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私の二千二十三年のインクトーバー  作者: アメリカから来ました
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第三日:道

道から離れるな。森に入るな。村から神社までの森を貫く道について話したら、村人のみんながそう言ってる。特に母はいつもそう警告したんだ。十年前に誰かが森に入って戻れなかったとか。私はもうこの道を何回通りすがったことがあったし、今までみんなが決められたルールを守り続けた。でも、本当にそれでいいのか?目の端でたまに見た。森の奥で小さく聞こえた。踊れる人々。火の明かり。太鼓と笛の音。人の声。でも私はそれを目で確認する時も聞こうと努める時もいつも消えるんだ。だから今回は私は森に入ることにした。


道をたどったまま十分経過した後、また右から男女の笑い声を聞いた。駆け出して声の所に向こうとしたけど、どんだけ走れようとしても、永遠に辿り着けないと気がした。それでも走り続けた。でもそれを気づいた時、既に道を見えることができなかった。よく考えると、その笑い声の方向が何回も変わったんだ。パニックに満ち始めた。その時に人と遂に会えた。


彼は母と同じ年齢に見えたんだ。ボロボロの服を着ていて、面倒な面だった。私を呼んで、彼と一緒にこいと言った。道に戻ろる方法が分かると言って、彼がこの森の唯一の住民だと説明した「他の物は幽霊だけ」とか言ったと思うがあまり聞いてなかった。何故なら彼と一緒に歩き始めたからその幽霊の声が絶叫に変わったからだ。私が怯えている事に気づいて、彼が神社の神に恵められたと説明して、彼のお陰でその幽霊がかかって来ないと安心させた。


数分で道に戻って、私が彼に村に誘ったけど、彼が拒否して、森の奥に戻った。その後で母と話したら、母が急に泣き始めた。その十年前に消えた人って私の父と言いながら、あの事件について説明した。彼と彼の弟が森に入って、悪霊と遭遇したって。弟が村に戻って、父が悪霊に殺されたと伝えられた。


今日も森に入るつもりだ。また父と会うために。今回なら彼を村に引っ張り出す。みんなの幸せのために。

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