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帰宅

「お父様ただいま帰りました。」


「あぁ、おかえりなさい。」



屋敷に帰ってすぐ書斎向かうと、書類と睨めっこしていたお父様。



「はぁ。陛下も陛下だレオン殿下の次はリオス殿下とは……」



「あら、リオス殿下がどうしたのです?」



リオス殿下とはレオン殿下の弟君で、レオン殿下が王位継承権を剥奪された今王位継承権一位となっている。年齢も6歳と幼いながらもレオン殿下とは違い真面目に公務にも勉学にも励んでいて弟のように可愛がっていた。


「どうしても、サラを家族に迎え入れたいらしい。リオス殿下と婚約はどうかと打診がきた。」



「まぁ!リオス殿下と私は6歳も歳が離れているのに……私よりももっとお似合いなご令嬢がいるはずですわ」



「まったく。ほんと困ったものだサラは私の娘だというのに」


「ふふ、お父様ったら」不貞腐れるお父様に思わず笑みが溢れてしまう。可愛い。


外では威厳というか顔が怖いせいか『冷徹公爵』と呼ばれているお父様。私が『冷徹公爵令嬢』と呼ばれるのはこれが由来だ。


「あ、そうでした!お父様今日学園に行きましたらお父様の言う通りでしたわ!休み時間のたびに押しかけてくるものだから大変でしたわ。昨日お話ししてたように子供の頃に頂いた領地に引き篭もろうと思います。」


「そうか……毎日会えなくなるのは寂しいが旅に出るよりはマシだろう。すぐ卒業の手続きをするから明日からは学園に行かなくて大丈夫だ。今日は疲れただろう、私も一緒に食事を取るから食事が終わったらすぐ休みなさい。」


「はい!あ、でもお仕事は良いのですか?書類沢山あるように見えるのですが……」


一緒に食事と言ってはくれたが机には書類の山がありまだ終わってはなさそうだ。


「領地に行ったら一緒過ごす機会が減ってくる。ここは王都だから毎日会えるが、あの領地に行くまでには馬車で二日かかるからな……仕事が終わらないようであれば王宮系の仕事はサウザー家ベリッツ家のあの二人に任せれば良い」


「あ、それでしたら喜んで引き受けてくださいそうですね……でも、私が出来そうな領地内の書類でしたらお手伝いしますので言ってくださいね」


「あぁ、ありがとう。さぁ、母さんやゼインも待ってるだろう一緒に食事しよう」


「はい!お父様!」


手を出してくれたので遠慮なくお父様と手を繋いで書斎を出る。転生前のお父さんも大好きだが今この世界のお父様も大好きだ。領地に行けばお父様のいう通り会える機会も減ってくる。王都にいる間は家族の時間を大切に過ごそう。



(´・ω・)焼き魚食べたい。。。

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