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婚約者公女が好きすぎて、ずっと傍にいたい王子は執事になってあれこれしちゃいます

掲載日:2020/05/20

書きたいものの出だしを考えてみた。

読みたいという方、星とか感想をお願いします!


簡単なあらすじ>>

令嬢スノウを激愛する執事フォートが、世話したり守ったり愛をだだ漏れさせたりするお話です。

@短編その3


「お嬢様、朝でございます」

「ん・・・?・・・・・ひゃっ?」


朝7時。

私がお仕えするボンブドゥール公国の第2公女、スノウ様の起床時間である。

正式名は『スノウ・スプリング・レ・ボンブドゥール』公爵令嬢。


「レディの部屋に!!執事とはいえ男性が入ってくるのはやめてと言ってるでしょう!!」


真っ赤なお顔で早口に叱責される。

朝からなんと・・・至福・・・


「さあ身繕いを済ませましょう」


洗面器に水を注ぎ、タオルを腕に下げてお嬢様を手招きする。


「だから!!侍女や女中にやらせなさいっ!!」

「彼女達はお嬢様のお召し物の用意をしています。私がお召し物をご用意し「もーーーっ!!」


ベッドから降り、スリッパを履くとパタパタと早足で私の傍にやって来た。

その前に私は水に1、2滴オイルを垂らす。美顔効果もあるエッシェンシャルオイルだ。


「本日は公爵領のホワイトローズです」

「ま。良い香り」


水滴を散らさない様に顔をすすぎ、こちらを見ないままお嬢様は手を伸ばす。

その手にタオルをそっと乗せるとぽんぽんと押す様に水を拭い、タオルを私に手渡す。

ああ・・お嬢様のお顔を拭いたタオル・・・

お嬢様が着替えるために部屋を出て行くのを確認・・・

ポフッ。

お嬢様が顔を拭いたタオルに、顔を押し付ける。

ローズの香り・・・ああ・・さらに至福の時・・・

およそ1分堪能。


そして徐に靴を脱ぎ、ベッドにダーーイブ!!

おおお・・・暖かい・・・お嬢様の匂いがする・・・もうここは極楽かな?

ゴロゴロとベッドで転がってはしゃぐ事1分。

シュッとシーツを剥ぎ、新しいシーツと取り替え、ピシッとシワひとつなくベッドメイキング

その後シーツは私の部屋に持っていき、自分のシーツと取り替えて水場に持って行く。

作業が済んだ頃、お嬢様は着替えが終わっている。私が先導してダイニングルームにお連れし、お食事の用意をする。

お嬢様の朝食は、いつもサクッと焼いたクロワッサンにフルーツ、そして私オリジナルの紅茶で締め括る。


「良い香り・・フォートの入れる紅茶が一番美味しいわ」


そう言いながら微笑んでお茶を嗜むお嬢様・・・

ああ・・!お仕えして良かった・・!!


こうして、私の朝の恒例作業が完了したのでした。

朝食が済んだらお嬢様は学園にご登校。エントランスホールでお見送りを済ませると・・・


カツラぽーーーーーーーーん!!右にいた女中がさっと受け。

上衣シュポーーーーーーーン!!左にいた執事長がさっとハンガーで受け。

ズボンササッ!!足から抜くと後ろにいた見習い坊主がピシッと畳み。

学園の制服シャシャシャーーー!!侍女3人がパパパッと着せて。


着替え完了!!ビシイッ!!キラキラキラ・・・

「かっこいいー」「素敵ー」周りの家人達、奇声を上げる。


「では行ってくる!!」

「ハイッ!!いってらっしゃいませ!!アルフォート様!!」


エントランスには家人がずらっと並び、一斉に礼をした。

スノウの家人に見送られ、馬に乗ると学園まで一走り。

先に出掛けたスノウの馬車を追い越し、学園の門をくぐる。


実は!スノウお嬢様の執事、フォートは仮の姿!

本当の姿は、ボンブドゥール公国の隣、ブルボン王国嫡男にして第一王子、アルフォート・ルマンド・ブルボンである!!


スノウとは婚約してまだ2年。

14歳で出会い、一目惚れして父上におねだりし、婚約を交わしたのだが・・

なかなか会えない!!隣の国とはいえ、せめて二週間に一度くらいは会いたいのに・・

私がしょんぼりするのを見かねて・・


「15歳になったら学園に留学させてやろう」


と、父上は言ってくれた。

そして15歳になり、ボンブドゥールに留学して彼女とのスクールライフが始まったのだ。


ぎゃあ、可愛いいいいっ!!!

そして性格も良いっ!!!

見てくれ、あの令嬢は、私の・・・婚約者なんだぜ?思わず周りにいる誰彼構わず言いふらしたい!!


一緒に散歩・・エスコートをする時。ちょっと冒険してみたんだ!

いつもは手に手を乗せるのを、くいっと腕を曲げて『この腕の隙間に手を乗せなさい』ってやったんだ!

そしたら・・腕の隙間にそっと手を乗せ、るかと思ったら!すぽ、と手を突っ込んで!

私の腕にしがみ付いて!!む、胸が、腕に!!腕にスノウの胸の圧が!!圧がぁーー!!

ふっくら、でも重さがある!!

この日私は有頂天、にやける顔を堪えようとして、なんか怖い顔になってしまったのは仕方が無い!

スノウに心配されしまった。反省。


その後も転けそうになるのを支えて腰に腕を回し・・うわ!腰ほっそ!!と感激したり。

雨で服が濡れて、服の中が透けて見えるとか。

もちろん私は紳士ですから、私の服を着せて見えない様にしましたから!


もう、私の婚約者、なんでこんなに可愛いの?天使なの?それともこれは幻・・?


もちろん浮かれてばかりはしてません。

スノウに褒められたい、尊敬されたい、羨望の目を向けられたい!!

私の事を『婚約者なの』と御学友に自慢させてあげたい!!

だからお勉強も剣術も体術、騎馬、そして儀礼も!!儀礼は一番大事だよね。キリッと見られたいし!


傍から見ると完璧王子とまで言われている私ですが・・・

スノウが好き過ぎて・・・一緒にいたくて。一緒に!片時も離れず!!


結果!

つい執事になっちゃいました。

もちろんスノウ以外の公爵家家人、当然ご両親も知ってます。というか、許可してもらてます!


スノウは本当に可愛いし美しいし、モテモテだったそうで。

婚約中に何かあったらいけないので、ボディガードも兼ねて・・・と頼み込んじゃいました。

公爵は顔を顰めてましたが、夫人はきゃあ!と奇声を上げて破顔!!


「素敵!!アルフォート王子様!スノウを守ってくださいな!!」


なんでも昔読んだ少女小説に、似た話があったそうな。大好きなお話だったそうで、テンション高っ!


家人達にも奥様直々に説明があり・・同じく女中や侍女達も大喜び!!男衆もニヤニヤとして反対していない様子だった。


「王子様のお手伝いします!!頑張ってください!!」


熱烈に応援されてしまった。これは頑張るしかありませんね!

そんな訳で、朝お嬢様の私室に突撃したって、誰も文句言わないんですよ、ははは。


さて、そろそろ寝るか・・・

朝剥がしたお嬢様のシーツに身体を包む・・・生まれたままの姿で。

まるで地中海の神話に出てくる神様みたいな格好にしていたりする。

ああ・・・お嬢様の匂いがする・・・

今夜も乱れまくりそうですな!!


まだまだ!!私の二重生活は、卒業まで後2年続く!!



ほぼ毎日短編を1つ書いてます。随時加筆修正もします。

どの短編も割と良い感じの話に仕上げてますので、短編、色々読んでみてちょ。


pixivでも変な絵を描いたり話を書いておるのじゃ。

https://www.pixiv.net/users/476191

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― 新着の感想 ―
[一言] 読んでいて楽しかったです!笑 もしかして王子の名前って……笑笑
[良い点] 楽しいです!!愛が暴走する完璧王子、よいです(笑)
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