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僕は海軍総司令官  作者: パイン
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ハワイ空爆

 前回の日本海海戦でソ連やイギリスの主力艦隊を壊滅させることには成功した。しかし、太平洋に展開しているアメリカ太平洋艦隊はまだ脅威だ。ヨーロッパ戦線から部隊を引き抜いてまで日本を叩こうとしている。


アメリカの工業力は脅威的だ。情報部によれば、新しく新型空母10隻の建造に着手しているらしい。

戦いを早く終わらせるためにも、真珠湾攻撃のような大規模な一撃をアメリカに加える必要がある。



脅威と言えば、アメリカは世界最強の海兵隊を持っている。しかも、その総数は100万人を超えるそうだ。この海兵隊を壊滅させなければ、占領しているミッドウェー諸島やサイパン島などが危険だ。どうにかして海兵隊をおびき出せないのか・・・




ーミッドウェー島飛行場ー


「一式陸攻着陸しまーす!!」


ブー――――ン


爆音を立て、総勢100機の一式陸上攻撃機がミッドウェーの飛行場に舞い降りる。この一式陸攻を使いハワイを空爆すればアメリカは絶対にここを占領せざるを得ないだろう。そこに戦艦や航空機を突入させ、米海兵隊を一網打尽にするのだ。



ーハワイ オアフ島ー


ウ―――ウーーー


「空襲警報!空襲警報!敵機接近!至急迎撃機を!!」


真珠湾攻撃から時間がたち、あれだけ空爆した飛行場は息を吹き返していた。 滑走路が修理され、戦闘機もF4Uコルセアが配備されている。しかし、それも想定内だった。


敵機が突っ込んでくる。一式陸攻の機銃が火を噴くが、機銃弾をかわした敵機が機銃を掃射し、装甲の薄い一式陸攻は火を噴いて墜落してしまう。数機が墜落していくが、米軍の攻撃もここまでだった。


上空から銀色の翼を光らせた零戦が敵機に向かって20ミリ機銃を掃射しながら突っ込んでくる。 コルセアの青い翼が吹き飛ばされ、ハワイ上空は地獄絵図となった。 


また、零戦相手に格闘戦を挑んだ米パイロットは機動力と技量の差を見せつけられ、次々に墜落していった。こうして、折角修理した飛行場も軍港も炎に包まれた。


この被害にホワイトハウスも震え上がり、大統領はミッドウェー諸島の占領を厳命したのだった。

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