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ゆるクエ  作者: おでん信用金庫
Season1 勇者、再始動の章(プロローグ)
3/114

#2 ランララン、射殺気分♪

前回までのあらすじ


勇者カズはパチンカス

カズ「え、全員女なんですの?」


王様「そうだ。とりあえず自己紹介して。はい、ユイから」


ユイ「はぁ~めんど、ペッ((たん)を吐く)」


カズ「うわぁ態度悪っ。王室で痰吐いたよこの子」


ユイ「・・・ユイ。ユイ・ルマリアンド。はい、これでいい?」


王様「勇者、いい?」


カズ「うん、いいんじゃない(適当)」


王様「はいOK。じゃあ次」


マリア「はい、システィーナ・マリアですわ。よろしくお願いしますわ!」


カズ「ほう、さっきの奴と違って元気いいな。痰も吐かないし。口調的にお嬢様キャラかな」


王様「キャラというか、彼女は我が王国のカジノの経営権を牛耳(ぎゅうじ)る富豪システィーナ家の令嬢(れいじょう)。お嬢様そのものだ」


カズ「へぇ、なんでそんなボンボンが旅に?」


マリア「クソジ・・・お父様のご意向ですわ」


カズ「あっ本性出した。ぜってー嫌々来たよな君?」


マリア「・・・何のことでしょう?」


王様「はい、そういうのは後でやってね。じゃあ最後」


ネロ「いえーい!俺様の名は『チダイニ・クルッタ・レノヒハ・ナタ-リア』だ、よろしくな!(威風堂々)」


カズ「あ〜ん絶望的に聞き取れなかった。ワンモアください」


ネロ「はっはっは冗談だ。本当はネロ・ミカエラ・フェザーライトだ!」


カズ「あっ、お前さてはアレだな」


ネロ「なんだろうか?」


カズ「めんどくせぇな?」


ネロ「うむ、何故かよく言われるぞ。ちなみにさっきのは私の友人の名だ!」


カズ「いるのか、この世の悪を寄せ集めたみたいな名前の人間が・・・」


ネロ「すまん、冗談だ!(善意100%)」


カズ「ハイ王様っ!コイツ一発殴っていいですか!」


ネロ「お、喧嘩か!いいねぇ、どちらかの鎖骨(さこつ)が飛び散るまでやろうぜ!」


カズ「なぜ肩周辺を重点的に殴ろうする。リンパ管潰す気?」


王様「えぇ・・・喧嘩ダメ。ホコリ舞うし・・・」


カズ「予想以上にオカンみたいな理由がきた」


王様「はいはい!じゃあ自己紹介は終わったね!はい、じゃあ今からこの4人で残党軍を倒してきてください!二度は言わんぞ!はいアリーヴェデルチ!」


カズ「重要な話の流れをサラッと済ますんじゃない!てか俺は行くなんて一言も言ってないぞ!?」


王様「うるせぇ!今からサンララップ王国の友人『アレキサンディエゴ』と『エアテニス』やる用事があるんだよ!」


カズ「知らないヤツと訳の分からんことをしようとするな!」


王様「世界の命運は君たちパーティ難民どもに懸かっているかもしれないのだ!心してかかるように!ハイもう言いません!До() свидания(スビダーニャ)!」


カズ「パーティ難民どもだと?オイ待て、なんだそれ!少なくとも俺はそんな難民になった覚えは・・・」


王様「貴様、しつこいぞ。もう話は終わったんだよ。私には用事があるんだ。友人とエアテニスをするのだ。お前と話をしている時間はないんだよ。いいか、次私に話しかけてみろ?そこにいる私の側近の腰にかけているカラシニコフがお前に火を吹くことになるぞ(大脅迫)」


カズ「唐突に火器を出さないで」


側近「カラシニコフじゃねーよ、M16だっつってんだろハゲ(ハゲへの冒涜(ぼうとく))」


王様「あぁ?いまなんつったオメ-?」


側近「M16だって言ってんだよボケ。何度も言わすな。ソ連の皆さんに謝れ。四つん這いで」


王様「ククそうか、まずは貴様という無礼者を始末しなければならないようだな」


発砲音「パァン」


王様「ぐはっ・・・貴様・・・(被弾)」


側近「AK-74とM16の違いも分からねぇ愚図(グズ)に、この国を統べる資格はない。王、射殺完りょ…」


発砲音「パァン」


側近「うっ・・・。かはっ・・・な、なんだと(被弾)」


王様「いつから私が本体だと錯覚していた。それは私の残像だ!」


側近「・・・」


王様「なんだ、なにも喋らない・・・。ハッ、まさか、この側近も残像!?」




一方その頃側近(本体)は―――――


側近「はい!チェゲバラとプーチンのフルハウス!俺の勝ちぃ!!」


仲間「うわぁ~~また負けたァ~~!!」


側近「へっ、これで俺の圧勝だな」


仲間「ていうかお前、今日は王室警備の日じゃなかったか?俺んちでポーカーなんかしてていいのかよ?」


側近「え、ダルいから残像置いてきた」


仲間「なるほど、じゃあもう一戦やるべ」


側近「んだんだ」


―――――




王様「フッ・・・私も老いたようだな。・・・あれ?」


王様「勇者たちは?」


伝聞係「はっ、王様が残像とはしゃいでる間に外に出られたようです」


王様「はしゃいでねーし。ふっ。それにしても、流石は私の見込んだ4人。私に気付かれずに姿を消すとは、やればできるじゃないか」


王様「いいな『やればできる子供達』通称『YDK』よ。必ず生きて戻るのじゃぞ」


伝聞係「側近に殺させようとしてたくせに」


王様「冗談やがな(暗黒微笑)」

すみませんではすみません

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