チャーミークエスト 好きなカードゲームの世界で冒険してる件
感想や評価、ブックマークも大歓迎です!
この作品をご覧になっているみなさん、おはようございます。
僕の名前は冬川聖太郎といいます。
強くて可愛い女の子達を使って戦うカードゲーム・チャーミークエスト、略してチャミクエが大好きな中学1年生です。
ある日、学校の下校中、謎の魔法陣に吸い込まれて、陽気な女の子の神様からとある世界を救ってほしいと頼まれたんです。
しかもその世界というのが、なんと僕の大好きなチャーミークエストの世界だったんです。
〈回想シーン・神様の空間〉
神様「今から聖太郎くんには、チャーミークエストの世界に行ってもらいまーす!」
聖太郎「ウソっ!? でもそれはそれでありがたいです!」
〈そして今〉
とまぁ、こんな軽いノリでチャミクエの世界にやって来たというわけです。
召喚される直前、神様から8枚の真っ白なカード、さらにお供に青い球体状のサポートAI・ガブリエルを託されました。
なんだかんだで旅をしているうちに、
オレンジ髪のキツネ耳少女のアイム、
紫色の髪のオオカミ耳少女のブリトニー、
銀髪エルフのエリアスさん、
茶髪ポニーテールのくノ一のサキちゃん
の4人を仲間に加えることができ…
???「こちょこちょこちょ♪」
聖太郎「うわっ!?」
アイム「えへへ♪ おはよう、聖太郎くん!」
聖太郎「あぁ…おはようアイム。てゆーかいきなりしっぽでほっぺをくすぐらないでよ。まぁ気持ち良かったから良いけど」
アイム「ごめん、いくら呼んでも返事がなかったからつい」
ブリトニー「つーか独り言しゃべってたお前がいけないんだろ? アイムのせいにすんなし」
アイム「ブリトニーお姉ちゃん、みんな!」
聖太郎「ごめんごめん。今日も気合い入れるための発生練習をしてたんだ」
サキ「さすがはわっちらのマスター・聖太郎殿でやんす!」
エリアス「性が出るね」
ガブリエル「聖太郎、この物語を読んでいる人達への配慮は素晴らしいですが、怪しまれる危険性もあるので、気を付けた方が良いかと」
聖太郎「うん、気を付けるよ…」
ガブリエルのメタ発言は置いといて、みなさんへの語りを独り言と勘違いされないよう、ここからは心の中で語りまーす。
今僕の部屋に入ってきたのが、仲間にしたアイム、ブリトニー、エリアスさん、サキちゃんの4人。
そして僕に注意してくれた青いホタルみたいなのがサポートAIのガブリエル。
そんな僕達は今、冒険者ギルドから貸し出しているギルドハウスで暮らしています。
ここで僕が仲間にしたフレンズ、チャミクエ用語で女の子の仲間達のカードステータスを紹介しますね!
名前:聖なるキツネ娘・アイム
属性:光
パワーポイント:5
ガードポイント:5
必殺技:マジカルブラスト
名前:無双のオオカミ娘・ブリトニー
属性:闇
パワーポイント:7
ガードポイント:5
必殺技:双撃・ハウリングフィニッシュ
名前:水流のエルフ・エリアス
属性:水
パワーポイント:3
ガードポイント:8
必殺技:ハイドロアロー
名前:紅蓮のくノ一・サキ
属性:炎
パワーポイント:6
ガードポイント:3
必殺技:二段烈火手裏剣
ちなみに僕が仲間を集めているのには理由があります。
この世界は今、魔女総督率いる魔法犯罪組織アングリーファミリーズによる被害あっているんです。
そんなアングリーファミリーズの悪事を防ぐために、僕達は世界の平和のために戦っているんです。
ガブリエル「邪悪な怒りエネルギーをキャッチ。おそらくアングリーファミリーズの仕業でしょう」
ブリトニー「朝っぱらからおっ始めやがったか!」
アイム「このままじゃ動物が!」
聖太郎「よし、みんな行こう!」
アイム、エリアス「うん!」
ブリトニー「あぁ!」
サキ「承知でやんす!」
こうして僕達は、怒りエネルギーをたどって、アングリーファミリーズが暴れている場所へと急行した。
〈ギルドハウスから少し離れた町〉
ルビージョ「オーホッホッ!! この世界は私達アングリーファミリーズのものよ! アンタ達、やっちゃいなさい!」
エメラルドン、サファイアン「ラジャジャのジャ〜ン!」
町に近づいてきた僕達。
そこでは、赤い髪と悪魔を思わせる赤い翼が特徴の少女・ルビージョ、
緑色の大きな体に2本の角が特徴な牛人族・エメラルドン、
青い毛並みの犬型モンスター・サファイアンが、
暴走魔法・アングリーレボリューションで凶暴化し、体が全長3メートルほど巨大化したキツネ・ひと呼んでアングリーフォックスを操り、暴れ回っていた。
聖太郎「やめるんだ、アングリーファミリーズ!」
ルビージョ「出たわね、KYパーティー!」
サファイアン「アンアン! ホント空気読めないヤツらっスよね、ルビージョ様!」
エメラルドン「今度こそぶっ倒してやるだドォ〜!」
ちなみにエメラルドンは声が低く、サファイアンはかん高い声が特徴。
ブリトニー「その言葉、そっくりそのまま返してやるよ!」
アイム「聖太郎くん、お願い!」
聖太郎「うん! 絆全開! チャーミーレボリューション!!」
そう叫びながら、アイム達4人のカードを前へ突き出した瞬間、僕の体と持っているカードが黄金に光だした。
するとアイム達4人も同じように光り出した。
実はこの世界に召喚された僕は、仲間にした女の子達をパワーアップさせ、暴走した動物を元に戻すことができる癒しの力を身に付けさせる強化魔法・チャーミーレボリーションを発動できるようになったのです。
サキ「うむ! 今日も元気100倍でやんす!」
ブリトニー「さぁ覚悟しやがれ!」
ルビージョ「それはこっちのセリフよ! やりなさい、イライラオニ!」
イライラオニ達「イライラ〜!」
ルビージョの一声で、鬼によく似たアングリーファミリーズの兵士・イライラオニの大群が出現した。
チャーミーレボリーションでパワーアップしたアイム達4人は、アングリーフォックスやイライラオニ達に立ち向かっていった。
ブリトニー「オラオラ〜!!」
エリアス「えいっ!!」
サキ「ソイヤ!!」
イライラオニ達「イラ〜〜〜〜!!」
ブリトニーは両手のソードによる乱撃、
エリアスは水の魔力で作った弓矢による射撃、
サキは炎をまとわせた忍者刀による斬撃を
イライラオニ達に炸裂した。
イライラオニ「イラ〜…!」
ブリトニー達に倒されたイライラオニ達は、赤い液体となってドロドロに溶けて消滅した。
聖太郎「今日もみんな絶好調だなぁ! 僕も負けてられない!」
しかもチャーミーレボリーションを発動すれば、僕自身もパワーアップできるんです。
体が黄金に輝く僕は、手に装備したソードを華麗に使いこなし、イライラオニ達を3人斬り倒した。
エリアス「すごいね、聖太郎くん!」
サキ「大したもんでやんす!」
聖太郎「みんなに比べたらまだまだだよ」
一方のアイムは、アングリーフォックス相手に勇敢に立ち向かっていった。
身軽な動きでアングリーフォックスの鋭い爪による引っかき攻撃をかわし、手から連射したピンク色のエネルギー光球で、アングリーフォックスの口から吐き出した火炎を防いだ。
アイム「待ってて! 今元に戻してあげるから! マジカルブラスト!!」
暴走魔法にかかり、暴れまわるキツネを救うため、アイムは両手から癒しの魔力も込めたピンク色の大きめなエネルギー光球をアングリーフォックス目掛けて発射した。
それを食らったアングリーフォックスは、断末魔を上げながらみるみると小さくなり、元の可愛らしいキツネへと戻っていった。
アイム「よちよち♪ もう大丈夫だよ」
元の姿に戻ったキツネを優しく抱きかかえてなでるアイム。
一方のキツネもとても気持ち良さそうな顔をしていた。
エメラルドン「元に戻っちゃったドォ!」
サファイアン「ヤバイっスよ、ルビージョ様!」
ルビージョ「もぉ〜! こうなったら引き上げるわよ!」
ブリトニー「まちな! まだお前らのお仕置きが残ってるぜ!」
ルビージョ達「ギクっ!」
アングリーフォックスから元のキツネに戻り、追い詰められて逃げようとするルビージョ達の前に、ブリトニーが立ちふさがった。
ブリトニー「くらいやがれ! 双撃・ハウリングフィニッシュ!!」
ブリトニーは両手のソードをクロスさせ、紫色に輝くバツ字型の斬撃波をルビージョ達目掛けて飛ばした。
ルビージョ達「ぎょえ〜〜〜〜〜!! 運悪〜〜〜〜〜!!」
キラーン⭐️
斬撃波が命中し、爆発が起き、ルビージョ達3人は空の彼方へ飛んで行った。
戦いが終わり、町中、アングリーファミリーズを追い払った僕らを称える歓声が響き渡っていた。
ガブリエル「みなさん、お疲れ様でした」
アイム「やったね、聖太郎くん、お姉ちゃん達!」
聖太郎「うん!」
ブリトニー「アイムもよくがんばったな!」
アイム「えへへ♪」
そして戦いに勝った僕らにも笑顔が満ち溢れていた。
ちなみに伝え忘れていましたが、僕らはアングリーファミリーズの親玉である魔女総督に対抗するために必要な8人のフレンズを集めるために、アングリーファミリーズと戦いながら冒険者活動をしているのです。
残るフレンズは風、雷、氷、土の属性を持つ4人のフレンズのみ。
なので、アングリーファミリーズからこの世界の平和を守るために戦う僕達の応援、これからもよろしくお願いします!
おわり
〈イメージ声優紹介〉
冬川聖太郎:大橋彩香さん
アイム:石見舞菜香さん
ブリトニー:富田美憂さん
エリアス:市ノ瀬加那さん
サキ:鬼頭明里さん
神様:伊藤彩沙さん
ガブリエル:保志総一朗さん
ルビージョ:日高里菜さん
エメラルドン:小野友樹さん
サファイアン:関智一さん
新作の短編はいかがでしたか?
気が向いたら連載版もやるかも?
ちなみにチャミクエの一部のパワーポイント数を遊戯王の攻撃力に例えるとこんな感じになります。
パワーポイント6:攻撃力2000
パワーポイント7:攻撃力2400
パワーポイント8:攻撃力2500
パワーポイント9:攻撃力2800
パワーポイント10:攻撃力3000
後、読者の皆様は、アイムちゃん達4人の中でどの女の子が気に入りましたか?