔道具についての説明を終えた。

 後はこれらの魔道具を持って、ルーアさん達に渡すだけ。


 水棲の魔物を狩ってもらいたいということは事前に報告済みであり、ルーアさんもブリタニーさんもジョエル君も快諾してくれた。

 いつから動いてくれるかは分からないけど、近い内に美食ハンターとして動けるようになるのは非常に楽しみ。


 未知の食材ってだけでワクワクするし、それが魔物となれば尚更。

 きっと美味しい食材が眠っているのは間違いないため、日本の食材だけでなく、美味しい魔物の食材もこの場所の名物にしていけたらいいな。



※作者からのお願い


一日一話投稿のモチベーションとなりますので、この小説を読んで少しでも「続きが気になる」「面白い」と少しでも感じましたら、ブクマと↓の☆☆☆☆☆から評価頂けましたら幸いです <(_ _)>ペコ


つまらないと思った方も、☆一つでいいので評価頂けると作者としては参考になりますので、是非ご協力お願いいたします!


お手数だと思いますが、ご協力頂けたら本当にありがたい限りです <(_ _)>ペコ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  ▼▼▼ 私の別作品です!1/27発売ですので、どうかお手に取って頂けたら幸いです! ▼▼▼  
表紙絵
  ▲▲▲ 私の作品です!1/27発売ですので、どうかお手に取って頂けたら幸いです! ▲▲▲ 
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ