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間違った間違い探し
間違い探しは、正しい絵と間違った絵を見比べる形式で行う。
もし、間違った絵だけを見せた場合、正しい絵との違いが分からず、何が間違っているのかがわからない。
中には明らかに不自然な間違いもあり、その場合は間違った絵だけでも成立するが、それでも正しい絵と見比べた方がわかりやすい。
逆に正しい絵だけでは間違いの探しようがないため、全く間違いがわからない。
故に、間違い探しが成立しない。
人の行いについての正否も同様である。
間違った例、悪い例を一切見せずに正しい例だけを見せていては、その違いに気付けず、何が間違いなのか、何故間違いなのかがわからない。
人に過ちを犯させないようにするためには、正しいものと間違っているものの両方を見せ、その違いに気付けるようにすることが重要なのではないだろうか?
間違った例や悪い例だからといって、何でもかんでも見せないようにするのは間違いではないだろうか?