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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約6年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

銃声は荒野に啼く〜魔弾の射手は金欠です?〜

ここは大陸西部、“凪の街”。開拓者たちのオアシスである。
ライザ・ハイラックス。十八歳。女賞金稼ぎ。
西部でも一、二を争うと噂される、凄腕の銃士でもある。
この街で彼女の名前を出すと、返ってくる反応は各人様々だった。

「うちの店にはよく来てくれるよ。大体いつも腹を空かせているな」
――カフェ店主

「良い腕しておるわい。儂の若い頃みたいにの!」
――老保安官

「この辺でその名前を出すのはやめてくれ」
――バーのマスター

「あのアマだきゃ絶対に許さねぇ!」
――ギャングと思しき男

時は後に大開拓時代と呼ばれる、熱狂の時代。
風の凪ぐ街に、今日も炸裂魔弾の銃声が響く。

「臨時収入も入ったし、ぱぁーっとやるわよ!」

「だから貯金が出来ないんだよ、姉さんは」

その日暮らしのファンタジック西部劇、開幕。
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