理由【200字】
高校時代、僕と彼女は「親友」だった。
携帯の無い彼女の、家電からの深夜の愚痴に、僕はよくつき合わされた。
だが僕らは親友のまま卒業し、彼女からは連絡もなく、疎遠になった。
今日、家の玄関で写真立てが落ちて割れていた。卒業の時にフレームごと貰った2人の写真だ。
外れた写真の裏に、
「ずっとありがとう。今度はココに電話してね。待ってる」
携帯番号が、懐かしい字で書いてあった。
その長電話の為に、僕は会社に遅刻した。
高校時代、僕と彼女は「親友」だった。
携帯の無い彼女の、家電からの深夜の愚痴に、僕はよくつき合わされた。
だが僕らは親友のまま卒業し、彼女からは連絡もなく、疎遠になった。
今日、家の玄関で写真立てが落ちて割れていた。卒業の時にフレームごと貰った2人の写真だ。
外れた写真の裏に、
「ずっとありがとう。今度はココに電話してね。待ってる」
携帯番号が、懐かしい字で書いてあった。
その長電話の為に、僕は会社に遅刻した。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。