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#48 恒例行事といえど、楽しいのは楽しいのだ

 まーちに待った、土曜日だあああああああ!

 

 しかし現在午前五時です。

 きなこが戻ってくるのはもうちょいあと。

 はい、そうですね。早く起きすぎましたね。

 いつもより更に1時間、早く起きちゃいました。

 どんだけ楽しみだったんだって話だよね。


 きなこが帰ってきたら、今回は新しい玩具を用意したのです。 ……いいえ、実を言えば用意したのは母君でした。

 俺が幼稚園に行っている間に母君がお買い物してきたようです。


 じゃーん、猫のぬいぐるみ(体長60㎝)! と、うさぎのぬいぐるみ(手乗りサイズ)! ぐるみ屋というぬいぐるみ屋さんのぬいぐるみでーす。わりとぬいぐるみブランドとしては有名なお店らしく、お値段もそこそこ張る物らしいけど、持っていると幸福が訪れるとかなんとか。


 ついでに俺もぐるみ屋のぬいぐるみを何個か持っている。母君がぐるみ屋のファンなのです。

 ぐるみ屋のぬいぐるみは動物モチーフが多いのだけど、ドラゴンとか恐竜もあるのです。

 ……恐竜はともかく、ドラゴンはヒトでは? と思うのだけど、まあ、ドラゴンモチーフって、どこの世界でも男の子のハートをガッチリ掴んでるからね、そういうことだね。


 とっても残念なことに、ぐるみ屋は平日の数日しか空いてない激レアなお店なため俺は店に行ったことがないのだ……いつか行ってみたいもんだ……


 当然。俺の心もぐるみ屋にガッチリホールドされてます。ドラゴン大好き。かっけーもん。

 それに、抱き心地がよいので、寝るとき抱くといい感じなのだ。淋しいときは良く抱っこして寝る。


 ちょっと少女趣味か? とも思うが、誰も見てないので問題ないね。


 早朝なのであまり物音を立てたくない。

 昨日は父上が帰宅しているので、本日は父上も、寝室で就寝しているのです。まだまだ爆睡中。

 まあ、日々忙しく働いているので、疲れがとれないんでしょう。良く寝て元気になってくれ。

 母君はもう起きているみたいだけど……寧ろ、母君いつ寝てるんだ? いつかまた倒れないか心配である。


 そう、母君は一度倒れたことがある。

 俺が3歳くらいだったある日のことだった。

 過労か何かで

 倒れたことがあるのだ。

 幸い家で、ゆっくりして事なきを得たのだが……また倒れられたら困るので、たまにはゆっくりしてほしい。と、いうか。俺的には寝坊してくれるくらいのほうが気が楽である。

 朝ご飯とか、毎日食パンとヨーグルトでいいと思う。自分で用意できるし。


 もうちょい、包丁の扱いがちゃんとできるようになったらなあ……まあ、最難関はコンロの火だが。


 ありがたいことに、我が家のコンロはガス火らしい。ガス、どっから調達してるのか謎だが。

 IHより、火が見えるほうが煮物とかやりやすいんだよね。昔取った杵柄というかね? 調味料もあっちの世界と全く一緒な理由はないので、いろいろ勘を取り戻すためにも実験しないとなあ……


 まあ、んなことより今日だ。きなこだ。

 

 しかしまだ早朝なので時間がたっぷりあるのです。いつものルーティンするしかないね。

 ふんふんと鼻歌を歌いつつ、ラジオ体操をする。

 ……まぁ、前世のラジオ体操の音源なんて、この世界にゃないからねぇー。鼻歌で再現するしかないのだ……音源欲しいなぁ……

 ……いえ、ね? この世界……いや、アルヴェリア王国-八番街-にもね? そら、堕ち人の知識がありますからね? ありますよ? ラジオ体操。でも、前世のとはすんごく違うのよねぇ……長年こっちで進化し続けた結果ですかね……?

 だので、俺は鼻歌で前世のラジオ体操を再現するのです。


 一通りラジオ体操を完遂し、それからサテライトで絵本を数冊読む。

 最近はいろいろな絵本を読めるようになってきたのでうれしい。し、新しいストーリーに触れるとワクワクしたりドキドキしたり、やっぱ読書って最高ですわ。

 前世がウェブ小説読み漁りマンだったので、今世も本が大好きなのは相変わらず。

 あぁ、いつか自分の部屋に図書室作りてえなぁ……いろんな本を本棚に納めてぇ……紅茶やコーヒーをキメ……もとい、飲みながら本を読む休日……なんて素敵!

 もちろん、そんな俺の傍らにはきなこがいて、ほかのきゅっきゅちゃんの為の日向ぼっこスペースなんかも作っちゃったりして! 夢が広がりんぐー!


 まぁ、きなこが無事退院して? 俺が冒険者になって?

 諸所の目標を達成してから、だよね……

 しっかし、きなこちゃん。魔術師として超優秀らしいし、あれか。

 きなこ専用の魔術の研究室とかも用意したらいいのかな?

 まぁ、いざ家建てるときに、ユウキとかも交えてわちゃわちゃ計画を立てようか。

 うふふ。狸の皮算用なのはわかり切っているが、やっぱ楽しいものである。


 暫く、狸の皮算用よろしく、未来のことを妄想してむふむふしていたが、はたと時刻を確認すれば、午前7時半。いい頃合いだった。

 服を着替えて、階段を下りてリビングへ。

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