『パースペクティブについて』
『パースペクティブについて』
㈠
所謂、パースペクティブが破壊される時、それは確かに、詩の攻撃である。
㈡
誰が他者にパースペクティブを建設して充分だと、言える資格があるだろうか。
㈢
誰もが自由ならば、誰にも束縛されないならば、パースペクティブは、破壊の対象となる。
㈣
揺ぎ無い意思というものが、果てしない宇宙空間まで到達する時、パースペクティブは揺らいでいる。
㈤
何かに託した思いというものは、不自由過ぎる程、自由なのである。
㈥
結果として、パースペクティブは、小説が破壊される対象になって、詩人になるまでの、通路に過ぎないと、実感を与えてくるのみである。