世間話
「沢山、買えましたわ!」
お買い物が終わってあとは屋敷に帰るだけだが、その前に休憩しようとお兄様にお誘いされたのでカフェにきた。お兄様オススメのケーキと紅茶を頼んで食べていると少し離れた席で護衛の方達も同じケーキを食べている………屈強そうな男性2人がケーキを美味しそうに食べているのがなんだか可愛らしい。
「……サラ」
「はい?どうされました?」
お兄様に呼ばれ視線を向けるとなんだか深刻そうな顔をしている。
「サラは、領地で過ごしたあとはまた王都……社交界に戻ってくるかい?」
「……それはまだわからないですわ。正直、貴族という立場に疲れてしまいました。今は思う存分領地でやりたいことやってみたいと思ってます。」
きっと仮とはいえ婚約破棄されたのだ。将来結婚する気があるのか気になるのだろう。
「とはいえ、私もダインベル家の人間です。お父様がこの方と結婚しなさいと言えばそこはきちんとしますのでご安心下さい」
「お父様の事だ。サラが嫌がることはしないだろう」
「ふふ、分かりませんわよ?でもせっかく他の方より早めに卒業したんですもの!それまでにスキルアップや領地開拓に励みますわ……あ、お兄様は王宮で働くんですよね?」
修行の旅に出てたお兄様。昨日皆んで食事した際に王宮でお父様と同じ仕事……宰相の仕事をすることを聞いた。お兄様の見た目だとかなりガタイがいいので騎士が似合うと思っていたが………。
「あぁ、3年は自由にさせて貰ったしダインベル家は代々宰相だ。これから先ダインベル家を引っ張って築いていくために色々と頑張らないいけない。まぁ、それまでは領地に遊びに行くのはなかなか出来ないけどな」
「ふふ、お兄様が来られるまでに頑張って領地開拓しておきますね」
「楽しみにしてる……よし、それじゃ紅茶も無くなったしそろそろ帰ろうか」
「はい!」
屋敷に戻ったら早速荷物整理だ。種に変えたり道具使ったりすることは色々あるが、それが終わったらあとは領地に向かうだけ……
一度書いたものが全部消えました(´・ω・`)
また書き換えるかもしれません。