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懺悔

作者: いかすみぱすた

歪みきってしまった思考。

どうしてこうなった。じぶん。


これが、罰なのか。




夜中によく夢を視る。

暗いぬらりとした、液体とも気体ともいえないモノの中を歩いている。呼吸がうまくできなくて苦しいのに、そこが心地よくて。時間を感じず、唯、その中に存在しているだけのじぶん。

若しくは、だだっ広い広間の中で彷徨っている。誰もいない、じぶんだけが取り残された余りにも大きすぎる空間。

これは夢だ!と強く思い、必死で飛び起きる。きちんと布団をかぶって寝て居ることに安堵し、微睡みの中に堕ちていく。しかし又、この夢を視ることを祈っている。


成長していくに従って、思い切り笑うことがなくなった。


幼い頃は誰だって無邪気で素直。心から思った事を口に出せ、屈託無く笑った。何をしても楽しく、本当に箸が転がっても面白くてみんなで何時間でも楽しい話ができた。



大きくなっていく過程で様々な感情を知った。


嫉妬、嫉み、優越感、蹴落とし合い、順番に人を虐めては楽しむ人間がいることも学んだ。

どういう人間なのか、必要以上に伺うようになった。

友達ができてもうまく関係を続けられなくなった。


どうせいつかはじぶんから離れていくのだから、と思うとうまく笑えなくなった。

そしてじぶんから距離をつくった。

誰でも、いつでも、そうだった。


人に関心を持たないように努めた。

ほんとうに無くしてしまうのは怖かった。


そうしていきていく中で不必要にじぶんを卑下するようになった。

最初は口だけだったのに。

…ダメなやつ

小さな心の声がだんだん大きくなってきて。

心臓がぎゅっと握りつぶされるようなせつなさを覚える。

その思考に、取り憑かれる。


SNSをみて、当たり前のように友達と出かけ、話し、笑っている投稿を信じられないように見てしまう。

嗚呼、これが普通なんだな、と。

気の利いた相槌も打てない、会話も続かない、話題がない、うまく笑顔が造れず引きつったようになってしまう。

これじゃ確かにダメだなぁ。


しっとりした夜、孤独感と閉塞感に呑まれそうな時

これがうまく生きられない、自業自得な自身への罰なのかと考えると

仄かにうれしくて嗤ってしまうのだ。

やっと、この感情に理由が生まれるから。

罰なのだ。




…懺悔。


うまく人と接せられない、疎外感を感じることってよくあると思います。

じぶん自身もすごく悩む時もあればそうでもない時もある、気持ちに波があって疲れてしまいます。

自身が変わらなければ周りも変わらないんですよね。心の持ち様だというのは分かっているけどどん底の思考から這い上がれなくなる時もある。しんどいです。


少しでも同じように感じている方がこれを読んでくださると嬉しいです。


初、投稿でこんな暗くていいのか…笑


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