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クジャクとペンギン
クジャクはメスだけが卵を温めたり子どもを育てたりする。
オスはキレイで目立つ羽をしているため、卵や子どもの近くにいると天敵に見つかりやすく、危険に晒してしまうからである。
反対にメスは目立たないよう地味な姿をしている。
オスは子育てには関与しないが、代わりにメスの世話になるようなことも無い。
メスのジャマをしないように配慮している。
ペンギンは夫婦が協力して卵を温める。
メスは海へ入りエサを食べている間、オスが卵を温める。
反対に、オスがエサを食べている間はメスが卵を温める。
ペンギンはオスとメスの外見に違いがないため、この方法をとるのである。
人間の男女はどちらかというとペンギンの雌雄に似ている。
出産や授乳などの差異は存在するが、それ以外の機能は同一であり、労働も教育も勉学も同じ様に行うことができる肉体となっている。
この点から考えれば、「男より女が家事・育児を行った方が良い」「女は労働しない方が良い」などという理論には、根拠がないと言える。