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ゆるクエ  作者: おでん信用金庫
Season1 勇者、再始動の章(プロローグ)
4/114

#3 悪ぃが、この旅やる気ねンだわ

前回までのあらすじ


残像撃ち合いバトル

伝令係「はい、まぁ王様に黙って出てきましたが、4人ともお身体に気をつけて残党を殲滅してきてください」


カズ「俺ひとことも行くなんて言ってないんだけどな」


伝令係「では私はこれで失礼」


カズ「うわぁシカトかよ。城で働く奴らって全然話聞かねーよな。この公務員どもが」


ユイ「お前勇者だろ。勇者なんだからちゃんと与えられた仕事をしろよ仕事を」


カズ「ごもっともだが、自己紹介すら面倒がるお前に言われるとムカつくなぁ」


マリア「そこまでにいたしなさいカズさん。負け犬の遠吠えはみっともないですわよ」


カズ「あちゃあ、マリアさん以外と毒舌。てかいつの間に俺は負け犬になったの?」


ネロ「いいじゃないか、負け犬にもいいところはあるぞ!遠吠えとか!」


カズ「それが今まさにみっともねぇって言われてんだよ!!」


ユイ「そういうのいいから早く行くぞ。めんどいし、さっさと殲滅して帰りたい」


マリア「わたくしもモンスター退治とか好みませんし早く帰りたいですわ」


ネロ「はっはっは、私はどっちでもいいぞ!」


カズ「なんだお前ら。そろいもそろってやる気の無い」


ユイ「いやお前もだろ」


マリア「わたくしたち別に好きでこの旅に志願したわけではありませんし」


カズ「えぇ違うのかよ。じゃあなんでお前ら俺と旅することになってんの・・・」



ユイ「親にそろそろパーティ組んで旅しろって言われてパーティ組もうとしたけど、1人も集まらないところを王様にスカウトされた。」


マリア「お父様に庶民の気持ちになってパーティ組んで旅してきなさいって言われてパーティを組もうとしたのですけれど、1人も集まりませんところを王様にスカウトされたのですわ。」


ネロ「父さんがヤンキー時代に誤って殺して山奥に埋めた友人の死体を証拠隠滅したいからパーティ組んで旅してるついでに回収してきてくれって言われてパーティ組もうとしのだが、1人も集まらなかったトコを王様にスカウトされたのだ!」



カズ「全員親かよ!!」



―――――



ゼロサム城 王室


???「彼らは旅立ちましたか」


王様「あっ、御師父コーカス!お久しぶりございます」


コーカス「久しぶりですね。どうでしたか彼らは」


王様「お世辞にも頼もしいとは言えませんなぁ」


コーカス「でしょう。だが彼らの真の強みはいざという時に放たれる秘めたる力にあります。彼らは私が見込んだ、やればできる子たちです。きっとその力、王国のために役立てられるでしょう。」


王様「だと、いいのですが。それでは私はエアテニスの用事がありますので…」


コーカス「またですか。あれは地球圏の瘴気(しょうき)が乱れるから控えていたのではなかったのですか」


王様「それでも私は、エアテニスを捨て切れないおとこなのです」


コーカス「うわぁ真顔でなにいってんだこいつ死ねばいいのに」


王様「・・・相変わらず御師父のお言葉はお厳しい」


はよ出発せぇや

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