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38歳社畜おっさんの巻き込まれ異世界生活~【異世界農業】なる神スキルを授かったので田舎でスローライフを送ります~  作者: 岡本剛也
第3章

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第146話 遊戯大会


 それから私はルーアさんグループ、ロッゾさんグループの話にも混ざり、かなり有意義なお話をすることができた。

 この2グループはかなり建設的な話をしており、特にドニーさんのダンジョン講座は私にも役に立つ情報ばかりだった。


 王国騎士団に入る前はAランク冒険者としてダンジョン攻略を行っていたみたいだし、つい最近は蓮さん達の指導まで行ってみたいだからね。

 さらに、コンタクトレンズのお陰で視力が良くなったことで、全盛期よりも強いのだから……そんなドニーさんの講座が役に立たないわけがない。


 みんなから役に立つ情報を聞いている間に、どうやらヤトさんとアシュロスが到着したようだ。

 私が出迎えに行くと、いきなりヤトさんが飛びついてきた。


「佐藤、会いたかったのじゃ! わらわは佐藤の作る異世界料理が恋しくてたまらなかったのじゃ!」

「ヤトさん、来てくれてありがとうございます。私じゃなくて、異世界料理がメインなんですか」

「もちろん佐藤にも会いに来た! ただ、ここ数ヶ月はカップ麺とやらしか食べることができておらんかったからのう。カップ麺も美味しかったのじゃが、やはり宝石のような異世界料理が食べたかったのじゃ!」


 ヤトさんは体を使って、どれだけ待ち望んでいたのかを熱弁してくれている。

 料理目当てなのは少し悲しかったけど、ここまで熱弁されたらノーマンさんと一緒に腕を振るって作るしかない。


「任せてください。今日は本当にいっぱい料理を作りますので。きっとヤトさんにも喜んでもらえると思います」

「やったのじゃー! もう食べられるのかのう?」

「まだです。ヤトさんとアシュロスさんを待っていまして、これからまずは遊戯大会を行う予定ですので」

「遊戯大会? あっ、ゲームをやるのじゃな!」

「ええ。ヤトさんもアシュロスさんもゲームをやっていますし、是非参加してもらいたいと思っています」

「もちろん参加するのじゃ!」

「私も参加させて頂きます。テレビゲームには、私も自信がありますので」


 料理の話題ではヤトさんが目を輝かせ、ゲームになるとアシュロスさんが目を輝かせている。

 基本的に無表情のアシュロスさんが、唯一表情で反応を示すのがテレビゲームだからね。

 今回も自信があるようで、早くも手をワキワキとさせている。


「乗り気なようで良かったです。それではみんなと合流して、娯楽部屋に向かうとしましょうか」


 ということで、リビングで談笑しているみんなと合流し、遊戯大会に参加する人だけを集めて娯楽部屋へと向かった。

 参加を表明したのは、シーラさん、ヘレナ、ジョエル君、ヤトさん、アシュロスさん、蓮さん、美香さん、将司さんの計8名。


 遊戯大会のルールはシンプルで、3ストックのスマブラのトーナメント戦。

 それから、待機時間のボードゲームの勝利数がスコアに加算されて優勝者が決まる。


 例えスマブラが8位だったとしても、待機時間のボードゲームを全勝すれば優勝を狙えることもギリギリ可能なため、ルール的には非常にいいバランスになっていると思う。

 スマブラも今回はアイテムありのルールであり、この中では一番下手であろうヤトさんでも勝ちを掴める可能性は残っている。


 ただ、優勝候補を候補を挙げるとするなら、模擬戦大会同様にシーラさん。

 毎晩のようにヘレナと共にスマブラをやっているし、ボードゲームもめちゃくちゃ強い。


 そんなシーラさんの対抗馬はヘレナであり、最近は勝率2割くらいあると言っていたから本番で勝てる可能性は大いにある。

 あとは……蓮さん達の実力がどんなものかが未知。


 確実に私が子供だった頃よりもゲームが身近にあっただろうし、私よりも上手い可能性だってある。

 そうなってくると、優勝者は本当に分からないし、非常に面白い大会になると個人的には思っている。


「Switchまであるなんて聞いてないー! この空間だけ本当に日本だし、佐藤のスキル凄すぎるでしょ!」

「本当に変すぎるスキルだよな。俺達のスキルも最強って分かるけど、佐藤さんのは完全に異質」

「私もそう思います。ただ、便利で困ることはないのであまり気にしないようにしていますね。神様なのか分かりませんが、気を損ねてナーフされたら嫌ですし」

「確かにな! 異世界でもゲームができることを素直に喜ぶべきだ!」


 本当にその通りであり、私達は深く考えずに現状に感謝しているだけでいいと思う。

 それなりの対価はキチンと支払っている訳だしね。


「それで……蓮さん達はSwitchをやったことはありますか?」

「俺と将司はよくゲームをやってたぜ。スマブラじゃなくて、ストリートファイターだったけど」

「ストファイですか! 懐かしいですね」


 ストIIは私の青春の思い出。

 今の若い子もやっていると聞き、嬉しくなってしまう。


「私は軽く触ったことがある程度ですね。マリオパーティの方が得意ですので、今回のスマブラ大会は辞退させて頂きました」

「私はめちゃくちゃできる! WiiUの時からお兄ちゃんとよくやってたからね!」

「そうなんですか。美香さんは優勝候補ですね」

「絶対に負けません……!」


 スマブラ歴を聞いていたシーラさんが、美香さんに対抗心を燃やしている。

 模擬戦大会でも、この2人は熱戦を繰り広げてくれたため、当たるとしたらスマブラでも非常に楽しみな一戦になりそうだ。



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