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38歳社畜おっさんの巻き込まれ異世界生活~【異世界農業】なる神スキルを授かったので田舎でスローライフを送ります~  作者: 岡本剛也
第3章

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第144話 オリジナル料理


 別荘に戻ってきてから三日後。

 今日はクリスマスパーティーの当日であり、今日はこれからみんなが足を運んでくれる予定。


 去年はベルベットさんと蓮さん達だけだったけど、今回はドニーさん、ルーアさん、ポーシャさん、ロイスさん、ロッゾさん、シッドさん、ブリタニーさん、ジョエル君、ジョルジュさん、ヤトさん、アシュロスさん、ヘレナと参加人数が本当に増えた。

 それだけ、この一年が人との関わり活発な一年だったということであり、出会いを思い返すだけで美味しいお酒を飲むことができそう。


 ただ、クリスマスパーティーで思い出に耽る時間はなく、とにかく楽しんでもらうために頑張るしかない。

 今日だけのために、模擬戦大会と同じくノーマンさんに手伝いに来てもらっているし、絶対に成功させたい。


「ノーマンさん、今日は朝早くから本当にありがとうございます」

「いや、気にしなくていいぞ。こっちは久しぶりに呼んでもらえて嬉しいからな。模擬戦大会の時には、自分で作った料理に感動するという、後にも先にもないと断言できるいい経験をさせてもらった」


 約半年前の模擬戦大会の時を思い出したようで、少し遠い目をしながらニヤけているノーマンさん。

 今回も参加者というよりかは、仕事としての依頼だけど、これだけ前のめりになってくれているのはこちらとしても本当にありがたい。


「そう言ってもらえて安心しました。今回も決まった料理は作る予定ですが、それ以外はノーマンさんが思う通りの料理を作って頂いて構いませんので」

「俺が思う通りの料理か。それはそれでプレッシャーがかかるな。まぁこの半年で色々とレシピは考えてきたから、絶対にやらせてもらうが」


 そう。今回は日本にあったレシピ以外にも、ノーマンさんのオリジナリティ溢れる料理も作ってもらう予定となっている。

 完成された料理を超えることは早々ないだろうけど、私も驚きを楽しみたいという理由から、今回は料理の半分ほどをノーマンさんに丸投げすることに決めた。


「調味料なんかの指定もあれば、遠慮なく言ってくださいね。旨味を増やす調味料なんてのもありますので」

「……ん? 旨味を増やす調味料……? 本気で言っている意味が分からないな。使えば使うだけ美味しくなるってことか?」

「いえ、決してそういう訳ではないんです。旨味も程よい加減が必要なんですが、料理や食材によっては爆発的に美味しくなる調味料ですね」


 味の素やハイミーなんかの旨味調味料。

 私も初めて使った時は衝撃を受けたし、きっとノーマンさんも驚いてくれるだろう。


「とりあえず、その調味料は確定で欲しいな! ……ははは。やはり佐藤さんからは面白い情報ばかり貰える。ここで暮らしている人たちは羨ましいな」

「ノーマンさんもいつでも移り住んで構いませんよ。悪い方でなければ、どんな方でも受け入れますので」

「それは……本気で魅力的だな。少し考えさせてもらうよ」

「ただ、ちゃんと女将さんに了承を貰ってからにしてくださいね。仲悪くなるのは嫌なので!」

「分かっている。ただ、了承を貰うのが一番大変そうだな」


 ノーマンさんが来てくれたら百人力だけど、最初からよくしてくれた食堂の店主さんと悪い関係にはなりたくない。

 ノーマンさんは一番腕の良い料理人さんだと思うし、ヘッドハントされたってなったらいい気持ちにはならないだろうからね。


 私はノーマンさんとそんな雑談をしながら、これから行われるクリスマスパーティーに向けての準備を行っていく。

 量が量だけに下準備だけでも4時間ほどかかったけど、無事に全ての準備が完了。


 あとは実際の調理を行うだけであり、この調理にはノーマンさんのご友人というか、お弟子さんのような方も手伝いに来てくれるようなので、料理は問題なく完成すると思う。

 異世界に転移してきてからずっと助けられているけど、支えてくれる色々な人に感謝しかない。


「ノーマンさん、本当にありがとうございました。調理の時間まではお部屋でゆっくりしてもらっても構いませんし、こっちに顔を出して楽しんでくださっても構いませんので」

「なら、俺は部屋でゆっくりさせてもらう。あくまでも仕事で来ているからな。もし、ここに移住するようなことがあれば、その時は俺も参加させてもらうよ」


 これぞプロフェッショナルといった発言。

 私としては、料理好きのシーラさんや料理見習い中のヘレナが喜ぶだろうし、ノーマンさんにも参加してもらいたかったけど……意志を尊重したいため無理強いはしない。


「少し残念ですが分かりました。私はその時が来るのを楽しみにしています。ただ、作った料理に関しては一緒に食べましょうね。これは強制ですので!」

「ああ。是非とも食べさせてもらう」


 ということで、ノーマンさんを空き部屋へと案内してから、私は1階のリビングへと向かうことにした。

 いよいよクリスマスパーティーが開催される。

 模擬戦大会のような大きな催しものを行うとかではないし、基本的には緩いお話会のようなものだけど……凄くワクワクするな。



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