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僕は海軍総司令官  作者: パイン
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ソ連との戦闘

ー満州ー


「早く逃げろ!ソ連が来るぞぉ!」


兵士が必死に住民を避難させている。


ドオン!!


群衆のど真ん中に砲弾が着弾し、見ていられないほどの凄まじい光景が広がった。 ソ連が大日本帝国に宣戦布告したことは、すぐにアメリカやイギリスの知るところとなった。


この日、すべての連合国が勝利を確信した。しかし・・・


「こちら武蔵観測機。敵砲撃陣地を確認。あとはそっちで派手にやれ」


「大和艦橋了解。主砲三式弾、砲撃始め!」


大和率いる支援艦隊がギリギリで到着し、ソ連軍の第一陣と交戦を始めた。砲撃に使われたのは対空用の三式弾だが、中には大量の火薬が詰められている。最初の一斉射でソ連軍のおよそ3割が炎に包まれた。そして真珠湾攻撃で名をはせた 赤城 加賀 蒼龍 飛龍 などを基幹とした機動部隊の支援もあり、ソ連軍を退けることができた。


ーモスクワー


「なぜだ!なぜ我々が東洋のサルごときに苦戦を強いられる!また日露戦争の二の舞か!」

スターリンは兵力の半分を対日戦線に配備することを決めた。ロシアの大艦隊が日本に迫っていた・・・


ーハワイから数百キロ南のキリバスー

ヨーロッパ戦線から太平洋に移ってきたアメリカの主力艦隊だ。

「いいかお前ら!我々はハワイで沢山の勇敢な戦士、船を失った。本当なら今頃ハワイで作戦立案をしていただろうに、今では入港もままならない有り様だ。味方のためにも、負けるわけにはいかない。絶対にかつぞ!」


日本に大きすぎる脅威が迫っていた。


「長官!潜水艦から緊急電です」


いきなり、ぼくの部屋に将校が入ってきた。


「なんだ?」


「インド洋沖で警戒中の潜水艦からです『敵水上艦艇40隻を確認。内訳は 戦艦12隻 大型空母6隻 小型空母2隻 重巡10隻 軽巡および駆逐艦50隻以上。ソ連およびイギリスの連合艦隊と思われる』とのことです」


「まさか、仲の悪い二か国が手を結ぶとは。ドイツへの宣戦布告で利害が一致したわけか」


「長官、いかがいたしますか?」


「もちろん迎撃する。満州支援に向かっていた部隊を至急向かわせろ。佐世保に残ってる部隊も全てだ。なお、空母部隊は一度長崎に向かえ。新型戦闘機の800機が待っているそうだ」


「了解しました」


帝国海軍空母部隊は大きな力を手に入れた。世界トップクラスの戦闘機と最強のパイロットだ。空母には新しく爆撃機彗星 雷撃機天山 零戦52型甲を搭載し、十分な戦力が備わっていた。そして極秘だが、ジェット戦闘機の開発にも着手している。

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