第八話,やったよ…遂に…そして戦場へ!
中国っといっても日本本土の中国地方の事だが。
俺はそこに到着した、その理由はもちろん男に戻るためだ。
そういえば俺は気がついた。
じー…
「ん?どうしたの昭仁?」
「なんでもない」
アリサって以外と胸小さくない?
雰囲気から大きそうだけど実際小さく見える。
まあそんなことはどうでもいいしそんなことをアリサにいったら俺が殺される。
「ここがそうよ」
「えええええ!?」
森の中にあったのは小さなお風呂、それも人工物である。
一昔前のお風呂といった感じだ…って泉じゃないじゃん!
「通称ユーゴスラビアの泉よ」
「ユーゴスラビア!?いやっ…今ねーよそんな国!!」
※現在ユーゴスラビアなんて国はありません。
「っじゃあ入ってね!」
ドンッ!
「ぎゃあああ!!!」
バシャーン…
俺は背中を押された、体が軽いせいもあるのかずいぶんあっさりアリサにやられた。
俺はわけのわからない風呂のなかに落ちてしまったのだ。
「ぶはっ!!アホかお前はなにをす…あれ?」
勢いよく俺は立ち上がった、だがある事に気がついた。
そう…念願の『男』に戻ったのであった。
(やった!!!!)
一瞬そう思った、でも…
「きゃああ!!昭仁…ちょっと!!」
「ん?どうした?」
アリサは顔を赤くしていた、ふと俺は下をみると…
「げえ!?東京タワー!?」
俺はすぐさま湯(?)に浸かった。
なんと俺は『全裸』だった。
「服!服もって来い!!!」
「はい!」
「なんであるのぉ!?」
あるならはよ出せやと俺は思った。
とりあえずアリサにはあっちを向いてもらって俺は服をきた、しかしなんだろうこの服ちょっとかわったかんじ…
「ってこれ自衛隊の服じゃないか!!!」
「だって古谷さんが用意したものだし、じゃあ帝国に行きますか」
「えっ?もう?」
「そうだよ、大丈夫帝国に行くにはこの機械をつかえば…」
「なにこれ?」
「ジェットブーツ」
それはそれは、ア○ムがはいているような…って…
「コラー!!またパクリか!!!」
「だって作者、この小説に飽きてきたらしいんだもの」
「早すぎだろ!!真面目にやれよ!!100話近く執筆しているやつあるだろ!!」
※本当にごめんなさい、でもこれはこういう物語なので。
とにかく俺とアリサはアレのパクリっぽいジェットブーツをはいた。
「なおアリサ、今思ったんだけどさ、航続距離は?」
「∞km」
「長!!どういう仕組みなのこれ!?」
「永久機関よ」
「えっ?おかしくないっすかそれ?」
「パンドラッチェ王国はそれを可能にしたの」
「じゃあなんで戦争に負けたの!?」
「答えは簡単、そういう『設定』だからよ」
正直、ひどいと俺は思った。
…ってことはまさかあの犬みたいな奴とかマッチョな男とかも全部設定!?
正直な事を言えば俺は小説の中の人物だということを自覚している。
だが以前からなにかおかしいと思った。
(もしかして、これっておかしいお話?)
だんだん俺の思考がギャ○漫○日和風になりつつあった。
「まあ、今飛んでいるのも一種の設定かな?」
「えっ?」
突然アリサが飛んでいるという言葉を口にした。
よくみたら俺もアリサもすでにジェットブーツの力により飛行していた。
「なぬぅぅぅ!?」
「ごめんごめんスーパースイッチおしちゃった」
「スーパースイッチ!?ねえなんなのこれおかしいんじゃないの!?」
「意図的にやればここまでひどくできるという典型さ」
「あんたが言うな!」
っと2人でコント(?)をやっていると次第になにか浮いている大陸が見えた。
あれが噂の『クリームチョ帝国』である。
「さ、気をつけてね」
「なんで?」
その時俺の後ろをなにかが飛行しているように見えた。
そう、それは『ミサイル』だ。
「サイドワインダーがおってくるから」
「あ゛あ゛あ゛あ゛!!どうすんだよ!!」
「大丈夫、これフレア∞に搭載してあるから」
「そういう問題!?」
「死にたくなかったらまこうね」
そういってアリサは半分お遊びという感じでフレアをまき生還した。
俺もフレアをまいてなんとかミサイルをかわした。
気がついたけどこれって「チート」じゃね?
でも気がついた、フレアをどこから出すんだろうかと。
まあそんなことはさておきこのジェットブーツという並外れた兵器のおかげであっさりミサイル陣地をとっぱできた。
「あれが皇帝の住む城!悪魔城よ!」
「悪魔城!?下手なRPGに出てきそうな名前だな!」
「あのー、昭仁、そろそろ出力しぼらないと」
段々アリサの声が遠くなっていった。そして…
バゴォ!!
「いてえええええええええええ!!!!!!」
壁に激突、俺は叫んだ。
さて次回はいよいよ最終決戦?いいのかこんなに早くてと俺は思ったがとにかく最終決戦…かも。
御意見、御感想などお待ちしています。
今回もぶっ飛びました。もちろん意図的にです(ごめんなさい)